10月13日に「三国志大戦」がバージョンアップしたんで、手元のサイトで最近やたら、三国志大戦関連の検索ワードが多いんだけど、それらとは関係なく「赤壁の戦い 漢籍完訳」というのがあった。
「赤壁の戦いを漢籍で知ろうと思ったら、三国志魏書武帝紀、三国志呉書周瑜伝などいっぱいあたらないといけないんだよな。きっと、史書で『赤壁の戦い』というひとまとまりのものがあると思っているんだろうな。あ、三国演義の『赤壁の戦い』だとある回を読めば良いんか…」
とか思っていた。
まぁそんなことをすぐ頭の端においやられ、ネットで好きな海外ドラマのファンサイトを見ていた。そのサイトではエピソードごとに脚本(のようなもの?)の日本語訳があって、吹き替えとの違いなど注釈があって(つまりエピソードガイド)、エピソードごとに感想を書き込めるようになっている。前者、エピソードガイドはかなり便利。吹き替えされていない部分や誤訳をチェックできるし、出演者や声優もチェックできるし、前後でどんなエピソードがあるか俯瞰できるし。
そこでふと思いついた。
三国志ジャンルでエピソードガイドつくれないか?
三国志とその注に見られるエピソードだけなんて野暮なことは言わず三国演義のエピソードも含めたもの。エピソードごとに見れるようになっていて、それぞれのエピソードの原文の日本語訳(個人的には原文も欲しい)が書かれていて、軽い解説がついている。よく知られたエピソードだったら、三国志や三国演義をルーツとしない吉川三国志など創作作品のエピソードも入れていいかなぁ(あ、民間伝承や戯曲類も当然入るか)。あと、三国志の原文と多くのファンの認識が違うエピソードは三国志だけじゃなく後世の創作作品の原文も載せるといいかも。例えばベタな説明だけど、華雄が斬られるエピソードであれば斬ったのは三国志だと孫堅、三国演義だと関羽、蒼天航路だと夏侯惇と違ってきてるしね。追加されたエピソード、変容したエピソードもたくさんあるはずだ。
遼来々なんて元がわかりにくいからなぁ。
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr&tree=1617
エピソードは年代順に並べてあって、そのエピソードのタイトル(わかりやすく)、シリーズ名(そのエピソードが入る大枠の名前。「十万本の矢」だったら「赤壁の戦い」とか)年月日(推定であればその理由も注釈に入れる)や関連人物(登場人物ってやつだね。別に索引があると良い)、場所(別にある地図と見比べられるといいね)、それからエピソードの原文の日本語訳(ルーツになる文優先で)、出典、解説(どういうのが便利だろ)、注釈、それからそのエピソードの出る作品(小説、漫画等。別に索引があるといいかなぁ。真・三國無双のステージや三国志大戦の「計略」?など、ゲームも含める?)などの項目がある。
さて肝心のメディアだけど、単行本でも分冊百科でも雑誌の連載でもカード(シート?)でもネットのwikiでも良いかな、なんて考えている。著作権と信頼性の兼ね合いで何がいいんだろ?
本だったら副読本として「設定集」(人物紹介、当時の風俗制度など)があるといいかなぁ。
あれば多種多様になった広い意味での「三国志ファン」に重宝されると思うんだけど。
※追記
僕らの三国志大全(2012年12月13日)
サイト管理者はコメントに関する責任を負いません。
面白そうですね。こういうの、あったらいいと思います。
面白そうですね。
あとは誰がするんだ、ってことですねえw
故事成語にまつわるサイトはいくつか知っていますから、それをおっしゃられるように年代と出来事順に整理されれば近いものに仕上がりそうと思ったり。
今、広い意味での三国志ファン同士は同じ作品を見てなければお互いに個々のエピソードの認識が微妙に違うんですよね。
認識が違う三国志ファン同士が認識の違いに気付かないままコミュニケーションをとると極端な場合だと、意味が通じないばかりかいざこざがおこったりします。
それはあたかもお互いが口にする言語が違うんじゃないか(外国語まで行かないまでも方言ぐらいの違いはありそう)、ってぐらいですが。
まぁ、いざこざは、私の近くに三国志ファンがいないんでオフラインでは見たことないですが、オンラインではたびたび見かけます。
なので、三国志エピソードガイドはそういった三国志ファン同士のコミュニケーションにつかうときの翻訳辞書(?)や海外旅行ガイドブックみたいなものとしてあれば必要となるのかな、とあれこれ妄想を広げてます。
もちろん、こんなエピソードがあったのか、とか読んでいて面白かったり、ぱらぱらとめくってつまみ読みして眺めているだけで楽しかったりってのは重要ですね。
そういえば真・三国無双では三国志準拠、三国演義準拠にかかわらず多くのエピソードがでてきてプレイヤーにとって三国志エピソードガイドの需要はそこそこありそうですが、三国志大戦ではプレイヤーにとってそういった需要があるんでしょうかね。
そこらへんを三国志大戦のプレイヤーにきいてみたいところです。
(カードにエピソードの簡単な解説が入っていたり、戦いの舞台に疑問におもったり、計略の元ネタを知りたかったりするのかな。。。)
とあれこれ書いてますが、絵に描いた餅(如畫地作餅)状態なんですが(汗)
三国志関連のファンなら知っているエピソードでも出典あげてきっちり書いてある本やサイトってのはあまりみかけないですね。
なので初心者に何か説明するのにいつもこまっているんですよ。
本を薦めるにしても困ってます。
適当に「~らしいです」と書かれているのが一番厄介ですよね。
物凄く興味深い新説奇説を見かけて「オッ!?」と思っても、そのまま書きっぱなしで補足説明無しというのは勿体無さ過ぎるなぁと感じることが多いです。
ネットでは孫引き曾孫引きをよく見かけますね(笑)
あと発想は面白いんだけど、論拠となる情報をあまり検討しないで突っ走っちゃうってのはオンオフ問わずたびたびみかけるような気がします。
まぁそういうのは突っ込まれると訂正されずに後付でどんどん理論武装されてしまって相手にされなくなってしまうんで、確かにもったいないですね。
↑むじん書院の即席掲示板で紹介されているサイト(書目索引のやつ)をたどって元曲みてます。
「兩軍師隔江闘智」とか三国志に関係するもの。
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=one&no=147
↑ここで書かれているとおり、孫夫人が孫安小姐となってたりあれこれ発見がありますね。
「虎牢關三戰呂布」とか三国志に出てこないエピソードがあるので、こういうのも三国志エピソードガイドに取り入れていくと面白いですね