※前記事
千葉大学の入試で後漢書関連2015
上記記事に引き続き、大学入試に三国関連がないか、下記サイトをチェックする。
・大学入試2015 : 大学入試 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/nyushi/
※残念ながら2015年の分はRobot.txtでアーカイブが弾かれている。
そうすると国公立前期入試日程(2月25日)の広島大学に『晋書』関連がある…いや前回と違って、『三国志』が対象とする時代にかかっているかどうかすらわからない、というか列伝の並びからいって多分大きく離れているんだろうね。同じ巻の冒頭の陳訓伝では「孫皓」とあって三国時代であることは確定なんだけど、今回取り上げる巻は占い列伝のようで、回りの伝では「郭璞」がやたら登場するし。
・広島大学
http://www.hiroshima-u.ac.jp/
広島大学前期入試の国語(古典)の第三問は、『晋書』巻九十五列伝六十五隗炤伝を読んで、後の問に答えるもの。もちろん入試問題なんで、漢文に返り点や送り仮名がついている。全7問。問われている所はやはり内容だけじゃなく、漢文の日本式読解が重視されてある。
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・『晋書』巻九十五列伝六十五隗炤伝
隗炤、汝陰人也。善於易。臨終、書版授其妻曰:「吾亡後當大荒窮、雖爾、慎莫賣宅也。卻後五年春、當有詔使來頓此亭、姓龔、此人負吾金、即以此版往責之、勿違言也。」炤亡後、其家大困乏、欲賣宅、憶夫言輒止。期日、有龔使者止亭中、妻遂齎版往責之。使者執版惘然、不知所以。妻曰:「夫臨亡、手書版見命如此、不敢妄也。」使者沈吟良久而悟、謂曰:「賢夫何善?」妻曰:「夫善於易、而未曾為人卜也。」使者曰:「噫、可知矣!」乃命取蓍筮之、卦成、撫掌而歎曰:「妙哉隗生!含明隱跡、可謂鏡窮達而洞吉凶者也。」於是告炤妻曰:「吾不相負金也、賢夫自有金耳、知亡後當暫窮、故藏金以待太平、所以不告兒婦者、恐金盡而困無已也。知吾善易、故書版以寄意耳。金有五百斤、盛以青甕、覆以銅柈、埋在堂屋東頭、去壁一丈、入地九尺。」妻還掘之、皆如卜焉。
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