<9/28追記>
9月22日にオープンした模様。あれこれ見所があるね。
・三国志検定公式ポータルサイト
http://www.3594kentei.com/
問題監修に渡邉義浩先生。後援に映画「レッドクリフ」/飯田市川本喜八郎人形美術館/中日新聞社/株式会社コーエーネット
3級の基準は『三国演義』だって。版本の違いとか出題されても分からないな。
<追記終了>
面白い記事だったので情報中継。
・英傑群像(三国志エンターテイメント 情報&グッズ)
http://www.chugen.net/
・全国「三国志検定」12/14実施 (※ブログ記事)
http://sangokushi.chugen.net/696/index.html
上記ブログ記事にもあるように下記のようにすでに公式サイトができている。
・三国志検定公式サイト
http://www.kentei-uketsuke.com/sangokushi.html
日本出版販売株式会社というところが運営するんだね。
・国内最大の出版販売会社=日販 | 日本出版販売株式会社
http://www.nippan.co.jp/
・検定、受け付けています
http://www.kentei-uketsuke.com/
しかし、いろんな検定があるもんだ。他の検定を参考にすると、つまりは併せて公式テキストブックや問題集を販売するというビジネスモデルだ。
・ファン待望『三国志検定』 12月14日、全国5都市で開催
http://www.nippan.co.jp/news/2008/0630.html
と上記のようにニュースリリース(2008/06/30)をみかけたんでそこから概要を下記へ引用。
--引用開始---------------------------------------------------------
◆ 第1回 三国志検定 概要 ◆
検 定 名 第1回 三国志検定
主催 三国志検定運営委員会
オフィシャルメディア 株式会社ミュージック・オン・ティーヴィ
企画協力・運営 日本出版販売株式会社
実施日 2008年12月14日(日)
実施都市 東京・大阪・名古屋・札幌・福岡
申込期間 2008年8月下旬から開始予定
実施級 3級と2級の2階級
※併願受験可。受験料は現在のところ未定です
受験資格 三国志を愛する方ならどなたでも、何級からでも受験可能です。年齢、経験等制限はございません。
受験形式 マークシート4者択一方式。
3級、2級ともに100問(予定)
合否発表
2009年1月下旬までに全受験者へ合否通知を送付いたします。合格者には、合格認定証をお送りいたします
その他 受験申し込み受付開始日、願書設置書店、対策本等の詳細情報は、三国志検定オフィシャルサイト<www.kentei-uketsuke.com/sangokushi.html>にて随時発表いたします。
--引用終了---------------------------------------------------------
株式会社ミュージック・オン・ティーヴもかんでいるようだね。
前述のサイト「英傑群像」のブログ記事でも書かれているように、ニュースリリースに
--引用開始---------------------------------------------------------
歴史的価値、文学的価値が現代においても高く評価されている最大の歴史コンテンツ、「三国志」をテーマとした検定を実施し、「三国志に関する知識」を公平に審査いたします。
--引用終了---------------------------------------------------------
とあり、歴史だけに留まらない感じだね。そのため、きっと虎牢関とか貂蝉とか平気で問題に出てくるんだろうね。
あと同名の坂口和澄/著『三国志検定―群雄の乱世に知力で挑め! 』(青春出版社)や『クイズマジックアカデミー5』(株式会社コナミデジタルエンタテインメント)の「三国志検定」とは無関係のようだ。
※関連記事 『クイズマジックアカデミー5』三国志検定(2008年7月17日配信)
※追記 再びGyaOで『三国演義』(中国中央電視台制作、2008年11月1日)
個人的には他称「三国志」の増加を促す形になるんじゃないかと危惧を抱いている。
あと個人的には三国志ファンの知識偏重をまた一段と増長させるんじゃないかと思うと愉快ではない(「ルーツ君」とかの弊害を生じさせる遠因になると思うから)。
※9/29追記。言語化できてきたので補足説明。一般的な話なんだけど、知識偏重の何が恐いかというと、自らで限界を作ることだね。ある範囲において知識を蓄えることに主眼を置くわけだから、その設定した範囲(この場合、検定を出す方が設定)を越えることはないし、その必要もない。つまり応用力が殺がれる可能性があるってことだ。ここらへん現在日本の受験システムにも通じるものがあるように思える。
電卓や時刻表を持ち込み可で「一定時間内で時刻表を上手に使えるか、必要事項を素早く見つけ出せるか否かで得点差が生じる内容」である「時刻表検定」のようにするのが個人的な理想かな。つまりは漢籍、電子テキストや辞書を持ち込み可にしてそれらを上手に使えるか、必要事項を素早く見つけ出せるか否かで得点差が生じる内容の「『三国志』検定」。
・時刻表検定
http://www.jikokuhyo.gr.jp/
※10/27追記。『甲骨文字に歴史をよむ』(ちくま新書)を読んでいて別の視点で違和感を言語化できつつあるんだけど、三国志検定は中学高校の歴史の授業の悪い面を連想させるんだよね。つまり、歴史という科目といえば「暗記」と思わせるような風潮を連想した。ここらへんの連想は単なる個人的な杞憂に終われば良いんだけどね。ともかく現行のシステムだと実際のアカデミックな方法から離れすぎているんで、個人的にはやはり「時刻表検定」方式希望で。あと、いろんな三国志ファンのブログを見て回ったけど、大学の中国文学や東洋史の出身者までも何の疑問を抱かずに三国志検定に好意的な反応を示している素地の方にむしろげんなりした。
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