今、この時の 『新・三国志』
魂が共鳴し合い、互いを信じる英雄たちの
『夢見る力』
博多を熱狂させた伝説の作品が、二十数年の歳月を経て
令和の博多座に甦る!
かつて大好評を博したスーパー歌舞伎『新・三国志』シリーズが、2022年3月、装いも新たに『新・三国志 関羽篇』として、歌舞伎座で上演され、ついに博多座でも甦ります。歌舞伎の殿堂におけるその舞台は、義に生きた英雄たちの物語に、さまざまなテーマを盛り込み、老若男女幅広い世代に支持されました。
2023年2月の博多座での上演に際しては、内容をさらに充実させ本水の立ち廻りなどスペクタクルな要素を盛り込んだ展開となります。市川猿之助が市川猿翁から受け継いだ傑作を彩るのは、初演当時からこの作品に関わって来た俳優陣に、スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』や『新版 オグリ』でもお馴染みの出演者、そして未来を担う若手たち。中国史に名を残す武将を始め、乱世を生きる人々の生き様を魅力的なキャストでお届けします。
二世紀末、乱世の中国で大志を抱く3人の武将が巡り合い、ある桃園で義兄弟の契りを結ぶ。劉備、関羽、張飛である。人が飢えぬ国、人が売られぬ国、殺されぬ国を創るのが夢と語る劉備の「夢見る力」に、関羽も張飛も感銘を受けたのである。諸葛孔明を軍師に迎えた劉備たちは蜀を治め、曹操が支配する魏、孫権の呉と天下を分かつ「天下三分の計」を実現するべく動き出す。
大軍を率いて呉に攻め入ったのは曹操。蜀と呉は同盟を結び、魏は赤壁の闘いで大敗し曹操は深手を負ってしまう。その曹操の前に現われたのは関羽の養子である関平たちである。曹操を討ち取ろうとする関平に対して関羽はある決断を下す。呉は孫権の妹・香渓を劉備に嫁がせ同盟関係をより強固なものとしようとする。女性としての幸せを願う香渓であったが、その心を動かしたのは思いもよらぬ人物であった……。
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