メモ:三国志学会 第十六回大会 報告(2021年9月5日)

※前の記事 メモ:三国志大文化祭2021(2021年9月5日)

 2021年9月5日日曜日正午、前の記事で書いた三国志大文化祭2021が終わって、三国志主催イベントとしては昼休みを挟んで、次の三国志学会 第十六回大会の開催を待つ。

・三国志学会
http://sangokushi.gakkaisv.org/

※新規関連記事 第8回“三国志”の作り方講座(東京都新宿区戸山2022年1月29日)

・三国志学会大会
http://sangokushi.gakkaisv.org/taikai.html

※前回記事 メモ:三国志学会 第十五回大会 報告(2020年9月13日)

※次回記事 三国志学会 第十七回大会 三国志大文化祭2022(東京2022年9月4日日曜日)

※次回記事 メモ1:三国志学会 第十七回大会(2022年9月4日)

※次回記事 メモ2:三国志学会 第十七回大会(2022年9月4日)

 この記事を書いている段階で、午前中の三国志大文化祭2021と同じく9月末までのアーカイブ配信が三国志学会会員に用意されており、午後の大会ではさらに全発表に配布資料(レジュメ)が非会員にも読めるようネットに公開されている。なので、ますます清岡からの説明が不要になってきたので、メモをただ貼り付けておくだけに留めておこう。


○石井仁会長挨拶 (13:00~13:10)

 緊急事態宣言下だからからかオンライン挨拶。昨年は事務局長が代わりにされていたので、いろんな意味で時代を象徴するというか。

○報告(13:10~15:55) 小野響(日本学術振興会特別研究員PD)「「禿髪樹機能の乱」再考」

 立命館大学の松本保宣先生の下から南京大学の張学鋒先生の下へ留学されて、今、京大の人環でポスドクをされているそうな。こちらもオンライン発表。

※関連記事 ノート:六朝建康都城圏的東方―破崗瀆的探討為中心(2014年12月6日)

・表題のは三国時代だという主張。

※関連記事 「魏晋南北朝史と石刻史料研究の新展開」ノート1(2008年9月14日)

・なんで「禿髪樹機能」と呼ばれるか?と
・『晋書』から。『資治通鑑』。その他の史料、親戚まわりから樹機能が禿髪とは怪しいと。
・その場所で傅玄が出ると嬉しくなってしまう……いや祖父の傅燮と勝手に重ね合わせてね

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・開始より、というより午前中より視聴者は増えていた。

○長谷川大和(早稲田大学東洋史懇話会会員)「匈奴劉氏の歴史認識」

・昼より視聴者が徐々に増えてる。

○竹内真彦(龍谷大学現代経済学部教授)「覇陵橋は何処だ:「五関斬六将」再考」

・そうか、覇陵橋って長安になかったっけ?の話だ。良い復習になりそう。
 →「三国志平話」では都は長安のまま。
・14時54分から本題。それまでは渡邉義浩先生+アルファ。
・雑劇「関大王単刀会」で昔語りをひろってくるのは新鮮
・発表後、柿沼先生「とんでもなくおもしろかったですね」
・ここらへんの時間帯がこの日の視聴者のピークだった気がする(こういう微妙な表現なのは定期的に視聴者をメモっているのではなくメモの中ではピークだったって話)。

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○狩野雄(武庫川女子大学文学部教授)「香る荀令君――詩文のなかの荀彧像」

・オンライン発表
・「荀令留香」!
・配布資料p.8「香る荀彧像の源流はどこにあるのだろうか。→ミッシングリンクのような資料の存在。」
・質疑応答にて、香料の具体的な素材は何かという質問があって、それにローズマリーが出されていた。14年前の質疑応答を思い出す。

※関連記事 第2回三国志学会大会ノート3

○第四回三国志学会賞授賞式(16:05~16:25)

 スケジュールから5分遅れぐらい。今回、第四回三国志学会賞授賞は狩野雄先生の『香りの詩学 三国西晋詩の芳香表現』(知泉書館2021年1月30日)。

※関連記事 香りの詩学(2021年1月30日)

※前回記事 メモ:第三回三国志学会賞授賞式(2020年9月13日)

・狩野先生はオンライン登壇なので、ネット先行の賞状になる。
・そうそう三国志学会第2回大会での谷口建速さんによる最初の研究報告後に観客の人数が想定より多いってことで教室変更になったんだよね。人が多すぎて。

※関連記事 第2回三国志学会大会ノート1

 その三国志学会第2回大会の狩野先生の研究報告での質疑応答にて、最初の質問が「迷迭」というのが何か、ってことで、その質問者の興味を持ってくださった様に感動したと。さっきの研究報告のローズマリーは受賞挨拶のフリだったんだ。

※関連記事 第2回三国志学会大会ノート3

※新規関連記事 三國志研究第十七号(2022年9月4日発行)

○講演(16:25~17:25)渡邉義浩(早稲田大学文学学術院教授)「『三國志』東夷傳の思想構造」

 ご還暦を迎えると。

・親魏王は大月氏国と倭国の2国のみで如何に倭国が異常だと

※関連記事 三国志学会 第十一回大会(2016年9月3日10日土曜日)

・ネットだとワイプの小さな枠で身振り手振りで説明してて何だかかわいいことになってる(笑)
・配布資料p.8(曹真が戦果をあげてないのに) 大月氏国との使者かー。位があがるほどそんな重要だったとは
・纒向遺跡の研究所で論文依頼があって、執筆されたそうな。

※新規関連記事 リンク:纒向考古学通信 Vol.13(2019年7月1日)

※新規関連記事 邪馬台国-『三国志』の中の魏志倭人伝(埼玉県本庄市2021年10月9日)

 昨年の話だね、渡邉先生は英雄にしか興味がない、柿沼先生がおっしゃった話。

※関連記事 メモ:三国志学会 第十五回大会 報告(2020年9月13日)

 17時31分、閉会の挨拶は渡邉先生による。

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