十八史略で読む「三国志」(2012年8月25日)

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上記の書店サイトの上記ページにあるように東方書店が発行するメールマガジン『書羅盤:チャイナブックナビゲーター』2012年第12号(総253号)その2(2012年10月31日発行)により知ったことで、下記の出版社サイトの書籍ページによると、朝倉書店より2012年8月25日に渡邉義浩/著『十八史略で読む「三国志」』(漢文ライブラリー、ISBN978-4-254-51538-1)が2730円で刊行されたという。

・学術書出版の朝倉書店
http://www.asakura.co.jp/

※新規関連記事 『世説新語』で読む竹林の七賢(2019年6月15日)

・朝倉書店| 十八史略で読む「三国志」
http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-51538-1/

・大東文化大学 中国学科 渡邉義浩研究室
http://www.ic.daito.ac.jp/~y-wata/
※著者の研究室サイト

※関連記事 「三国志」の政治と思想 史実の英雄たち(2012年6月10日)

※追記 中国王朝四〇〇〇年史(2012年10月)

※追記 コミック版三国志 1 桃園の誓い(2013年1月8日)


上記の書籍ページから下記へ内容紹介文を引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本人に馴染みの深い「三国志」を漢文で読む入門編のテキスト。中国で歴史を学ぶ初学者のための教科書として編まれた「十八史略」のなかから、故事や有名な挿話を中心に,黄巾の乱から晋の成立に至るまでの30編を精選し収録した。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

シリーズ名が「漢文ライブラリー」だしこういった紹介だから、漢文の教科書として使って欲しいってことだろうね。個人的に朝倉書店というと理系の教科書のイメージがあるんだけど、文系の教科書も出しているんだね。ちなみに同シリーズでは2012年11月20日に謡口明/著『時代を超えて楽しむ『論語』』が刊行されるということで、これからのシリーズのようだね。

※漢文教科書関連記事 三国志で攻略!センター漢文12(2009年9月18日)

また『十八史略』は、上記の引用文でも書かれているように、また下記関連記事でも書かれているように、教材としてよく使われ、私見では「泣いて馬謖を斬る」という故事成語を「及敗軍流涕斬之」という記述で広めたキャリヤとして機能した文献であろう。

※関連記事 故事成語・ことわざで読む中国史(2012年1月13日-3月9日)

※新規関連記事 リンク:ゲームきっかけで大学院へ 『三国志』好き会社員、研究に没頭(早稲田ウィークリー2023年7月4日)

あと全然関係ないが、表紙の絵に時代錯誤な方天戟が描かれているような…

※追記 十八史略(2014年7月9日)

※追記 今に生きる 諸葛孔明 知勇の言葉(2014年10月30日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/2574