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こんにちは。
>都尉というのは言われるとおり○○都尉などといくつかあるのですが、ここの場合
>は郡の都尉(前漢のある時期までは郡尉と呼ばれていた)のことだと思います。
>「三国・魏の町奉行さま」での話は県の尉のことで、こちらは郡の治安・軍事を担
>当する都尉のこと、となります。またちくま訳ではたしかに「宿直警護の役につ
>け」とありますが原文は「引入宿営」で、(曹操が)宿営地(幕営地でしょうか)に引き入れた、くらいの意味です。曹操が許チョを「我が樊噲」と言い、高祖にとっ
>ての樊噲の役目を考えれば、側近中の側近、ボディーガード的役割をしたと考える
>のが適当でしょう。
そうですね、王城警護ではなく曹操の身辺警護だと思います。ただ都尉はやはり郡都尉ではないと思います。同じころ典韋が都尉になり、のちに武猛校尉に昇格してますので、許チョもまた都尉から校尉、武衛中郎将、武衛将軍へと昇格しているのを考えれば、ここでいう都尉は中央軍としての雑号都尉でしょう。おそらく典韋が武猛都尉、許チョが武衛都尉で2トップを担い、典韋の死後、その穴を埋める形で許チョが昇進していったのではないかと思うのですがいかがでしょう。
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