今朝の読売新聞を見ていると、「絵本通俗三国志」が「完本三国志」という名前で刊行されるとのこと。この「絵本通俗三国志」とは、湖南文山が元禄時代に「三国演義」を訳し「通俗三国志」として刊行し、さらに葛飾戴斗の挿絵が入った本だ。
早速、出版社のガウス・ジャパンをネットで探すとその公式サイトにでかでかと「完本三国志」のことが載っていた。
・ガウス・ジャパン
http://gausu-japan.hp.infoseek.co.jp/
<2007年6月28日追記>
・ガウス・ジャパン
http://www2.odn.ne.jp/gausu-japan/
↑infoseek.co.jpの方は繋がらなくなっているので、こちらへ。
というかさっきから「完本三国志」と検索される方が多いのは何故?
心ある人はその理由をこの記事のコメント覧に書いて欲しいのだが…
<2007年6月29日追記>
↓正解はここらへんの影響だね。
http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_06/g2007062828.html
http://www.yukan-fuji.com/shop/archives/2007/06/post_33.html
ガウス・ジャパンのリンクぐらい張れば良いのに。
<追記終了>
・「完本三国志」(「絵本通俗三国志」愛蔵版)全6巻
湖南文山/文 葛飾戴斗/挿画 落合清彦/校訂
価格 8400円(税込)
発刊 2005年11月中旬(第1巻)より隔月刊、2006年9月全6巻完結
「絵本通俗三国志」を「完本三国志」と銘打つだなんて、また多くの三国志ファン(ファン歴の浅い)の誤解を招くんだけど、まぁそれは本筋とは関係ないのでおいといて。
http://cte.main.jp/newsch/article.php/226
このサイトによると中国の「三国演義」を元禄時代に湖南文山が訳し「通俗三国志」というタイトルで全50巻刊行し、天保時代に葛飾戴斗(葛飾北斎の高弟という説明)が挿画約400点を加え、「絵本通俗三国志」というタイトルで全75巻刊行し、さらに1982年に第三文明社より「絵本通俗三国志」全12巻を刊行したものを今回、新装し全6巻にまとめて「完本三国志」と銘打って刊行したとのこと。
日本での三国志関連の物語が浸透していく上で「通俗三国志」はきわめて重要なので、そういうことに興味がある三国志ファンは是非、おさえておきたい本だ。
「ガウス・ジャパン」のサイト自体には著名人の「絵本通俗三国志」に関係する文が集められていてあれこれ興味深いのでそこら辺も要チェック。
※追記
絵本通俗三国志 USB版(2013年2月、Ver. 2.0:2015年7月25日)
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