あけましておめでとうございます。旧暦の元旦にあたる2006年1月29日に神戸南京町(中華街)の春節祭2006に行って来た。お目当ては12時スタート(2006年2月1日水曜日にもあるらしい)の「中国史人游行~中国歴史人物パレード~」のパレード前にあるという人物紹介。
・2006年1月29日-2月5日 神戸南京町・春節祭2006
http://cte.main.jp/newsch/article.php/268
20分前ぐらいに神戸南京町の長安門(東側入口)について、人だかりといえども普通に通れるぐらいの混み具合で、大丈夫かな、と思っていたら、人物紹介の会場となる中央の南京町広場では身動きがとれないほどだった。
広場のまわりには簡単な柵が設けられていて、その柵から外に観客が何重にも取り巻いている状況。私は前から四列目ぐらいなのでほとんど中が見れない位置だった。だからカメラを頭上にかかげ、その状態でシャッターを押すことにした。
それでとれたのが右上の写真。
人物紹介は京劇のメイクをし衣装を着た人が一人一人出てきて紹介されるって段取り。今回で9回目を迎えるとのこと。総勢23名。演じている人たちは一般公募とのこと。一人目は明代の皇帝、二人目は明代の皇后、三人目は楊貴妃と続いていって、四人目でいよいよ三国志の人物登場。
それが写真の左上、諸葛亮(字、孔明)だ。ちなみに写真はクリックすると拡大される。羽扇が黒いのが印象的。
それから写真の諸葛亮の右は呂布(字、奉先)。写真ではわかりにくいが頭から1メートルぐらいの触覚みたいなのが二本のびている。武官の象徴か何かだっけ? しかしマイクで紹介している司会のお姉さんが呂布を「前漢の」武将って言ってしまっている。
さらに写真の右は劉備(字、玄徳)。諸葛亮や呂布や関羽だったら何とかわかるけど、ここらへんは紹介無しだとわかりにく。ちなみに背中からでている旗は師団の象徴とのことらしく、四つの旗だから四師団率いていることを表現しているそうな。そういえば呂布は旗がなかったな。
さらに写真の右は関羽(字、雲長)。これはわかりやすい。赤ら顔と美しいヒゲだし。京劇の関羽は伝統的に顔にほくろが描かれているとのこと。これは本物の関羽に役者が敬意を表して、本物の関羽ではありませんよ、という印とのこと。
さらに写真の右は普段は四阿(あずまや)で春節のときは祭壇となるところにまつられている関聖帝君の像(関羽像)だ。かっこいいねぇ。今年も昨年と同じで、参拝指南は西遊記の登場人物、孫悟空・猪八戒・三蔵法師であり、彼らとも記念撮影ができるのだ。
・神戸南京町・春節祭2005に関聖帝君登場。
http://cte.main.jp/newsch/article.php/76
やっぱり今年もフォーチュンクッキーもらえて、昨年と違って、オレンジの口紅を用意しなくてよく、「部屋の模様替えで気分転換を!」とのこと。いや、その前に部屋の掃除をしなきゃ。
さて話を元に戻して、写真の下の段にうつって左端。うつっているのは張飛(字、翼徳)。ほうほう黒と金で渋いなぁ。
張飛の右にうつっているのが曹操(字、孟徳)。なんだかやさしそうな曹操だ。
で、最後が董卓(字、仲穎)。全然、董卓を悪く言う説明じゃなくてビックリした。衣装がピンクなんで心の中で「ラブリー董卓」という単語が浮かんでいた。
さて、三国志関連の人物はここまで。そう呉の人物が一人もでてこないのだ。
しかし人物紹介が終わったら人混みが動き出し見事にサンドイッチの具にされてしまった。
※追記 2009年の春節祭
※追記 『蒼穹の昴』で冀州の戦い(2010年11月11日)
※追記 神戸南京町広場四阿 彫刻
この記事にはトラックバック・コメントがありません。
サイト管理者はコメントに関する責任を負いません。
そうか昨日だったんですね、春節祭。行きたかった。
董卓はラブリーですね。ピンク色に意味があるんでしょうか。
董卓を悪く言ってないってことは、
中国では再評価が進んでいるということでしょうかね。
なにはともあれ、お疲れ様でした。
お気遣いありがとうございます。えー、全然、大丈夫ですよ。
ただ、私はニットの服を着ていたせいか、静電気がよく発生してました(笑)
一応、春節祭自体は2月5日までありますよ。ただ次のパレードは2月1日平日なんですよね(汗)
董卓、どうなんでしょうね。まぁ紹介文を誰が考えているかで変わってきそうですね。
しかし孫権や周瑜を董卓ってのは微妙な人選です(笑)