下記関連記事で触れたように、すでに第4回まで終わっている、福岡大学人文学部歴史学科教授 桃﨑祐輔先生による全6回の講座「邪馬台国三国志」。今、見ると第5回と第6回が独立したページになっている。それらの下記ページによると、福岡県福岡市博多区博多駅前2-1-1福岡朝日ビル8階 朝日カルチャーセンター福岡教室にて2024年、2月19日、3月18日の第3月曜日13時から14時30分まで開催でそれぞれタイトルが「出雲・越勢力と四隅突出形墳の終焉」、「伊都国・奴国の終焉から沖ノ島祭祀へ」になり、「本講座はZoomウェビナーを使用した、教室でもオンラインでも受講できる自由選択講座です」とのこと。受講料はそれぞれ会員3100円(税別)、一般3600円(税別)。
ここからが本題で、すでに終えた講座も各回ごとに見逃し配信(つまり録画を配信)が開始されており、下記ページにあるように、2023年10月16日分の「魏・呉・蜀と楽浪公孫氏の考古学」があがる。受講料は同じく会員3100円(税別)、一般3600円(税別)。「視聴期間は、お申込み日から1週間です。」とのこと。
2023年10月16日の講座の録画です。
中国では、三国志の時代の考古学が近年急速に進展しています。その中で最大の成果は、220年に没した魏の曹操の墓の発見で、曹操の父母や曹植・曹休の墓も見つかっています。呉では、朱温や丁奉をはじめとする三国志の有名人の墓と豊かな副葬品が次々と見つかり、長沙走馬楼遺跡では、古井戸から10万点を超える木簡が出土しました。また蜀では、崖墓と呼ばれる横穴墓から生活感溢れる人物俑が出土し、後漢時代と変わらぬ生活を謳歌する民衆の姿が見えてきます。魏に滅ぼされた楽浪公孫氏も、倭国大乱や卑弥呼即位との関係が注目されます。
従来の邪馬台国所在地論争は、同時代の中国考古学の成果を無視し、日中の考古学的成果をきちんと対比せず、日本の中だけで進めてきた点が問題でした。本講座では、中国の三国志時代の最新発掘成果を通覧します。
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