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イギリスの話になってしまうのですが、かの地では(特にほんの数十年前まで)いわゆる社会的なクラス(階層と)と体格の間に一定の関係があったようです。
具体的には、高い階層の人々は体格が良く、低い階層の人は体格的に恵まれないということができたようです。
これは、(ヨーロッパでは現代でもある程度そうなのですが)社会的な階層はかなりの程度世襲的に決まるものであり、しかも婚姻等も階層内で行われた結果、高い階層の人々は何世代にもわたり豊かな食生活をすることになり、それが恵まれた体格に結びつく一方、低い階層の人々は逆に何世代にもわたり栄養状態が良くなかったので、体格に恵まれないことに基づくのだというのを高校の世界史の授業のときに、聴いた記憶があります。
また、イギリスでは、良い大学にいくのは社会的に高い階層の人々が多く、それがオックスフォードやケンブリッジといった大学がラグビーが強いことの一因ともなっているそうです。
なので、(長くなりましたが)上のようなことが三国時代の中国にもいえるとしたら、何世代にもわたり高い階層の人=血筋の良い人→体格の良い人というのが、いつのまにか体格の良い人→血筋の良い人、立派な人となったのかなぁ、なんて思うのですが、どうでしょうか。
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