2005年12月4日の読売新聞の朝刊で「完本三国志」を知ったって話をしたんだけど、それ以外に「中国古典小説選」って本を目にしたんだけど、「完本三国志」ばかり気になってそちらはチェックしてなかった。
・2005年11月21日~ 「完本三国志」全6巻
http://cte.main.jp/newsch/article.php/239
それでふと下のブログで「中国古典小説選」の紹介もしてあったので、気になりネットで出版元の株式会社明治書院のサイトに行ってみる。
・ブログ「過去と未来の交差点」
・「三国志関連の書籍は高い。」
mirakako.exblog.jp/2112095/
・株式会社明治書院
http://www.meijishoin.co.jp/
・中国古典小説選 4
http://www.meijishoin.co.jp/search/?BOOK_ID=BKS007890
・特集のページ
http://www.meijishoin.co.jp/tokusyu/
※多分、こちらのページはしばらくしたら内容が変わると思われ。
そうすると「中国古典小説選」の情報が特集のページに載っていた。全12巻の具体的なラインナップが載っている。徐々に刊行していくとのこと(2005年11月は4巻)。書名だけみると三国志ファンとしては1巻 穆天子伝・漢武故事・神異経・山海経他(漢・魏) / 2巻 捜神記・幽明録・異苑他(六朝I) / 3巻 世説新語(六朝II)あたりは抑えておきたいところ。
ただこれらの書物の原文だけなのか書き下しなのか現代語訳なのか何が載せられているのかぱっと見てわからない(関係ないけど「完本三国志」はおそらく元禄時代そのままの漢文調かと)。上記特集のページでは『「新釈漢文大系」の方法に倣う形で読者に紹介・解説し』というように書いてあったので、「新釈漢文大系」の紹介のページを見てみると、『全タイトルとも原典全文+書き下しのほか、通釈・語釈を完備し、必要に応じて余説・題意・作者・校異の項目を立て、』と書いてあるので、原文+書き下し+通釈・語釈が載ってあるのかな?? それだと諸手をあげておすすめしたい。
あと掲載作品について思いつく分で、参照リンク等
捜神記(と最近、うちのサイトでよく検索される・笑)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/225
幽明録。「孫鍾、呉郡富春人、堅之父也」てな感じで孫堅の父、孫鍾が出てくる。ちなみに宋書符瑞志では孫鍾は孫堅の祖父。
http://cte.main.jp/sunshi/w/w020929.html
世説新語。三国志の人物が多数出てきて面白いエピソードがいくつかあるんで、三国志ファンは要チェック。ちなみに同社の「新釈漢文大系」シリーズ76~78に目加田誠/著「世説新語」上中下巻が有り。それぞれ5、6千円する。
あと「他」ってのも微妙に気になる。「古小説鉤沈」を種本にして、裴子語林やらを収録?とか妄想を連ねてしまう。まぁそれは見てのお楽しみか。
「世説新語」や「古小説鉤沈」などは下記のサイト「中國學工具書提要」参照。「子部/小説類」のところね。
・中國學工具書提要
http://www.karitsu.org/kogusho/
※追記
笑林
※追記
第30回 春の古書大即売会(京都古書研究会2012年5月1日-5日)
サイト管理者はコメントに関する責任を負いません。
「中国古典小説選」4巻を購入いたしました。
ご指摘のとおり「原文(返点付)+読み下し文+訳」の3点セットに加え、
各作品冒頭に、作品解説とあらすじが付されております。
各章には用語の解説などもあり、なんだか昔の漢文の授業を思い起こさせます。
巻頭には、この「中国古典小説選」の各巻の構成および概略が書かれていたのですが失念してしまいました。すみません。
ここで感想や他の訳との比較なども書ければよいのでしょうが、未読なのと、他の訳も東洋文庫だか中国古典文学大系だかの本の山に埋もれて発見すら困難な有様でして(お恥ずかしい)‥
簡単ながら、参考になれば幸いです。
そう気になさらず、お気軽にコメント書いて下さると幸いです。
そんなにたいそうなブログでもないですし、書いている私がかなり浅学ですので(笑)
あ、やはり3点セット、あったんですね。それだとおすすめですね。
他の漢文を読むときの、訳の参考になりますし。
訳が変だと思ったら、原文を当たれますしね。
参考になりました、書き込み、ありがとうございます。
組み見本も出てます。
http://www.kinokuniya.co.jp/nb/bw/chugokukoten/
おぉ、そこのサイト、かなり詳しく解説されてますね。
それに見本ページもあってわかりやすいです。
しかし、次の配本が世説新語で嬉しいんですが、2006年3月25日なんですね。まだ当分、先ですね(汗)