第一回プチオフ会レポート 文:清岡美津夫
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14、三国志トランプで一勝負
 日もだんだんと傾きはじめた頃、いつしか話題は三国志トランプのことへ。

 一言、三国志トランプといっても何種類かあるらしい。

 梅さんは横浜中華街で購入し、夢遊さんは「漢代王車の輝き」展の期間中、京都文化博物館で購入 (東呉華亭三国志掲示板過去ログ記事番号[943]参照)とのこと。

 実は二人とも関プチでの話のネタにするため、トランプを持参してくれる。しかも偶然、同じ種類のトランプだった。 一枚一枚、三国志の人物の絵がえがかれていて、それぞれその人物名と簡単な説明が書かれている。 説明文とかの中国語簡体字を見ると、それが中国製だということがよくわかる。 箱の絵が孔明の絵でカードの裏の模様も孔明上半身を上下逆さに配した柄…… と、ここまで孔明をクローズアップしてることから、賢明な読者諸君ならもうお判りのように、このトランプは「三国演義 高級撲克」と銘打たれている三国演義準拠なのだ (そして何故か孔明はジョーカー)

 ただ、梅さんのトランプは、買ったときから、一部、汚れていたり、破れていたりしてたようだ。

 と、三国志トランプの話題であれこれ盛り上がっていると、次第に「遊んでみよう♪」ってことに。

 で、早速、夢遊さんがカバンから三国志トランプを取り出し、シャッフルしはじめる。 初めだから、簡単なのをやろう、ババ抜きをしよう、でも、もう一枚のジョーカーの司馬懿も出したいので、どのカードがババかわからないジジ抜きをしよう、ということに。

 陸さんの手によりカードの山から一枚、カードが抜かれ、「ジジ」が決められ、いざ、ジジ抜き開始。私のカードを夢遊さんが抜き、夢遊さんのカードをいな吉さんが抜くというような席順の反時計回りで進んでいく。

 お馴染みの三国志の人物を見ながらのトランプ。 それに数字が揃って場にカードのペアを出るので、手元のカード以外も見れるし、それが話のネタになって大盛り上がり。

 董卓(ダイヤのエース)と孫権(クラブのエース)がペアで場に出されたとき、孫権、可愛そうでした。 なぜか孫権は太って描かれてて、なんだか董卓とキャラかぶっているし(苦笑)

 それと、三国演義がトランプの元ネタであることも、話のネタになる。 「この仲達の説明文に空城の計があるんですよ」と残念そうな、いな吉さん。 空城の計は演義で孔明が仲達にかけた計略。いくら演義といっても、説明文ならせめてその人物の良いところをいれようよ(汗)  「この呉国太って誰? なんで呉夫人さんがいないんですか」と私、清岡。 最近まで知らなかったんですが、演義には、史書にはいない呉国太という孫堅の妻がいるとのこと。 トランプでこの呉国太が出ているのに正妻の呉夫人がいないと、清岡、憤慨(笑)

 さすがに9名でのジジ抜きはカード回りが悪くて、みんな、なかなかペアを作れないでいた。

 そんな混戦の中、いち早く手元のカードをすべてさばいたのはヒロミさん。おめでとうございます、賞品はカエルサブレです♪

 そこから次々とみんな、あがっていく。最後に残ったのは、梅さんと私、清岡。カードの引き合い。だけど、二合目で梅さん、ペアをつくって上がり。 清岡の負け。ううう、こういう勝負ごと、弱いんですよぉ(泣)
 それで陸さんが初めに引いた「ジジ」のペアは、馬謖だった。 泣いて斬られる前にそんなとこに隠れていたのですね(笑)

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