2005年7月16日に祇園祭の宵山に行って来て、まず臨時案内所で「祇園祭 宵山・巡行ガイド’05」とタイトルがうたれたチラシをもらう。
そこには32個もある山と鉾の説明が載っていて、「橋弁慶山」など日本由来の山鉾以外にも、「函谷鉾」(孟嘗君の故事より)など中国由来の山鉾もあるなぁ、と思いながら見ていた。
そんな中で、見かけたのが「孟宗山」(別名、笋山、笋は筍、たけのこの旧字)。
これってもしかして筍の故事でおなじみの、三国志呉書に出てくる孟宗? と思い、早速、足を向ける。
http://blog.livedoor.jp/amakusa3594/archives/27279433.html
↑ちなみに孟宗に関してはこちらのブログの記事を参照のこと。ちゃんと孝行の逸話の出典が明記されている。「孟宗山」はその逸話を由来としている。
祇園祭で巨大な歩行者天国になっている烏丸通を四条から上がりやってきたのは笋町。
そこの道路には山があった。立て看板に「孟宗山」のことが書かれている。やっぱりあの孟宗からだ。「中国の史話二十四孝から取材」ってかいてあるし。
山にはまだ御神躰が飾られていなかったので、笋町会所(孟宗山町会所)に入っていく。そこは南側に竹が植えられていて、北側の建物に御神躰と思わしきものがある(右上の写真)。
こう書いちゃなんだけど……新たな三国志スポットだ、と思った。
※追記
京都祇園祭山鉾巡行に孟宗山(7月17日)
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今年は土日に重なって大変な混雑だったと聞きます。
でも堪能できたようで何よりでした。
知り合いが同じく桃色のチラシを持って来てくれたので、僕もそこで初めて知りました。他にも白楽天山とか伯牙山とか中国の故事にちなんだ山鉾がありますね。
まだ他にも隠れスポットがありそうですね。
今後に期待です。
16日は早々に帰ってしまったんですが、後で夜11時から祇園囃子があったと知りました(汗)
来年はできればそれも堪能したいと思います。
それにしても中国由来の山鉾が結構、たくさんあるのにはびっくりでした。
日本だけではなく、中国の歴史も身近に感じられる日本人ってのは面白いですね。
http://cte.main.jp/sunshi/c-board/c-board.cgi?cmd=ntr&tree=58
↑祇園祭だけじゃなく、ねぶたでも中国の歴史由来のものがあるそうです。