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星彩と言えば。


  • 2007年11月20日(火) 20:21 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,440
ゲーム 今日、コーエーが今期から五年間を「挑戦と変革」の期間とし、事業の核となる「無双」シリーズに続く新しい柱の創造、オンライン・モバイル事業、メディア・ライツ事業の拡大、海外展開の強化などを推し進めることを発表したんだけど、一般ユーザーにとっては『真・三國無双5』でキャラクター数、各モーションの総数、ステージ数が4作目に比べ減ったことの方が気になるんじゃないかと思いつつ、かと言って消えたキャラクター「星彩」への追悼では決して無く、以下、思い立ったプチネタ。

・メモ:『真・三國無双5』で消えたキャラクター
http://cte.main.jp/newsch/article.php/735

まず「星彩」を知らない人に向けた説明。
星彩とはコーエーから発売されているPlayStation 2用のタクティカルアクションゲーム『真・三國無双4』のオリジナルキャラクターで真・三國無双シリーズと戦国無双シリーズのキャラクター総出演の『無双OROCHI』というゲームにも出ていた。

・2007年2月2日「無双OROCHI 」公式サイトオープン
http://cte.main.jp/newsch/article.php/495

張飛の娘という設定で、そのため、劉禅の妻の敬哀皇后かその妹の張皇后(同じく劉禅の妻)がモデルと言われている。以下のように『三国志』に記載されている。

・『三國志』蜀書二主妃子伝
後主敬哀皇后、車騎將軍張飛長女也。

後主(劉禅のこと、蜀漢の二代目皇帝)の敬哀皇后は車騎将軍・張飛の長女だ。

後主張皇后、前后敬哀之妹也。

後主の張皇后は前の皇后・敬哀の妹だ。

こういった感じで史書にモデルと思わしき人が見れるんだけど肝心の「星彩」という名前はオリジナルなんだろうね。
強いて言うなら劉禅の幼名の阿斗が『三国演義』だと星座の「北斗」がその由来となっているので、そこから連想し『真・三國無双4』では「星彩」にしたのかね。

・『三国志』蜀書劉封伝
自立阿斗為太子已來、有識之人相為寒心。

阿斗を立て太子にして以来、有識の人の相が憂慮するものとなった。

・『三国演義』第三十四回:蔡夫人隔屏聽密語,劉皇叔躍馬過檀溪
甘夫人嘗夜夢仰呑北斗、故乳名阿斗。

甘夫人はかつて夜の夢で北斗を仰ぎ飲み、そのため乳名は阿斗だ。


「星彩」の名前の由来がはっきりしないことから以前も小ネタとして「星彩」という名のエアコンがあることを紹介した。

・エアコン星彩登場
http://cte.main.jp/newsch/article.php/378

<12/3追記>
『真・三國無双5』の無双モードでネタバレになるんで誰の伝とは言わないがムービーのセリフ中で「張飛の娘」と出ていた。
<追記>

その続編でもないんだけど、他に「星彩」と名付けられた商品はないかと、サイト「特許電子図書館」の「商標出願・登録情報」で「星彩」と検索してみる。

・特許電子図書館
http://www.ipdl.inpit.go.jp/

そうすると二件、商標登録がひっかかり、一つは「菓子及びパン」の名前(株式会社 雪華堂)、もう一つは「時計,身飾品(「カフスボタン」を除く。),カフスボタン,宝玉及びその模造品」の名前(セイコー株式会社但し「ほしいろ」と読む・笑)、今も実在するのかね?
どちらにせよ、素人目に見て「ララァ・スン専用モビルアーマー」のような事態にはならないような気がする。

※追記 人物関心ランキング(2005-2009年)

※追記 サイト「同人用語の基礎知識」で三国志関連

※新規関連記事 三国志名将伝(iOS/Android 2020年11月19日-)

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