下記関連記事の続きで講座を紹介。考古学が対象とする土器には年代を書いたものは数少なく、とくに関心の高い邪馬台国の時代に使われた土器は絶望的です。考古学者の土器編年作業と理化学的分析の進展、2~3世紀の外来文物を頼るだけとなります。しかし、長い研究の蓄積がみられる庄内式土器は俄然この時代の出来事を知る土器として、頻繁に説明が登場します。今回の講座では、この庄内式土器に専門的な焦点を当て、最新の発掘成果や研究の到達点を学びます。庄内式土器は底部形態や器の厚さ、製作技法、さらに胎土分析などにより、多数の地域型があるようです。また、型が産地を表しているとも限りません。今回はこの庄内式土器の歴史的意義を少し丁寧に掘り下げようと思います。庄内式土器の全理解に繋がれば、幸いです。
※当日空席があれば1回受講もできます。(会員3024円、一般3456円)
詳細は電話でお問い合わせください。<0797-38-2666>
① 7月10日 初期庄内式甕出現の謎 どのように誕生したのか
② 7月31日 庄内式土器の産地問題と多様な「型」 見分けのテクニック
③ 9月11日 庄内式土器の分布と邪馬台国は関係するのか
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