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2014年7月の雑記
2014.07.01.
<<2014年6月の雑記


このページは?
   このページは日記コンテンツです。本サイトでは全然、ジャンル違いなので注意です。


7/5   最後まで見せるね

   NHK総合でドラマ『55歳からのハローライフ』(4)「トラベルヘルパー」を見る。小林薫さん主役の相手が安田成美さんのドラマ(一回完結もの)。最後まで見せるね小林薫さん!淡い恋心が現実味を帯びていき、そして落とすあたりが切ないね。原作、村上龍さんかい!

<<「蔓延るダメアーキテクチャ」って(2012年3月31日の雑記)


   番組『ゴジラの大逆襲~お前は何者なのか~』を見る。ゴジラ映画の歴史、しかもアメリカでの受容の歴史もあってまとまっていてとてもおもしろかった。とくに神を含むゴジラの綴り、GODZIRAは偶然だそうな。


7/6   今は定番か?

   三国丼。イタリア風鶏のトマト煮、鶏と大豆の炒めもの、回鍋肉


7/9   説得力あるね

>>[WBS]ワールドビジネスサテライト:テレビ東京

   テレビ大阪でニュース番組『ワールドビジネスサテライト』を見る。「日本コンテンツを世界に/歌詞は日本語のままで」 まったく興味がないが、きゃりーぱみゅぱみゅさんだとすごく説得力があって、納得のかわいさだ(主観)。

<<ライセンス切れ(2014年6月6日の雑記)


7/10   ヒモって宇宙ヒモか

>>『スペースダンディ』公式サイト SPACE DANDY OFFICIAL SITE

   アニメ『スペース☆ダンディ‎』第14話「オンリーワンになれないじゃんよ」を見る。ヒモ(宇宙ヒモ)を引っ張ると次元転移ができるパラレルワールドのネタ。「イデオン」や「進撃の巨人」のパロディを入れていた。ミャウがシュレディンガーの猫の次元がお気に入りかな。途中から「スタートレックTNG」の「無限のパラレルワールド」よろしく全員集合し、解決もそれっぽい。

<<ループもの(2014年3月13日の雑記)


   MBS西川貴教と松井玲奈のアニメとマンガとゲームばかりの番組が東京でも放送決定。日本マンガ学会大会と同日の人生画力対決の模様が少し出ていた。森川ジョージ先生が飛び入りして目を見開いて口をぱかっとあげるツインテールの女子しかかけない様が出ていたよ。


>>[WBS]ワールドビジネスサテライト:テレビ東京

   テレビ大阪でニュース番組『ワールドビジネスサテライト』を見る。

>>トレンドたまご サイクロンシャワー
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   ほしいー


7/12   『西遊記』ではない。

>>ミニシンポジウム「マンガ研究の諸相」 | 京都国際マンガミュージアム - えむえむ

   京都国際マンガミュージアムにて開催のミニシンポジウム「マンガ研究の諸相」に行く。いつものひょうに会場の3階の教室っぽいところに行く。私が『西遊記』の連環画を研究していると勘違いされて、昨年、ベルント先生からそれを研究する学生さんと引き合わせようとされたんだけど、その学生さんの修士論文中間報告があるようなので、上記のミニシンポジウム「マンガ研究の諸相」(第1部:大学院マンガ研究科M2生による報告)に足を運ぶ。もちろんそれ以外も興味のあるところだった。

※前回訪問時・<<遠くドイツの次は近く台湾(2013年11月17日の雑記)

   2年前は開催したが、1年前は公開しなかったとのことで、その2年前のは当日、公開研究会「広がりつつあるマンガ研究 京都精華大学芸術研究科博士後期課程院生による報告会」(下記記事参照)のことかと思い込んでいたんだけど、今、思うとそもそも研究科が違うね。課程も年度も違うし。

>>ノート:連環画は中国特有の『マンガ』なのか?その絵本としての可能性を探って(2012年2月15日)

   その思い込みのまま、研究報告を聴いていて、原典としての『西遊記』の説明で、おそらく何らかの連環画の作品からの画像が引用されていたが、出典が明記されておらず、今回も明記するように指導的コメントが入るだろうと思っていたら、そういった細かいことへの指摘は今回なかった。
 3つの研究報告について、個人的欲求としてはそれぞれある論考について参考にしているかを確認したかったが、確認したところでそれが各研究の役に立つかは甚だ疑問だったし、それは指導教官の役目だろ、って脊髄反射的ツッコミが脳内で出ていたので、未遂に終わっている。そのためモヤモヤするので、ここでつぶやいておこう。以下、箇条書き

●「三つの孫悟空:「西遊記」のマンガ化における人間観」

陳曦子「日中における中国四大名著のマンガ比較研究 : 「三国志」と「西遊記」を中心に」同志社大学博士論文、2013年3月が参照されているか気になった。同志社大学に直接見に行けなければ、京都府南端の国立国会図書館関西館に見に行くのが確実だろう。キャラクター、キャラという観点からは一度目を通した方が良いだろうと素人考えで思った。

●「中国における日本アニメの伝播 海賊版と正規版のマルチメディア化を中心に」

宮台真司/監修『オタク的想像力のリミット ─<歴史・空間・交流>から問う』(筑摩書房2014年3月25日発行)
>>http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480867247/

pp.251-285 ローレンス・エング「第8講 ネットワーク文化としてのファンダム・イン・アメリカ」
※アメリカのファンサブ文化との比較という意味では大いに参考になるかと素人考えで思った。それと具体的な情報源や出典が明記されていなかったので、個人的にはどうしても単なる居酒屋での与太話に聞こえてしまっていた。さすがに遠藤誉『中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす』(日経BP社2008年2月12日発行) は先行研究の一つとして挙げられていたが。

●「コスプレ研究-イベント会場のあり方とコミュニティにおける特徴の参与観察による解明-」

宮台真司/監修『オタク的想像力のリミット ─<歴史・空間・交流>から問う』(筑摩書房2014年3月25日発行)
pp.371-404 岡部大介「コスプレイヤーの学び──文化的実践としてのコスプレはいかに達成されるか」
※この研究報告を聴講する前はてっきりこの論考にあるレイヤーが持つ「DIY意識」について当然、出てくると思っていたが、スタッフ、いわゆる「一般人」も含めた「場」について研究なんだね。しかしながら、それを成立させる個々人の意識の持ちようという意味では参考になるかと、やはり素人考えで。

 初めの研究報告で、「三つの孫悟空」の一人が『ドラゴンボール』の孫悟空だったもんで、帰宅して同人作品の『Dragon Ball Multiverse』の未読分を読んでしまったよ。

>>Dragon Ball Multiverse - Webcomic

<<メアリー・スー選手(2013年11月5日の雑記)

冒頭のページからプログラムを下記へ引用。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
プログラム

第1部:大学院マンガ研究科M2生による報告発表者 グエン・ホン・フック (NGUYỄN PHÚC HỒNG )
三つの孫悟空:「西遊記」のマンガ化における人間観
呂萌(Lü Meng)
中国における日本アニメの伝播 海賊版と正規版のマルチメディア化を中心に
河合志帆
コスプレ研究-イベント会場のあり方とコミュニティにおける特徴の参与観察による解明-
コメンテータ 三宅俊夫(ベネツィア大学日本学科、現代日本文化研究)
Dr. Toshio Miyake


第2部:特別講演会 Special Lecture

※英語での発表になります。通訳は入りません。
*This special lecture will be held in English.

"Sociological Perspectives on Japanese Manga in America, and the Importance of Considering Japanese Theoretical Arguments (Azuma, Saito, Otsuka)"Speaker Dr. Casey Brienza (City University London, Dept. of Culture and Creative Industries, Lecturer in Publishing and Digital Media)
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


   NHK総合でドラマ『55歳からのハローライフ』(5)「空を飛ぶ夢をもう一度」を見る。 小林薫さんが前回の役でゲスト出演して、高速バス内で主役たちを助ける良い役どころだった。

<<最後まで見せるね(2014年7月5日の雑記)


7/13   良いように使われている

>>NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」 - NHKオンライン

   NHK総合で大河ドラマ『軍師官兵衛』28回「本能寺の変」を見る。お濃の方が本能寺の変に参戦になっているよ。いつ居なくなったか不明の人が良いように使われているね。

>>あの書店はそういうところだったのか(2014年2月23日の雑記)


7/24   今夏の予定

>>東京のスポーツバー ミラニスタ

   ↑ギネス・インターナショナル・チャンピオンズカップの中継を「ミラニスタ」でされるようですので、8月3日日曜日朝7時キックオフのリヴァプール×ミラン戦を見に行きます。さっき電話で予約しました!
   残念ながら日本のミラン・ショップのジュニア用の背番号が在庫切れなんで、新ユニフォームが間に合わず、ですが。
   2012/13シーズンのいつもので、92番、ステファン・エル・シャーラウィの活躍を期待しておきます。
   ついでに2日土曜日の関西大学CSAC4階セミナースペースにて開催の漢字文献情報処理研究会>>2014年度夏期公開シンポジウム「情報化時代における中国学研究基盤を考える」にもネットで申込したので、当日は第一部だけ聴いて、阪急→JRと乗り継いで、京都-米原間をワープし(つまり新幹線利用)、青春18きっぷで終電で阿佐ヶ谷に伺います。
   その次の週の9日土曜日は国立国会図書館に行って、少しでも9月13日>>三国志学会 第9回 京都大会に向けた調べものをして、オフ会か何かが開催されれば行って(発動しなければ「ミラニスタ」だ)、多分、朝に列車泊して、昼から、歴史人セミナー、渡邉義浩先生の>>「諸葛亮孔明の実像と三国志3大合戦の真実」に参加して、15時23分上野発、青春18きっぷでの終電で帰ります。    ちなみに自分の記事やら雑記を見返すと昨年のその時期は下記のようになっていてかなり詰め込んでいました。

7月28日日曜日 大阪 ムジカの幸福再び~さねよしいさ子ライブ
7月31日水曜日
 横浜中華街にて9/28「三国志フェス2013」の営業・交渉のお手伝い
 横浜中華街 関帝廟 関帝誕 神輿巡行の観光
 御茶ノ水 レキシズルバー
8月1日木曜日
 阿佐ヶ谷「ミラニスタ」にて観戦
  サッカー アウディカップ2013 準決勝 マンチェスター・シティ×ミラン
 国立国会図書館新館で『月刊コミックトム』1980年5月号創刊号閲覧
 霞ヶ関 日本マンガ学会 著作権部会 講演会「絵画、漫画と著作権-追及権を研究して思うこと」聴講
 その懇親会出席
8月2日金曜日
 阿佐ヶ谷「ミラニスタ」にて観戦
  サッカー アウディカップ2013 3位決定戦 ミラン×サンパウロ
 名古屋 「やつい孔明のヴィレ蛮征伐~サインお渡し会ツアー~」最終日一般参加


7/31   ワンオペ!

   テレビ大阪でニュース番組『ワールドビジネスサテライト』を見る。すき屋の第三者委員会の結果が出ていた。小川賢太郎社長。報道で、「深夜にバイト一人ですべてを行うワンオペ」「すき屋モデル解体勧告、労働者の人権を保護する厳しい結果。」だって

<<ヒモって宇宙ヒモか(2014年7月10日の雑記)


>>ミッキーの書式 戦後まんがの戦時下起源 大塚 英志:書籍 | KADOKAWA

   大塚英志『ミッキーの書式──戦後まんがの戦時下起源』(角川叢書 53 角川学芸出版2013年3月25日発行)を図書館から借りて読む。以下、気になったところを引用。

p.20
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 図-15は「伴大納言絵詞」という12世紀末に描かれた絵巻物の一部です。長いロール状の紙に描かれたストーリー性のある絵画です。
 スタジオジブリの高畑勲はこの絵巻物はまんがのコマとして読み替えられる、とかつて主張し実際に図-16のような形で示しました。
 高畑は日本の絵巻物をまんがやアニメーションの演出法ととても近いと考え、そのことをわかり易く説明するために絵巻物の演出をこのようにまんがの演出におきかえてみせたのです。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.111
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 以上のような立場から、「ミッキーの書式」受容直前の光景を田河水泡を例に検証してみたい。田河水泡を扱うのは、田河の代表作「のらくろ」シリーズが1930年代のまんが界で「ミッキー
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.112
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
の書式」をいち早く援用するとともに、最も読者から支持されたキャラクターである点、そして田河の大正アヴァンギャルドとの関わりの二点において筆者の立論を可能とする存在だからである。結論から記すが、田河における「ディズニーの書式」の受容には大正新興芸術運動の流れを汲む構成主義ないしロシアアヴァンギャルドの下地が確実に作用しており、それ故、「のらくろ」は成立可能だったといえる。言い方を換えれば「のらくろ」は大正アヴァンギャルドと「ミッキーの書式」の統合の産物であるとさえ筆者は考える。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.212 大城のぼる『汽車旅行』について。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 とはいえ次章で見るように、既にアニメーションは日米開戦をきっかけに「宣伝手段」としてその有効性が強調されつつあった。日米開戦後は思想以前に紙の供給統制のためにまんががそのものの刊行点数はへり、大城の証言によれば、周囲のまんが家も次第にアニメーションに転じていったようだ。このアニメーション製作についての描写を、大城は独学で、つまり「参考資料」を自分で調べてまとめたというが、既に見たようにこの前後にはアニメーションの技術論は数多く公表されるようになっている。その意味で大城の最後の抵抗としてあったこの「フィルム映画」の章さえ「国策」に呑み込まれつつあった。大城はそのような時代状況の中で、子が父から車中でひたすら啓蒙を受けるという単調でストーリーを一切欠いたまんがを、国策が求めた「科学」的リアリズムの書
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.213
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
式に基づき描かざるを得なかったのである。そしてこのドラマ性を欠く展開を演出し、しかも、一つ一つのコマがパースペクティブとリアリズムによって徹底していることを踏まえれば、コマとコマとの接合していく論理構成は映画的なモンタージュに接近せざるを得ない。ここに大城のぼるにおける「映画的手法」の発生が見てとれるのである。構図を切り替えモンタージュ的につなぐ「映画」的手法で画面を見せようとしている。かくして「支持要綱」が児童まんがに求めた「科学」は大城において、「映画的手法」という戦後まんがの方法を規定する書式の一つとして、「科学」という統制の果てに、まんが表現に導入されていったものなのである。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.272
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 前章で筆者は大城のぼるの十五年戦争下の作品に「科学」が導入され、つまり、本章の立論で言い換えれば「文化映画」化していく過程で、その作品にリアリズムが強要された結果、「ミッキーの書式」からなるキャラクターが大城作品の中から消滅したことを指摘した。しかし他方、『桃太郎 海の神兵』は「文化映画」化し、記録映画的なリアリズムを導入しながらディズニー的な動物
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

p.273
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
は消えていないどころか、桃太郎と米兵を除く全てが動物キャラクターとして描かれている。後述するように、筆者は今村太平はアニメーション『桃太郎 海の神兵』成立の気運作りに相応に影響を与えたと考えるが、その今村の批評の立場に立てば、アニメーションにおける動物的キャラクターは内的因果律に支えられている限り、「科学」や「リアリズム」と抵触しないどころか、その美的な体現なのである。それがアニメーションとまんが表現における「ミッキーの書式」の運命をわけたといえる。同じ転向マルクス主義者でそれぞれアニメーションとまんがの国策に関与しながら、今村は小熊と違い関わったジャンルそのものに積極的な評価を与えていた点で大きく異なる。  今村太平はこのようにして「文化映画」とアニメーションという二つの新しい映画形式を積極的に論じることで映画批評家としての地位を築く。そして「文化映画」論としての『映画と文化』(第一文藝社、1940年)、『記録映画論』(同)、及びアニメーション論としての『漫画映画論』(1941年)といった著書を刊行し、その領域の専門家として国策化するこの二領域への政策提言的な発言を開始するに至るのである。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




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