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【2959】座るときの敷物の呼称 yu 2007/12/1(土) 3:33 マニアック!

【2964】補足というより蛇足 清岡美津夫 2007/12/2(日) 14:31 雑談
┗ 【2965】同席 巫俊(ふしゅん) 2007/12/2(日) 21:49
┗ 【2966】ありがとうございます! yu 2007/12/4(火) 13:35

【2964】補足というより蛇足
雑談  清岡美津夫 E-MAILWEB  - 2007/12/2(日) 14:31 -

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    こんにちわ。横ヤリ失礼します。

 すでに黒耀竜さんがおっしゃっているように[#2960]、「座るときの敷物は?」と尋ねられたら「席」としか答えようがないと思うのですが、それ以上のことを尋ねるということはもっと広義のことを求められているように思います。
 やはり何を目的にそれを質問しているかをある程度、明確にした方が多くの人にとって答えやすいですし、求めている答えが得られやすいと思います。逆に明確にしないといつまでも平行線のような気がします。
(例えば単に疑問に思ったとか三国創作に使うとか)

 それで本題ですが(タイトルにあるよう蛇足に過ぎないのですが・汗)、「席」は有名どころでは『礼記』内則にある、

七年.男女不同席.不共食.

<清岡による訳>七歳にして、男女は席を同じくせず、共に食さず。

という文でしょうか。これからも判るように「席」は単独で座るものではなく、複数人で座るものです。「同席」は現在では違う意味で使われますが、当時(三国時代も含む)は一つの席(同じ敷物に)に二人以上が座る意味でしょうね。
 『三国志』で「席」が出る有名どころは『三国志』蜀書先主伝の

先主少孤、與母販履織席為業。

<清岡による訳>先主(劉備)は若いとき孤(父親を亡くし)で、母と共に履(くつ)を販売し、席を織ることを生業としていた。

という記述でしょうね(台湾中央研究院の漢籍電子文獻で「席」と検索すればもっとありますね)。

 当時(後漢)の「席」の画像としては京都大学人文科学研究所所蔵の石刻拓本資料でいくらか見ることが出来ます。

・漢字情報研究センター(京都大學 人文科學研究所附屬)
http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/

 例えば上記の漢字情報研究センターの「データベース」→「京都大学人文科学研究所所蔵 石刻拓本資料」→「畫像石」→「四川畫像磚(1)」→「G01-01(四川 宴飲畫像)」と辿ったところの画像でしょうか

 画像からも判るように、当時の座るは今で言う正座がポピュラーな座り方で、その際に体の下にある物(座具)は「席」以外に、「牀」、「榻」、「獨坐」、「[木平]」がありますね。

【2965】同席
 巫俊(ふしゅん)  - 2007/12/2(日) 21:49 -

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   > それで本題ですが(タイトルにあるよう蛇足に過ぎないのですが・汗)、「席」は有名どころでは『礼記』内則にある、
>
>七年.男女不同席.不共食.
>
><清岡による訳>七歳にして、男女は席を同じくせず、共に食さず。
>
>という文でしょうか。これからも判るように「席」は単独で座るものではなく、複数人で座るものです。「同席」は現在では違う意味で使われますが、当時(三国時代も含む)は一つの席(同じ敷物に)に二人以上が座る意味でしょうね。

『礼記』内則の「不同席」は、「同じ席にすわらない」だったんですか。
「席を同じ室に並べない」くらいの意味だと漠然と思っていました。
そういえば、横山光輝の『史記』で前漢の皇帝と皇后が同室で食事しようとする回がありましたね。
画像石などで史実の方は確認していないのですが。

【2966】ありがとうございます!
 yu  - 2007/12/4(火) 13:35 -

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   皆様、ご丁寧にありがとうございました!
色々な事がわかって、とてもとても参考になりました。
次は答えられる側になれるように、精進します。

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