たびたび「三国志」の特集が組まれたり、「三国志」の別冊が出たりする雑誌に月刊『歴史読本』というのがある。その雑誌を出す出版社は新人物往来社であり、そのウェブサイトの説明文によると「月刊歴史読本の刊行をはじめ歴史愛好家のための歴史総合出版社。」と言うことで歴史に特化したところだ。
その出版社のサイトが2009年12月24日にリニューアルされたという。
・新人物往来社
http://jinbutsu.chukei.co.jp/
※ちなみに以前のURLは「http://www.jinbutsu.co.jp/」
リニューアル前のサイトには「中経出版 新人物往来社は、 平成20年11月26日から中経出版のグループ会社となりました」という文が掲げられていて、情報が滞っていたがようやく雑誌、書籍、文庫についての新鮮な情報が出るようになっている。
以前から記事にしようとしていたんだけど、ネットで情報源がないもんだから、リニューアルした今になってようやく記事にする。何かというと月刊『歴史読本』2009年10月号「中国4000年 皇帝 覇業への道」(1090円)に、上記サイトから下記へ目次を引用するように『三国志』関連の記事がある。「皇帝」なのに「紀」じゃなくて「伝」ってあたりと、「皇帝をめざした男」に袁術はともかく曹操も含まれているのがツッコミどころかな。でも、それを言ったら「献帝」が含まれているし。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【人物クローズアップ】
三国志 皇帝伝――三国志を彩る皇帝をめざした男たちの実像
曹操・劉備・孫権・袁術・献帝
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・角川グループホールディングス
http://www.kadokawa-hd.co.jp/
ちなみに上記「角川グループホールディングス」のサイトでのプレスリリース「09.02.26 株式会社中経出版の株式取得に関するお知らせ」によると、下記のように、2009年2月26日に角川グループホールディングスは新人物往来社ごと中経出版を子会社にしたようだね。素人目に見てなんとも改変が早い業界なんだね、出版業界って。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
株式会社角川グループホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼COO佐藤 辰男 以
下角川GHD)は株式会社中経出版(本社:東京都千代田区、代表取締役社長杉本 惇 以下中経出版)
の全株式を取得し子会社化することで合意。本日、両社取締役会にて決議されましたことをお知らせし
ます。
中経出版は角川グループではカバーできていないジャンルである、ビジネス書・実用書・学習参考書・
語学書などで市場における確固たる地位を占め、子会社の新人物往来社は雑誌「歴史読本」や歴史関連
書籍、歴史小説など、今後、市場の拡大が期待できる団塊の世代向けコンテンツを多数有しております。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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