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秦漢出土文字史料の研究 形態・制度・社会(2015年12月)


  • 2016年4月 7日(木) 07:49 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,665
研究 ・中国・本の情報館~中国書籍の東方書店~
http://www.toho-shoten.co.jp/

・メルマガ登録
http://www.toho-shoten.co.jp/mailmag/

上記の書店サイトの上記ページ(メルマガ登録)にあるように東方書店が発行するメールマガジン『書羅盤:チャイナブックナビゲーター』2016年第3号(総297号その2)(2016年3月30日発行)により知ったこと。下記の出版社サイトの下記ページによると2015年12月に創文社より籾山明『秦漢出土文字史料の研究 形態・制度・社会』(東洋学叢書、ISBN978-4-423-19272-6)が9500円で刊行したという。直接的には三国と関係なさそうだけど、出土文字史料から見える「制度・社会」が三国時代と関わってくるので。

・創文社
http://www.sobunsha.co.jp/

・秦漢出土文字史料の研究
http://www.sobunsha.co.jp/detail.html?id=4-423-19272-6

※関連記事
 メモ:「魏晋南北朝時代における地方長官の発令「教」について」
 文物圖象研究資料庫 全文檢索

※新規関連記事 リンク:もうひとつの三国志(東方464号2019年10月)

※新規関連記事 増補新版 漢帝国と辺境社会(2021年11月30日発売)

籾山明先生といえば個人的に『漢帝国と辺境社会』(中公新書 1999年)でお世話になった。上記書籍ページから下記へ紹介文や目次を引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
内  容 戦国末から魏晋に至る多様な出土文字史料を対象に、文字情報のみならず形状や出土状況をも視野に入れ、史料の形態論に先鞭をつけた研究成果。漢簡の側面に施された刻みを解読し、紙木併用期に特有の木簡の用法を分析することで、木から紙への書写材料の変遷に新たな角度から光を当てる。さらにテクストを読み解いて、地方統治を支えた官吏の姿や、統一法典不在のもとでの司法の実態に迫るとともに、漢の西北辺境という歴史世界の復元を試みる。中国出土文字史料研究の世界的水準を示す待望の一冊。
目  次  序章 出土文字史料研究の立場と方法 第一部 素材としての出土文字史料 一 刻歯簡牘初探――漢簡形態論のために/二 魏晋楼蘭簡の形態――封検を中心として/三 簡牘・?帛・紙――中国古代における書写材料の変遷 第二部 制度と習俗の復元 四 里耶秦簡と移動する吏/五 王杖木簡考/六 長沙東牌楼出土木牘と後漢後半期の訴訟/七 漢代結?習俗考 第三部 居延漢簡研究の地平 八 漢代エチナ=オアシスにおける開発と防衛線の展開/九 日本における居延漢簡研究の回顧と展望――古文書学的研究を中心に 付篇 十 爵制論の再検討/十一 皇帝支配の原像――民爵賜与を手がかりに
書  評
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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