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▼からんだっしゅさん:
はじめまして、英語で三国志管理人のたいがあです。
>ですから『三国演義』の英訳は"Romance of the Three Kingdoms"というのが一般的なようです。実際Brewit-Taylorによる翻訳はそうなっていますね。
三国志演義の英訳は2つあります。
1つは日本で広く普及しているC.H.Brewitt Taylor訳
The Romance of Three Kingdoms: 1925年初版
もうひとつはMoss Roberts訳
Three Kingdoms: 1976年初版
Taylor訳は人名、地名表記をWade式と呼ばれる古い方式を使用していて
(台湾で今でもつかわれているようですが)Koeiのゲームにより
英語圏に普及しつつあるピンイン式とはつづり方が違います。
Roberts訳は簡約版がアメリカでは相当普及しているようです。表記は
ピンイン式を採用しています。
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>一方『三国志』は上記の翻訳の解説には"Annals of the Three Kingdoms"となっています。annalsとは「年代記」という意味です。因みに『史記』の英訳では該当部分はrecordを使っています。
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annalはannual(年間の)と同源とおもわれ、一年ごとの記録ということです。三国志の記録形式から言うとそう表現しても間違いではないと思います。recordsやchroniclesを使うのはそのほうが一般的表現としてなじみがあるからでしょう。
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