諸葛孔明 不世出の名軍師(1996年12月15日発行)


※前の記事 リンク:四時の宴 ―建安の公宴詩について―(お茶の水女子大学中国文学会報 第39号2020年4月18日)

 2021年8月9日月曜日祝日朝、下記関連記事を書いたときに、そういやそこで紹介した単行本の元となった単行本の記事がなかったと思い、いい機会だから今回、記事にしてみよう。

※関連記事 マンガ 三国志X 諸葛孔明(2021年7月12日出版)

  

 それは上の写真(いや扱いが悪かったんで汚れてる)の、マンガ単行本の石森プロ(シュガー佐藤)『諸葛孔明 不世出の名軍師』(マンガ中国大人物伝 1 世界文化社1996年12月15日発行)。いや普通の流れでは三国志ニュースの記事いくつかが取材され清岡により論文ができるんだけど、この『諸葛孔明 不世出の名軍師』についての記事化が未施行なのに、それについて書かれている論文が2報も、そして3報目も決定している。

※関連記事
 メモ:第20回三顧会 前夜祭(2014年5月3日)
 レポ:7/26北九州 兀突骨で酒池肉林?! ラウンド3(2014年7月26日)
 中国の歴史 4 英雄たちの時代 ―孔明と三国志―(1986年8月20日発行)
 コミック三国志(週刊ビジュアル三国志2004年3月25日-2005年3月17日)

※新規関連記事 魏晋の史学思想(富士大学紀要 第31巻第1号 1998年7月10日発行)


 とは言っても上記関連記事にあるように、ちょいちょい『諸葛孔明 不世出の名軍師』については引き合いに出していたんだけど、既出の論文2報についてどういう風に扱ったか以下、簡単にコメントを入れておこう。

・横山光輝はなぜ官渡の戦いを描かなかったのか
https://spc.jst.go.jp/cad/literatures/2351

※関連記事 中国・アジア研究論文データベース(2016年1月25日公開)

 まず上記からネット上で論文が読める、清岡美津夫「横山光輝はなぜ官渡の戦いを描かなかったのか」『三国志研究』第十号(三国志学会2015年9月5日)から。ここでの「諸葛孔明 不世出の名軍師」は横山光輝「三国志」での諸葛亮への三顧礼の場面での比較対象として出てくる。より詳しく書くと、『三国演義連環画』(上海人民美術出版社1957-1961年)からのマンガ化についての比較。横山光輝「三国志」では明記されてないけど、「諸葛孔明 不世出の名軍師」では参考文献として『三国演義連環画』の訳本が挙げられる。

※関連記事 三國志研究第十三号(2018年9月15日)

※新規関連記事 リンク:北京冬季五輪公式ピンバッジで中国の古典を知ろう (2)三国演義(2022年1月13日)

 次が上記関連記事で触れた、清岡美津夫「日本における『三国演義連環画』の視覚的遺伝子の発現」『三国志研究』第十三号(三国志学会2018年9月15日)。これはタイトルにある『三国演義連環画』が前述の上海人民美術出版社のものだから、シンプルに「諸葛孔明 不世出の名軍師」に出てくる「三国演義連環画」要素を出していた。
 あと『諸葛孔明 不世出の名軍師』の制作はp.8によると
  総監督 石ノ森章太郎
  制作  石森プロ
  作画  シュガー佐藤   高木克二 和田順一
となる。敬称略で「シュガー佐藤」と「高木克二」の間に縦の点線が引かれていて、後者二人が「作画」なのかどうか判断し難い。またp.225に「本書は石ノ森章太郎氏総指揮のもと、同氏が主宰する石森プロとシュガー佐藤氏らによる総合プロジェクトで制作されたものです。」とのことだけど、表紙では「石ノ森章太郎」先生の名前があたかも単独の作者のように表記されている。また下記関連記事によると、シュガー佐藤氏は石森プロのチーフアシスタントだったそうで、『マンガ日本経済入門』を描いたそうで、石ノ森章太郎先生の絵にそっくりのが描ける人として語られる。

※関連記事
 メモ:三国志フェス2013が始まるまで(2013年9月27日)
 メモ:『ぼくらのSFマンガ青春記』に見る三国志マンガ話

※新規関連記事 メモ:「SD三国志」から見える少年マンガ史


 以上のようなことを念頭に三国志ニュースの記事「マンガ 三国志X 諸葛孔明(2021年7月12日出版)」を仕上げ、8時30分にアップして、日常の記述に戻るのだけど。11時43分、18日予約公開の三国志ニュースの記事「リンク:【商店街】兵庫県 神戸市 長田区をノープランで散歩(YouTube2020年6月22日)」アップ。三国志ニュースの記事「「舞台 真・三國無双 ~荊州争奪戦IF~」稽古場レポート!(2021年8月19日20日23日)」を書く、12時40分アップ。16時46分、ビデオが2020年4月に到達したので、今さらアニメ「かくしごと」#2を見る。#1が面白くて、これもそのテンション維持。主役を演じる声優さん(神谷浩史さん)と原作者が同じだから「さよなら絶望先生」感があるけど、かなりおもろいね。

・TVアニメ『かくしごと』公式サイト
https://kakushigoto-anime.com/tv/

※関連記事 『さよなら絶望先生』27巻で三国

 ラジオCha-ngokushi(ちゃんごくし) 第155回 2021.8.9配信を聴く。そんなルーツが集まるだなんて民明書房刊な長田(笑)ちゃんごくしのメニューのアイディアの豊富さの片鱗をみた!三国志祭の日程が決まっているものの開催するかは保留か。

・ラジオCha-ngokushi(ちゃんごくし) 第155回 2021.8.9配信
https://www.youtube.com/watch?v=Kru06myINZQ

※関連記事 月刊 DaGama 1997年11月号

 2020年4月17日テレビ大阪放送、映画「セブン・シスターズ」原題: What Happened to Monday、2017年UK、USA、フランス、ベルギーを見る。近未来が舞台で人口抑制のため子どもは1人以外冷凍される社会。7人姉妹が曜日ごとに一人だけ外出し冷凍を逃れて生活を送っていてというSF。とおもったら、アクションものかー。7時53分、三国志ニュースの記事「リンク:【朝配信】戦え平日朝配信!8月3日(火)(YouTube2021年)」アップ。アニメ「人類は衰退しました」はNETFLIXに7月22日に入ったんだね。

※次の記事 第34回下鴨納涼古本まつり(京都古書研究会2021年8月11日-16日)
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