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▼ポコさん:
>確か、僕は初心者にも三国志を知ってほしくて描きたいと思っていたはず…。
>だから、ちょっと創作も加えようかなぁと少し揺らいで来ました。
>僕も物語風にしようかなぁって言うのはものすごく悩んでいたところでした。
>物語の方が楽しいですよね?
>皆さんは、どんな意見をお持ちですか?
「正史」という言葉は、三国志など中国の歴史を勉強する人研究する人にとっては意味のある言葉なんですが、普通の人にはあまり関係がないと思います。
それゆえ「正史」と聞いてそれを「正しい歴史」と思ったり、「史実」と「事実」は違うことを分かっているのが前提での「史実」を追求する姿勢に理解を示さないといったことがあります。
三国志に興味を持って、人と話す上で食い違いが生じないために、便宜上「正史」や「演義」の区別をしたりしますが、それが過敏になりすぎて派閥めいた分類ができてしまうことはありえると思います。
いずれにせよ、歴史書を編纂するわけでもなく、解説書をかくわけでもなく、
人に三国志を広めるというのが目的ならば、羅漢中の前例に従い、読んで面白く感情が刺激されるような物語として創作するのが賢明だと思います。
−正史が読まれるより演義のほうが広く読まれていた−
この事実は聞き流してはなりません。羅漢中はなぜ広く読まれる物語を生み出すことができたのだろうか。このあたりをよく考えれば第二の羅漢中になれるかもしれません。
正史を勉強する面白さというものもありますが、初めての人が三国志を読む面白さとはだいぶ異なるタイプの興味になると思います。普通初めての人はワクワクしながら楽しむと思うんですよ。正史の面白さはじわじわと味わうような、何らかの満足感が得られるものだと思います。
「読み物」としての作品制作にあたっては、どんな客層をターゲットにするか絞込みをしたほうがよいと思います。作品ごとに読み手を絞ると、とても作りやすくなるかと思います。三国志を全く知らない人が面白いと思うことと、三国志を知っている人が面白いと思うことは相当違うと思いますので。
きりがないのでこの辺で。
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