※関連記事
リンク:『三国志演義』に見える異聞の系譜(一)(藝文研究第82号 2002年6月)
上記の関連記事にあるように著者名を検索して、たくさんの三国関連の論文が公開されているのをしったので今回の記事のように一つ一つ記事にしていく予定。
下記の慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)のサイトの下記ページに『藝文研究 』第104号(2013年6月)のpp.37-54(pp.308-291)の吉永壮介「『三国志演義』の「笑い」の位相について」が公開されている。
・慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA) - KeiO Associated Repository of Academic resources
https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/
※関連記事
リンク:甘露寺縁起考(藝文研究第88号 2005年6月)
※新規関連記事
慶應義塾大学の日本史入試で邪馬台国関連2023(2月15日)
・『三国志演義』の「笑い」の位相について
https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=AN00072643-01040001-0037
下記関連記事の論文・書評リンクシリーズの一環として目次で以下にまとめてみよう。
※関連記事
リンク:『三国志演義』に見える異聞の系譜(一)(藝文研究第82号 2002年6月)
※新規関連記事
リンク:笑う三国志(藝文研究第111号 2016年12月)
37 一、序言
38 二、毛宗崗本に現れる「笑」の回数と傾向について
41 三、笑いを許された人々~司馬懿、陸遜、司馬昭
43 四、毛宗崗本の描く「笑い」のディテール
43 (一) 第二一回「曹操煮酒論英雄 關公賺城斬車胄」
45 (二) 第三五回「玄德南漳逢隱淪 單福新野遇英主」
46 (三) 第五七回「柴桑口臥龍弔喪 耒陽縣鳳雛理事」
48 五、龐統の諧謔に関する補説
50 六、結語
51 注
やはり最も印象に残ったのはp.38の『三国志演義』で笑ったランキング1位75回、諸葛亮、しかも2位の曹操に10回も差をつけて、ってところだろう。先に、「笑」だけでなく他の感情も比較対象としてそちらもランキングされている、p.37の「驚」628回、「喜」585回、「怒」570回、「笑」483回、「哭」279回、「泣」116回。ここでいう『三国志演義』は通行する毛宗崗本を指しているのだけど、p.43「四、毛宗崗本の描く「笑い」のディテール」では他の版本との比較を行ってどうアレンジしているのかが浮き彫りになってて興味深い。「三国志平話」の張飛は毛宗崗本と違ってよく笑っていたそうで。
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