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2014年2月の雑記
2014.02.01.
<<2014年1月の雑記


このページは?
   このページは日記コンテンツです。本サイトでは全然、ジャンル違いなので注意です。


2/1   おねえキャラか

>>さよなら! トリック祭り!!

   近くの映画館へ映画『トリック劇場版 ラストステージ』を見に行く。15:10開始分だ。上映前のディズニー映画『アナと雪の女王』のCMが圧巻だった。アニメの中のダブル・ヒロインの一人に延々とポジティブな内容の詞の歌を延々と歌わせるといったもので、すごく惹き付けられた。

>>アナと雪の女王

   それと『テルマエ・ロマエ2』のCMが予めあった中で、本編の『トリック』では北村一輝さんにおねえキャラをやらせるっていうシチュエーションが面白かった。もちろん東山さんにも変な役をやらせて、それが『トリック』シリーズの魅力だったんだな、と。
   そして知人がファン・ムービーっていってたけどまさにそのとおり、エンドロールの後の余韻を残す、見ているこっちにその後の展開を想像させる終わらせ方はよかったな、と。
   あと村上ショージさんの「ドゥー!」とかダチョウ倶楽部の「ヤー!」とかネタで使われるギャグが新しい方になって終わったのは、逆に『トリック』シリーズの歴史の長さを証明しているのだろうね。
   終わって、駅の方に向かうと17:20だった。


   三国志ニュースの『SD三国志』の記事を書いていて『コミックボンボン』の歴史が気になった……と後編は本誌を読めと。

>>SD三国志(1992年8月15日-1993年1月15日)

>>今こそ『ガンダム』を凌駕する新しいキャラが生まれるべきだ!!(前編) - 日刊サイゾー

   「アニメ『機動戦士ガンダム』のストーリーを基にマンガを作っても、小学生にはまだ難しいだろうと思って、「ガンプラを軸にしたマンガはできないか?」と、特集を担当したフリー編集者の安井(尚志/『プラモ狂四郎』の原作者)さんに相談したのが始まりです。」とある。なるほどね。しかしボンボンの初期からのマンガだったとは。やまと虹一先生のマンガを通しで読みたくなった。

<<プラモ狂四郎?(2013年10月7日の雑記)


   西蘭炒牛肉(レシピには「シーランツォニューロー」とルビ)を作る。ブロッコリーを…その茎の部分も美味しく作るんで結構、気に入っている。


>>あさパラ!

   読売テレビの情報バラエティー『あさパラ!』で永井一郎さん死去を知るだなんて……。01/27 (月) 23:10:07のyahoo!からの「再会、母よ… 永井一郎」という検索語句で知るべきだった(※明らかに見た目がおばさんの登場人物なのになぜか永井さんが声を当てている)。

<<九月にネタ放出。(2009年9月20日の雑記)


>>たかじん胸いっぱい | 関西テレビ放送 KTV - KTV関西テレビ

   クワバラオハラの小原正子さんが関西テレビの番組『たかじん胸いっぱい』でマー君(田中まささん)の一球あたりの金額を計算するのはこの番組だけとおっしゃっていたが少し前に読売テレビの情報バラエティー『あさパラ!』でやっていた。


2/2   近付く春

>>京都府立図書館

   府立図書館へいくときに、気付いたけど、みやこめっせ立命館大学か龍谷大学かの学校説明会をやっているようで、そのまわりには下宿の業者が大勢待ち構えていて、なるべく外側を歩いたんだけど、それでも行きに二人、帰りに一人にチラシを渡されかけて、その必死さに思わず、あからさまにニヤニヤ顔をむけてしまったよ。


>>キョロちゃん 第16話 宇宙人さん、いらっしゃい|無料動画 GyaO!|キョロちゃん|アニメ

   Twitterで知って、GyaO!で無料配信しているアニメ『キョロちゃん』「第16話 宇宙人さん、いらっしゃい」を見る。NHK-BSの番組『アニメギガ』に出てきた宇宙人(メンタマル星人)、ついに出てきた。釘宮理恵さん。

<<2010年3月の書き留めて置いたもの(2010年3月23日の雑記)

<<「クルクル回って踊っちゃうの」(2014年1月18日の雑記)


2/3   「ニュースアプリ」群雄割拠っすか

>>[WBS]ワールドビジネスサテライト:テレビ東京

>>「ニュースアプリ」群雄割拠:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京

   なにかあれこれ可能性も思いめぐらすニュースだね。特に、ツイッターを解析してニュースの優先度をリアルタイムで変えるスマートニュースが冒頭で出ていて、例えば車掌が腹痛で列車が遅れるというのが首都圏でのトップニュースだというのが紹介されていた。しかも今、収益なしでユーザー数獲得(シェア拡大)が第一ってあたりはIT産業の現状を象徴している。その次が個々の興味や関心に合わせたニュース配信で、その流れの中、街のインタビューを挟んで、やっぱり先行しポータルサイトからユーザーを抱える、(現状、人力で優先順位を決める)ヤフーがトップだって。そのインタビューの冒頭で日経を使っていると答えている人が居たので、気付かされたが、そのニュースを日本経済新聞スポンサーの『ワールドビジネスサテライト』がお届けしているってのがいろいろ考えさせるね。


>>NHK福祉ポータル ハートネット - NHKオンライン

>>ハートネットTV:2014年1月27日の放送 - NHK福祉ポータル ハートネット

   NHK教育の番組『ハートネットTV』「未来へのアクション 第1回 逆境に負けず夢をかなえる」を見る。難病で両足切断された、Jリーグの立て役者、木之本興三さん(65)の回。なぜかVTRのナレーションが『プロジェクトX』風。でも30分番組のせいか、本物よりテンポが速い。


>>鈴木みそ『ナナのリテラシー』

   構造不況。当面の赤字回避のため出版。返本で結局、赤字に。先延ばし。マンガ家の格差拡大の構造か。


2/4   思わずメモを取る

>>プラムかじって歌おう

   さねよしいさ子さん関連のブログ記事だとリンクとメモを残してしまう。以下。

>>頭にプリンを乗せて
2009-07-02 ようやくさねよしさんについて言及された。

>>音楽ももう聞こえない
2009-07-09 あと内容は無関係だけど、ブログ記事のタイトルがさねよしさんの歌詞の一部だったりと。

>>あぶれちゃった言葉達
2010-07-16

>>(タイトルなし)
2011-09-02 『電脳コイル』、随分後の再放送で見たからむしろいつも作中のセリフに反応してしまう(笑)※登場人物に「いさこ」がいる 『おしゃれな気分できれいに歩こう』は持っていて青春の心の支えに使っていたよ。

<<拡張現実(2009年10月6日の雑記)

>>8曲
2012-06-30 joysoundでさねよしさんの曲が8曲もあるそうで。それで早速検索してみると、「ちっちゃくピース!」とか1ミリも知らない。アニメ『びんちょうタン』って? あと『ぺとぺとさん』関連もちょうど個人的に悪いタイミングだったので、全然、CDを持ってないんだよな。『うてな』からは三曲

>>ぺぐもん
2012-08-28 戸川純さんも好きなようで。奈良ファミリーに一人芝居「マリィ・ヴォロン」を見に行ったのが懐かしい。

<<w0206091000.html註3(2002年6月9日の雑記)

>>りんご水晶
2013-04-16 NHKの『大!天才てれびくん』の音楽コーナーにさねよしさんが書き下ろした『水晶庭園』の話。私は何で知ったのかな、と思っていたら、2013年4月15日発行の『さねよしいさ子メールマガジン』第036号だね。タイミング的に同じくメルマガ経由でお知りになられたのであろう。私は依然、ビデオのハードディスクに残しているよ。

>>アイス!
2013-09-02 メルマガをお取りになられているので、情報がちゃんと届いていて、大阪のライブにもいらっしゃっていて、他人事ながら、何だかとても良かった、安心したと思ってしまった。新曲三曲一挙披露といい、あのライブは良かったし、何より久々に関西であったのが、ね。

<<レポ:ムジカの幸福再び~さねよしいさ子ライブ

<<近付く春(2014年2月2日の雑記)


>>連続テレビ小説「ごちそうさん」 | NHKドラマ

   連続テレビ小説『ごちそうさん』を見る。NHKの朝の連続テレビ小説で、舞台が戦中で、まさかのBL視点!

<<大阪訛りでようやく関西制作な感じ(2014年1月6日の雑記)


2/5   結構、馴染みの道

   番組『今田耕司のおおさかナンギやなぁ~ニュース』を見る。閑静な住宅の道が突如、人通りが多くなるってのは同志社大学の新町キャンパスと今出川キャンパスの間の道だった。馴染みのところすぎて思わすテレビの前で叫んだよ。よく使う道の一つ南の道だからあまり知らないのだけど。


2/7   こんなところで

>>テレビ朝日|アメトーーク! - tv asahi|テレビ朝日

   テレビ朝日系列でトーク番組『アメトーーク!』を見る。「柔道部芸人」の回だ。まさか武藤敬司さんの口から「尊敬する」という接頭辞とともに「木村政彦」の名がでるとは。しかも木に打ち込みする練習の紹介だ。武藤さんが言うオチとしては虫さされするんでその練習をやめたとかで。

<<広告付きのシェルター化(2014年1月24日の雑記)

<<そして五色丼(2014年1月26日の雑記)


2/9   教科書的だけど

>>文化社会学の視座 - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社

   上記のリンク先にある南田勝也・辻泉/編著『文化社会学の視座 ─のめりこむメディア文化とそこにある日常の文化─』(ミネルヴァ書房2008年5月30日)を図書館から借りて読む。その書籍の主旨にそってか全体的に教科書的な印象をうける。以下、気になったところを引用。

pp.14-37
辻泉「第1章 メディアと集いの文化への視座 ─経験的/批判的アプローチからマルチメソッド・アプローチへ─」

pp.15-16
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
オタクという言葉が、一般的には差別的な意味合いで用いられていることはわかりやすいだろうが、実はファンという言葉にも元々は差別的な意味合いがある。「fanatic=熱狂者」の略語がファン(fan)であり、いわば「おかしなかわいそうな連中」といった意味の言葉なのである。まさにこうした言葉の意味に現れているように、「メディアと集いの文化」は「おかしなかわいそうな連中」のすることとしてとらえられてきたといっても過言ではない。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.21-22「利用と満足研究のメリット/デメリット」
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 だが一方で次のようなデメリットも指摘できよう。これは経験学派のアプローチ全般に共通することだが、体系的で実証的なとらえ方をする分、どうしても分析の視点が限られてしまいやすいということである。その分、広範囲な社会的文脈が置き去りにされているのではないかという批判を招きかねない。つまり、「受け手」のコミュニケーションに注目したことは評価に値しても、それを主体的で能動的なふるまいとして比較的「よい」イメージでとらえてしまう前に、そもそも社会的文脈への考察が不足しているのではないかということなのである。
 そしてさらなるデメリットとして、これは捉え方に内在するものというより社会的な文脈の変化によってもたらされたことなのだが、小田和正ファンの分析結果のように、視点を限定させて正確な結果が得られるほど、それが果たして何をいみしているのか不明瞭になってしまうという点をあげられよう。
 つまり画一的・一枚岩的で大規模な現象が姿を消し、さまざまに細分化された「メディアと集いの文化」が存在する今日においては、小田和正ファンのことだけを明らかにしても、果たしてそれがこの社会の何を明らかにしたのかがよくわからないということである。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.24
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
当時、とりわけアメリカでは一〇代の少女から絶大な人気を誇り、その衣装をマネした服に身を包んだ「ワナビーズ(=wanna-bes、日本でいうコスプレイヤー)」たちが注目を集めていた。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

pp.39-62
南田勝也「第2章 表現文化への視座 ─文化作品は人に何を与え、人と人とをどうつなぐのか─」

p.42
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そうして、特定の作品や作者を選好する個人は、同種の作品や作者を選好する他者と結託したり、異なる作品や作者を選好する他者と協奏したり、それらを好まない他者との社会的な距離を計ったりする。このようなコミュニケーションが充分な頻度で生じれば、明示的なジャンルもしくは○○系と呼ばれる流派として認識されることになる。
 作品が分類されたカテゴリーは、個人が次に別の作品を選ぶときの参照の指針となる。その指針にしたがうことによって個人はさらに体験の量を増やしていく(再度、Aの関係)。そうするうちに、作品・作者・ジャンルの固有名詞はあたかも自分の持ち物であるかのような自己表現の意匠となり、さらなるコミュニケーションに応用される(再度、Bの関係)。すなわちA関係とB関係は往還するのである。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.49
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 「人─作品─人」関係が結ぶネットワークは、「人」に注目したときには「趣味集団」として、「作品」に注目したときには「ジャンル」として認識されるのだが、そうした閉じた集団に対して、趣味を持つ人/知識のある人と、そうでない人との剥離は存外に激しい。端的にいって、作品が繋ぐジャンルを知らない人にとって、それは了解の困難なものとなる。
 たとえば大学教育の現場を想定してみたい。メディア・コースなどの演習やゼミにおいて、学生が自身でテーマを選び発表する場合、ポップカルチャーやサブカルチャーがテーマの週は、往々にして、盛りあがりに欠けることがある。そのテーマを選んだ学生は、熱意を持って発表準備に取り込むのだが、そうやって一生懸命に取り組めば、取り組むほど、周囲には“つっこめない”雰囲気が醸成され、質疑応答の時間に沈黙が生じてしまう。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.77
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この問題には、統計学の「検定(test)」という分析手法を用いて答えることができる。検定とは、調査対象となりうる集団全体(母集団)では差や関連がないのに、実際に調査した対象者(標本)ではたまたま差や関連が出てしまう確率がどれくらいあるかを計算する方法だ。社会統計学では一般的に、そうした調査誤差の範囲内にある確率が五%をこえると、「差があるとはいえない」と見なす。ちなみに表3-1の結果を検定すると、この規準をクリアしないので「差があるとはいえない」ことになる。
 ただし、検定によって調査結果の信頼性を評価するには、そもそもサンプルが母集団から無作為抽出(random sampling)されていることが前提になる。調べたい母集団が、今の日本の大学生であれば、大学生全員のリストからくじ引きのような方法で限りなく対象者を選びだす必要があるのだ。この条件を満たさない限りは、たとえば検定によって規準をクリアする結果が得られたとしても、せいぜい「仮に無作為抽出でおこなわれた調査の結果だとすれば」という限定付きの参考値にすぎないのである。
 筆者が講義の出席者におこなったアンケートは、日本の大学生全体どころか、その大学の学生全体についてさえ、無作為抽出されたサンプルではありえない。それゆえ、どれだけ高度な統計学的分析を駆使しても、その結果の信頼性・妥当性はかなり限られたものにしかならないのである。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


2/8   芳忠さん

    GyaO!で無料配信しているアニメ『キョロちゃん』「第17話 はたらくキョロちゃん」を見る。大塚芳忠さんの声でウエイターのルックさん。かっこよすぎ。

<<2010年3月の書き留めて置いたもの(2014年2月2日の雑記)


2/10   ついにおうちで!

   たけのことほうれん草と豚肉の炒め物の木樨肉(ムシュロウとルビ)を追加。

<<そして五色丼(2014年1月26日の雑記)


   前々からスターバックス・コーヒーのコーヒーに乗せるホイップクリームが好きでホワイトモカを注文するときは、プラス50円の有料時代(つまり現在無料)からエクストラホイップクリーム(つまり増量)にしていたんだけど、家でどうにかそれを楽しめないかと思っていて、でも手間がかかりそうだな、と思っていた。今日、スーパーマーケットで見かけたのが、下記のデザートホイップという商品。

>>明治デザートホイップ 250ml|商品情報|株式会社 明治

   ケチャップやマヨネーズのようにチューブ入りで手軽にホイップクリームを付けられるとのことだ。スイーツ用だけど、すぐに購入する。試してみると、やはりケチって少量だけいれるとすぐに融けて、お店のようにはいかないね。今後、あれこれ試してみよう。下記のブログ記事も参考になった。

>>明治『デザートホイップ』|あやめCafe


2/11   ネット配信の続報

>>[WBS]ワールドビジネスサテライト:テレビ東京

   テレビ東京の『ワールドビジネスサテライト』を見る。DeNA マンガ無料配信の追跡ニュース。原稿料をマンガボックスじゃなくて講談社が払うっていうのだけど、結局、単行本で収益を回収するってのはここ数年のビジネスモデルと変わらないような。スタジオでは無料配信が期間限定(三ヶ月)だというのが取り沙汰されていたが、これも珍しいことではないんで、そういう意味で、知らない人向けなんだろうか。

<<囲む会(2012年2月29日の雑記)

   後半の『コミコ』はバックにゲーム会社がついていて、自社のネットゲームに誘導するビジネスモデルだそうな。そのマンガサイトは女性読者向きで、女性プレイヤーが少ないんで、そこを開拓する明確な戦略があるそうな。    スタジオのゲストは質を上げる行為(キュレーション)は前半が編集者、後半は読者がやっているという指摘でどちらが残るかという話をされていた。
…と番組サイトでは取り上げられていないね。

>>Facebookのページ

   Facebookの方では率直なコメントがならぶ。ページを開くたびに広告が出る、とか、無料でも読みたいマンガがないとか。

<<「ニュースアプリ」群雄割拠っすか(2014年2月3日の雑記)


2/12   弱ミュ?っていうのかな?

>>舞台『弱虫ペダル』オフィシャルブログ

   テレビ東京のアニメ『弱虫ペダル』を見る。CMで気付いたが、「テニミュ」的に弱虫ペダルのミュージカルがあって、もうDVDが販売されているのに驚いた。


2/15   いつの間にやら実写化ラッシュ

>>THE NEXT GENERATION パトレイバー

   この間、映画館に行ったときに、『魔女の宅急便』の実写化に気付いたが、今さら、『機動警察パトレイバー』の実写化、というより押井守監督による続編に気付いたよ。4月5日の公開か。
   それより公開が早い、映画『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』

>>『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』2014.2.22 ROADSHOW


>>ウラマヨ! | 関西テレビ放送 カンテレ - KTV関西テレビ

   関西テレビのテレビ番組『ウラマヨ!』を見る。山本まんぼというお店のまんぼ焼。京都駅の東、ラーメン店×2の道路を挟んだ向こう側。


   フジテレビ系列のドラマ『土曜プレミアム 星新一ミステリーSP』を見る。『世にも奇妙な物語』でさんざん星新一のショートショートでドラマをつくっているのに何を今さら、と思ってしまった。NHKでドラマ化した際には『世にも奇妙な物語』といくつかかぶっていたが、さすがにこれとはかぶりはないか。

<<4月のネタ放出。結局、テレビの話ばかり(2008年4月17日の雑記)


2/16   追悼放送?

>>舞台『弱虫ペダル』オフィシャルブログ

   最近、テレビの視聴予約を目覚まし時計代わりに使っていて、それで今朝、選んだ番組がBSフジの『チャップリン短編コメディ特集』(3:55-4:25)。ナレーションやそれぞれの役の声が永井一郎さんだった(サイレント映画なので、弁士的に話を伝える役)。一週間前に永井さんの最後の収録の『サザエさん』(フジテレビ系列で毎週日曜日18時30分から)の回も終わり、それで同じ系列の局が狙った追悼番組だったのかもしれない。それで今日、後任の茶風林さんの波平さん役第一回目で、よくよく考えたら、18時の『ちびまる子ちゃん』の永沢くん役と連続放送になる可能性があるな。個人的には茶風林さんは『スター・トレック エンタープライズ』のドクター役のイメージが強い。そして茶風林さんのファーストシーンはサザエとカツオを叱りつけるシーン。そんな違和感ないな、さすが、ベテラン!

<<おねえキャラか(2015年2月1日の雑記)


   朝、みそ汁を作ろうとしたが、ミソがほとんど無かった。月曜に買って追加しないと。三色丼。木樨肉と西蘭炒牛肉に、昨日作った親子丼を追加。西蘭炒牛肉がなくなって二色対決。

<<ついにおうちで!(2015年2月10日の雑記)

<<おねえキャラか(2015年2月1日の雑記)


2/17   日本を舞台とした動画

>>Youは何しに日本へ?:テレビ東京

   テレビ東京の番組『Youは何しに日本へ?』を見る。SAMさんの第一印象はジェローム・ボアテングに似ているって思ってしまった。それはともかく、映像の感じが映画『ロスト・イン・トランスレーション』っぽいね。いやぁ、かっこいい!

>>SAM - Hallo!? (Official Version) - YouTube

<<どうしても比べてしまう(2011年4月25日の雑記)


2/18   日本での封印回か!

>>ちちんぷいぷい - 毎日放送

  ; MBSの番組『ちちんぷいぷい』の「ロザンの道案内しよッ!」を見る。まさかオーストリア人に「ふぐ」が通じた理由が「『ザ・シンプソンズ』で見た」とは。日本では封印回のあの回を見たとは、羨ましい。

<<ハイフンで三つに分ける(2013年10月29日の雑記)

<<いろんな名場面(2013年6月7日の雑記)


>>[WBS]ワールドビジネスサテライト:テレビ東京

   テレビ東京の『ワールドビジネスサテライト』を見る。番組の本筋とは関係ないが、『LEGO ムービー』も永井一郎さんの遺作なんだ。番組のナレーションの声とかぶっていたが。

<<ネット配信の続報(2014年2月11日の雑記)


2/20   そうきたか

  ; NHK教育の番組『Schola』を見る。日本の伝統音楽で狂言、ときいてまさかとおもって、教師役もする、野村萬斎さんを呼ぶなんて面白い。次回も出演されるそうで。


2/21   こんなところで

>>テレビ朝日|アメトーーク! - tv asahi|テレビ朝日

   テレビ朝日系列でトーク番組『アメトーーク!』を見る。「「すぐ腹立つ芸人vs腹立たない芸人」は 3月20日に放送します。」とのことで、誰か不祥事を起こし、差し替えになったとおもっていて、それに楽しみにしていて安心した!

<<こんなところで(2014年2月7日の雑記)


>>細馬宏通『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか―アニメーションの表現史―』|新潮社

   図書館から借りてきた細馬宏通『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか──アニメーションの表現史』(新潮社2013年10月25日)を読み終える。確か夏目先生がブログでお勧めしていてその存在をしったんだっけ? 研究対象にアニメ史がかかわってくるのあれば押さえておきたい一冊だね。というわけで、以下、いつものように引用とそれについてのメモも。

p.11
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 世界で最初のアニメーション映画は、一九〇六年に作られたジェームス・スチュアート・ブラックトン(一八七五~一九四一)の『愉快な百面相 Humorous Phases of Funny Faces』と言われている。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   わずか三分の黒板を映したアニメーションだそうな。その背景となるのが、当時劇場で見せていた「稲妻スケッチ」という出し物。

p.14
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 人前で絵を描くという見世物は、映画が生まれるよりもずっと前から行われてきた。十九世紀後半には、『ハーパーズ・ウィークリー』のイラストレーターとして人気だったトーマス・ナイトが、講演中に政治家の顔をさらさらと描いてその場で売りさばいていた。さらには、ただ黙って絵を描くだけでなく、絵を描きながら語っていく芸も現れた。こうした芸でしばしば用いられたのがチョークだった。チョークの線は鉛筆やペンと違って太く、離れた観客からもよく見え、大勢の人々を集めて絵を描くところを見せるのにうってつけの画材だった。チョークを用いた芸は「チョーク・トーク」と呼ばれるようになった。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.15
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 黒板を用いてチョークで描くこうした芸はその速さと展開の意外さによって、ヴォードヴィル芸の一分野をなすようになり、やがて「稲妻スケッチ(ライトニング・スケッチ)」と呼ばれるようにいたった。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.15
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 稲妻スケッチが主に行われたのは、ヴォードヴィル劇場だった。ヴォードヴィル劇場は、あまざまな芸を次々とみることのできる見世物小屋で、十九世紀後半から二十世紀初頭にかけて、アメリカの各都市における重要な娯楽施設だった。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.35
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 なんといっても驚くべきことは、マッケイが漫画とアニメーションという二つの分野でパイオニアとして活躍したことだ。『チーズトーストの悪夢』『眠りの国のリトル・ニモ』をはじめとする幾多の新聞連載、そして『リトル・ニモ』『蚊はいかに動くか』『恐竜ガーティー』『ルシタニア号の沈没』などのアニメーション作品、いずれの分野でもマッケイはそれまでにない表現を切り開いた。その仕事量は膨大で、とても一人の人物がなしえたものとは思えない。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.42
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 10セント博物館は、その名の通り、たった10セント(ダイム)でいくつものショウを見ることができる安価な見世物小屋だった。そこにはヴォードヴィル劇場にないいくつかの特徴があった。そのひとつは、椅子に座ってひとところで見るかわりに、「博物館」の名のごとく、客があちこち回遊する仕組みだった点である。そしてもうひとつの特徴は「プロフェッサー(教授)」あるいは「レクチャラー(講師)」と呼ばれる、口上を述べる男がいたことである。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.75
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 一九一四年、ウィンザー・マッケイの発表した『恐竜ガーティー Gertie the Dinoaur』は、現在ではアニメーション史上画期的な作品として認められている。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   前述の『愉快な百面相』同様、現在の我々にはどこがおもしろいかわからない『恐竜ガーティー』の解説に、それと同様、当時の社会背景を説明するのに、当時の生物学を持ち出す。

p.80
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 プロントサウルスは、学術上はアパトサウルスと呼ばれる。名前が変遷した経緯は、そのままアメリカ恐竜発掘史になる。通称「骨戦争」である。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.81
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
当時、マーシュはコープに先んじるべく、ときには、体のごく一部の化石をもとに図版を欠いた短い記載を行い、あとから骨格標本を組み立てて追加報告を行うという姑息な頬羽をとっていた。一八七九年の別の論文で、アパトサウルスとは別の新たな恐竜「プロントサウルス」を記載したが、これも図版のないわずか二段落の論文だった。一方、コープも次々と新しい恐竜を発見し、二人の「骨戦争」は合わせて百三十以上もの恐竜の記載を産み出した。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.82
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『恐竜ガーティー』での恐竜の扱い方は、彼が慣れ親しんだ見世物としての動物の扱いそのものだ。「ガーティーはこれからわたしのいうとおりにします」「いい子だから観客におじぎしなさい」。こうした口上も、サーカスや10セント博物館の見世物と考えれば、ごく自然に響く。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.84
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 実は公開当時には、『恐竜ガーティー』には実写の部分はなく、その代わりにマッケイ自身が口上を述べてアニメーションを上映していたのである。さらにマッケイはアニメーションの始まりの部分だけでなく、上映中も鞭を鳴らしてガーティーに命令した。画面に向かって右側にマッケイ自身が立ち、猛獣使いとなって、ガーティーとやりとりをする趣向だったのである。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   背景に触れて読者のより理解が深まるのには唸らされる。

p.85
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
マンモスはガーティーの大きさを示す物差しの役割を果たすとともに、知覚心理学でいう「大きさの恒常性」を産み出す鍵となっている。画面の中に同じ形をした大小二つの物体が現れるとき、もしその二つが同じ物体だとしたら、大きい方は近くにあり小さい方は遠くにあると見なされる。このように一つの物体のみかけの大きさが変化するときに、わたしたちの頭はそこに自動的に遠近を見出す。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.87
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 つまりマッケイは、ガーティーの立ち上がり方を生物学的に正しく描くかわりに、その瞬間に観客の注意を翼竜へと誘導したというのである。10セント博物館の魔術師めいた手つきだ。手品の世界では、この種の注意の誘導を「ミスディレクション」と呼んでいる。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   変なところで反応してしまうが「ミスディレクション」というと、どうしても『黒子のバスケ』の主人公の一人、黒子のバスケットボールの技を連想してしまい、さらにあの作品のギリギリのところのリアリティ、少なくとも私はリアリティを感じるところで、ジャンプ系の伝統のようにエセ科学っぽく取材して大風呂敷を広げる手法が洗練されているな、とかなり感心していた。「ゾーン」とかも取り入れたりと。もっとも最初から(原作ではなく)アニメを見ているので、そうなのかもしれず、いきなり「ミスディレクション・オーバーフロー」とか見ても納得できず、一周回ってげらげらテレビの前で笑っているかもしれない。というよりメタフィクションからみるとアニメ『黒子のバスケ』はアニメの忘れられた遺伝子を知らずに受け継いでいていたんだね。

>>黒子のバスケ アニメ公式サイト

<<ビッグデータ活用(2013年12月24日の雑記)

p.88
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このようなミスディレクションは、マッケイがアニメーションを二次元の見世物としてではなく、画面と舞台とがひとつながりになった三次元の見世物として構想していたからこそ案出できたに違いない。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

pp.116-117
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そこで、マックスが考案したのは、映画を小さなスクリーンの後ろから映写し、そこにトレーシング・ペーパーを当てるという方法だった。さらに描き手の手元には、取っ手を用意し、引っ張るとフィルムを一コマずつ送れるようにしておく。これなら、描き手は、静止画を投射した状態で落ち着いて輪郭をトレースすることができる。描き終わったら取っ手を引っ張り、トレーシング・ペーパーを取り替え、次のコマを描けばよい。
 彼はこの装置を「ロトスコープ」と名付けた。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   p.137から「第六章 映像に音をつける」で劇場、見世物に続いて作品の背景になる当時の映画についても詳しく解説されている。例えば、

p.150
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 AT&Tはその傘下にあったウェスタン・エレクトリック(WE)にこの真空管技術の開発をまかせ、映画館に増幅装置を設置し、蓄音機や無線ラジオの音を電気的に大きく増幅して観客席に響かせた。現代で言う場内放送システム(PA)が誕生したのである。
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p.151
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映像と音とを同期させる一番よい方法は、映像と音を同時に記録し、同時に再生することだろう。これを可能にしたのが、映画のフィルムそのものに音を焼き付ける方式、すなわち「サウンド・オン・フィルム」方式である。
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p.155
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 これに対して、蓄音機のターンテーブルと映写機のそれぞれを一つのモーターの両端で直接回す方法をとったのが「ヴィタフォン」(一九二六)だった。当時の映画制作会社としては新興勢力であったワーナー・ブラザーズは、この「ヴィタフォン」方式で長編活劇『ドン・ファン』を制作し、ニューヨークやロサンジェルスなどで好評を博した。ただし『ドン・ファン』は音楽付き映画ではあったが「トーキー(おしゃべり映画)」ではなかった。というのも、流れるのは音楽のみで、俳優は声をあげず、セリフはすべて字幕で示されたからである。『ドン・ファン』は、伴奏音楽のみが録音再生される、いわば無言劇だった。
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   これは映画の印象がかわる事実だね。続いて下記のようにある。

pp.165-166
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 先に述べたように、一九二六年当時、サウンド・オン・ディスク方式のヴィタフォンでは、セリフはあくまでも字幕で、録音は伴奏音楽に限られていた。俳優の声が初めて記録されたのは翌年の『ジャズ・シンガー The Jazz Singer』だった。主役を演じたのは、ヴォードヴィル出身のブロードウェイのスター歌手、アル・ジョンソンである。
 実を言えば、『ジャズ・シンガー』も、声が入っているのは歌の場面だけで、セリフのほとんどは字幕で表示された。ただわずかに一ヶ所、映画の前半で、アル・ジョンソン演じる主人公が、酒場で情感たっぷりに歌い上げてからアンコールに答えるシーンに、彼の生々しい声が吹き込まれている。「まてまて、お楽しみはこれからだ。『トゥ・トゥ・トゥッツィー』が聞きたいんだろ」。この「お楽しみはこれからだ」は、セリフというよりはアル・ジョンソン自身がヴォードヴィル劇場でしばしば発するフレーズで、無言劇の中にあって、見る者に強い印象を残す。『ジャズ・シンガー』が「トーキー」の始まりとして後世取り上げられるようになったのは、歌声もさることながら、この場面の影響が大きいだろう。
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p.175
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口笛の場面は、ディズニーがこれから売り出そうとしているミッキーマウスというキャラクターが、一番最初に音声を発する瞬間なのだ。
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p.178
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オウム、ミッキー、船長、どのキャラクターが笑うときにも必ず、そのまわりで効果線が明滅する。現在の常識からすると、何とも余計な線に見える。
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p.179
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声はハッハッハッと間欠泉のように途切れ、体は笑いに応じて揺すられる。しかし肝心の口にはさしたる変化がないのではパッとしない。そこで、体のまわりに、伝統的な効果線を入れてやる。これなら笑いにつれて揺すられる体のリズムが強調され、音と映像のタイミングが合っていることが、よりはっきりする。効果線は、笑う体に注意を向けさせようとするアニメーターたちの意図から生まれた表現ではないだろうか。
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pp.192-193
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「蒸気船ビル」(作詞/レン・シールズ、作曲/レイトン・ブラザーズ)という古い流行歌なのである。
 「蒸気船ビル」は映画より十数年前、一九一一年の流行歌で、その後何度もカバーされ、当時の人なら誰もが親しんでいる歌だった。
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pp.194-195
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ちょうど同じ年の一九二八年五月、バスター・キートン主演によるサイレント映画『キートンの蒸気船 Steamboat Bill Jr.』(チャールズ・F・ライスナー監督)が作られている。原題に「ジュニア」とある通り、映画は蒸気船ビルと呼ばれる男と、キートン演じるその息子の物語だ。タイトルには「蒸気船ビル」がもはや引退前の父親の世代であり、時代はその息子へと移っているという感覚が、埋めこまれている。つまり、「キートンの蒸気船」にも、時代遅れの乗り物という感覚は通底しているのである。息子の通称は「ウィリー」。つまり、『蒸気船ウィリー』というタイトルは、キートンの映画からの引用なのである。
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p.218
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実写では、話す口の形の変化は、そのまま声と結びついている。「あ」と話せば口は開き、「う」と言えばすぼまる。けれど、アニメーションでは、これらの口の形を、声のタイミングと合わせる必要がある。この二つを同期されるのが「リップ・シンク」である。
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pp.220-221
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サウンド・フィルムとは、動く口から声が出る映画(トーキー)であり、リップ・シンクは、音の出るアニメーションにとって、是が非でも実現しなければならないものだった。むしろ、現在の日本のアニメでリップ・シンクが実現されていないことのほうが、アニメーション史では例外的なできごとなのだ。
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   映画というメディアの次はラジオってことで。

p.234
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 「ミニー・ザ・ムーチャー」は、その歌詞の危うさにもかかわらずその名を知られるようになった。大きな原因は、ラジオだった。恐慌以降、人々は高いレコードを買うよりも、さまざまな音楽を聴くことのできるラジオを好むようになっていた。
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p.234
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ラジオとアニメーション映画、二つのメディアによって喧伝された「ミニー・ザ・ムーチャー」のレコードは、さらに売れ行きを伸ばし、アフリカ系アメリカ人の作品としては初めて、ミリオン・セラーを記録した。
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p.240
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マックス・フライシャーはこのポパイに目をつけ、一九三三年に第一回作品である『ポパイ・ザ・セイラー Popeye the Sailor』を作った。
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pp.240-241
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 この曲に乗って登場するポパイの口と身体は実に複雑な動きをする。まず、口はというと、歌詞とリップ・シンクしなければならないのはもちろんのこと、歌の合間に必ず「ポー」とパイプを吹いて合いの手を入れるから忙しい。
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pp.274-275
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 うっかり「音声に合わせて描く」と書いたが、実は日本のアニメ制作で行われているようなアフレコ(ポストシンク)方式、すなわちアニメーションを描いてから声優が吹き込みを行う方式は、アメリカでは一般的ではない。ディズニーの初期や、フライシャーのベティ・ブープ、ポパイなどではポストシンクが用いられたものの、次第に各スタジオは、声優のセリフを動画よりも先に吹き込むプレレコーディング(プレシンク)の方式を用いるようになった。その理由は、声と唇の動きとを同期させる「リップ・シンク」にある。
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   ここまでリップシンクさせるアニメーションの伝統があるアメリカで、果たして口の変化が乏しい『アニサバ』は米国でうけるだろうか。

>>ANISAVA OFFICIAL SITE


2/22   干煎鷄脯

   干煎鷄脯(レシピにはカンジエンチイポーとルビ)を作る。美味しい。レシピにはほうれん草のおひたしもある。

<<追悼放送?(2014年2月16日の雑記)


2/23   あの書店はそういうところだったのか

>>恵文社一乗寺店

  ; NHK総合の番組『新世代が解く!ニッポンのジレンマ』「今読者はどこに?2014編集者の挑戦」を見る。それに前々から気になっていた一乗寺駅近くの書店が出ていた。


>>キョロちゃん|無料動画 GyaO!|アニメ

  ; 今週のアニメ『キョロちゃん』の配信は

第25話 故郷がなくなる日
第26話 バイバイ!キョロちゃん
第27話 初夢ジャンボゲーム
第28話 ニラミ警視あらわる

というラインナップ。25話&26話がつづきもので、シーズン1の最後を飾る素晴らしい出来。博士との再会で以降、ちょいちょい手紙と同封された写真で博士が登場。そしてシーズン2ではオープニングとエンディングテーマが替わった27話は、大がかりで止まったコマで幻想を見せる、すごろくゲーム。ネタバレになるけど、そこには陰謀があって、エンゼルランドの住民を全て偽物と入れ替えるというのがあったが、キョロちゃんが途中まで知らずにそれを未然に防ぐというSFなお話。何と言ってもここからエンディングテーマが、さねよしいさ子/歌『キョロちゃん絵かき歌』になったってことが個人的にはとても嬉しい。28話は故・塩沢兼人さん演じるニラミ警部登場! 今回の配信は盛りだくさんだ。


>>NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」 - NHKオンライン

   NHK総合で大河ドラマ『軍師官兵衛』を見る。竹中直人さん演じる秀吉が主役の官兵衛と話した上に「心配御無用」とかいうと、昔の大河ドラマ『秀吉』を連想しそれも含め同人作品っぽくて笑みが零れてしまう。それ以外も何だか一視聴者の同人作品みたいで面白い……と書きつつあまり同人誌一般を読んでないので、イメージだけで書いているが。

>>公開同人(2014年1月5日の雑記)


2/24   「Realy good」

>>タモリ倶楽部|テレビ朝日

   ABCで『タモリ倶楽部』を見る。池上彰さんの「良い質問ですね~」の口癖を真似た上で、マーティ・フリードマンさん「良い質問だから、答えられないんだよ!」

>>松武さん!(2012年11月19日の雑記)


>>Youは何しに日本へ?:テレビ東京

   テレビ東京の番組『Youは何しに日本へ?』を見る。デンマークの二人がとまるホテルが阿佐ヶ谷のスマイルホテル。そして阿佐ヶ谷の町をぶらぶらする。カレーラーメンと焼き肉を食べて「Realy good」を連呼。しかしあのスマイルホテルがこんな全国放送で出るだなんて。

<<日本を舞台といた動画(2014年2月17日の雑記)


2/25   今年の折田先生像

   帰りに京大へ見に行ったが、今年の折田先生像キョロちゃんだった。ふなっしーと予想したが外れたか。

>>折田先生を讃える会

   まさかGyaO!でアニメが配信している関係か?! 違うね(笑)

>>キョロちゃん|無料動画 GyaO!|アニメ

<<あの書店はそういうところだったのか(2014年2月23日の雑記)


2/28   森本レオさんのあの役を連想

>>[WBS]ワールドビジネスサテライト:テレビ東京

   テレビ東京の『ワールドビジネスサテライト』を見る。ビットコインの市場、マウントゴックス、民事再生法適用の申請で経営破綻のニュース。本筋とは全然関係ないが、ちゃんと知ろうとしない勝手なイメージで遠い異郷の話しと思っていたら、国際的な活動とはいえども、日本のことだったんだね。そして大事なのに記者会見の場で泰然として日本語で答える欧米人CEO。まるで『ショムニ』の、謝罪会見のためだけに社長にされちゃったが、本人は重要な役を任されたとうれしがる庶務二課の課長みたいな担がれただけにみえた。脇の人が「CEO」じゃなく「社長」と呼んでいたのがそれを強める印象。

<<日本での封印回か!(2014年2月18日の雑記)


   BS放送で映画『フォー・ルームス』を見る。後輩が大好きだった俳優の映画をようやく見れる。あとどうしても『THE有頂天ホテル』の参照元としてみてしまうね。なんか全体的にブラックで刺激的。

<<朝から映画漬け。(2007年1月18日の雑記)




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