※関連記事
第2353回 近畿宝くじ(2012年3月14日-27日)
上記関連記事を書く際に下記の公式サイトで気付いたんで、おそらく2012年3月5日から募集されたのだろう。
・KOBE三国志ガーデン
http://www.3594garden.com/
何かというと下記サイトの下記ページにある武将像募金活動となる「よみがえれ三国志武将!」だ。
・KOBE鉄人PROJECT(神戸鉄人プロジェクト)鉄人28号&横山光輝三国志
http://www.kobe-tetsujin.com/
・よみがえれ三国志武将!
http://www.kobe-tetsujin.com/3594.html
上記ページによると、募金額は1口1万円からで、300万円で1体制作するという。第一次募集武将は孟獲と夏侯惇とのことだ。また「寄付者のお名前をプレートに刻印!」とのことで、個人だけでなく「企業による寄付も大歓迎」だという。
こうやって「三国志の街 神戸新長田」と銘打ち、公募でお金を集め銅像を制作し、加えて資金提供者の名前をそれに刻み、特定の場所に設置するというのは下記サイトの下記ページにあるように、自然と「さかなと鬼太郎のまち 境港市」にある、水木しげるロードの一部の妖怪ブロンズ像制作の際して行ったスポンサー募集が連想される。
・水木しげる記念館
http://www.sakaiminato.net/site2/page/mizuki/
・【お知らせ】妖怪ブロンズ像設置 スポンサーを募集
http://www.sakaiminato.net/site2/page/mizuki/news/news2004/bronz/
上記のページを見て、部外者ながら、「よみがえれ三国志武将!」の企画に心配事が浮かんでくる(2012年3月12日現在の話なので改善される可能性は大いにある)。もちろん私は法律等の専門家でもないただの一素人で、加えて部外者なので、以下に書くことは有効性も意味も何もないし、ましてや営業妨害や名誉毀損を意図したものでもない。箇条書きで三つほど。
1. 「フォーマット販売」と称してAKB48のフォーマット自体を知的財産として保護し輸出しようとする動きのあるご時世なのに(番組『追跡!AtoZ』2009年12月5日放送分「アキバアイドルを輸出せよ」参照)、このブロンズ像設置のフォーマット自体の知的財産が保護され権利を主張されたらどうなるのだろう。
※参照リンク
・NHK 追跡!AtoZ - 新感覚報道ドキュメンタリー 毎週土曜 午後9時50分放送 [総合テレビ]
http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/index2.html
2. 前述の「妖怪ブロンズ像設置 スポンサーを募集」のウェブページと比べると、企画意図や目的、大まかな工程(執行条件など)や納期、寄付者の「権利関係及びメリット」等の点で、不明瞭もしくは説明不足であり、それにより想定しうる金銭トラブルや風評被害が起こらないか心配。ありていにいえば「僕の街に像を立てたいのでお金くれない?」だけの説明で納得されて寄付金が集まると思っているのかと。
3. 私自身は作品間の視覚的な三国要素の伝達を研究したいと思っているものの、単なる一素人であるため、確かな判断はできないが(つまりは素人目)、前述の「よみがえれ三国志武将!」のページ内にあるサンプル写真を見ると、兜や鎧のデザインが横山光輝/著『三国志』(マンガ)によるものと似ているように見え、制作する武将像は完全オリジナルなのか横山光輝/著『三国志』のデザインなのか判断しかねる。前者であればそれを充分に立証できるのか、また先の「2.」と関わってくるが、余計なトラブルを防ぐために、制作者と寄付者の間にデザイン情報の共有が必要のように思える。後者であれば、先の「2.」と関わってくるが、こちらも余計なトラブルを防ぐために、公に向けた知的財産や権利関係の説明が必要なのだろう。
単なる一素人で部外者の杞憂に終われば良いのだけど。
※追記。『ワールドビジネスサテライト』3月15日放送分にクラウドファンディングが紹介されていたが、情報の共有性や即時性を高めた上でこれでやればいいのに、と部外者ながら勝手に思った。
・[WBS]ワールドビジネスサテライト:テレビ東京
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/
※追記
阻止せよ!甦る三国志武将から世界を守れ!(2014年3月22日)
※追記
横山光輝【鉄人28号・三国志】で街興し神戸新長田に新武将像【黄忠】を作りたい!(クラウドファンディング2015年9月1日-10月30日)
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