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【1769】魏の文武官の任命式 青青生 2005/6/4(土) 21:45 教えて
┗ 【1770】Re:魏の文武官の任命式 むじん 2005/6/5(日) 17:21
┗ 【1775】Re:魏の文武官の任命式 青青生 2005/6/14(火) 15:59
┗ 【1776】Re:魏の文武官の任命式 むじん 2005/6/15(水) 17:19
┗ 【1790】ありがとうございました! 青青生 2005/6/26(日) 20:53

【1769】魏の文武官の任命式
教えて  青青生 WEB  - 2005/6/4(土) 21:45 -

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   いつもお世話になります。
あいかわらずの質問です・・・

魏の百官の辞令って、どうやって出たのでしょうか?
任命式とかは、あるのでしょうか?
式があれば、ぜひその様子を知りたいのですが・・・

「演義」や京劇、それをもとにしたドラマ等では、
長が部将に役目を言いつけて鉞を手渡すシーンは散見しますが、
できればもうちょっとリアルに、
平常時の九品官人法に基づいた人事異動の様子を知りたいです。

また、官印は、官吏ならば全員持っていたのでしょうか?

なにかご存知の方がおられたら、ぜひ教えてください。
よろしくお願いします。

【1770】Re:魏の文武官の任命式
 むじん E-MAILWEB  - 2005/6/5(日) 17:21 -

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   詳細はよく知りませんが、
衛宏の漢官旧儀という本に、「御史大夫を丞相に任命するときは、前後左右将軍が称え、五官中郎将が印綬を渡す。前後左右将軍を御史大夫に任命するときは、中二千石が称え、左右中郎将が印綬を渡す。中二千石を任命するときは、中郎将が称え、御史中丞が印綬を渡す。千石・六百石を任命するときは、御史中丞が称え、侍御史が印綬を渡す。印綬は箱に入れておき、箱の縁取りは厚い絹を表、白絹を裏とする。尚書令史が西向きに立って捧げ持ち、侍御史が東向きに立って箱の中から印綬を取り出す。渡す役目の者が後ずさりし、受け取った者は手に握って退出し、尚書の下まで来たところで席に着く(身に付ける)。」
応劭の漢官儀という本に、「(三公を)任命するときは、天子が殿堂に臨み、六百石以上はすべて集まり、儀式の直前には卿が称える。御史が印綬を渡すが、公は三たび辞退してから受け取る。」
と、あるようですよ。

【1775】Re:魏の文武官の任命式
 青青生 WEB  - 2005/6/14(火) 15:59 -

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   ▼むじんさん:
>衛宏の漢官旧儀という本に
>応劭の漢官儀という本に

 いつも素早い解答、本当にありがとうございます!
 こんな具体的な記録があるとは思いもせず、とても嬉しいです!
 すっかり遅レスになってしまい、申し訳ありません。
 自分でも「漢官旧儀」を見てみようと、例によって図書館にあたり、本が届くのを待ったのですが、届いた本はただの目録でした・・・

 「称える」というのは、具体的には何を言うのでしょう? 名前を呼ぶということ? それとも祝辞や弔辞みたいに、褒め称えるのでしょうかね?

 また、この儀式はいずれも朝堂で百官の前で繰り広げられるのでしょうか?三公の場合に「六百石以上はすべて」と記されるからには、それ以下の官のときは、もっと少ない参列者(?)で行われたということですか…?

 また、これはさらに初歩的な質問ですが、太守も県令も、中央で任命され、都で印綬を渡されて赴任する…ですよね? 県丞は、県令が任命するんでしょうか?

【1776】Re:魏の文武官の任命式
 むじん E-MAILWEB  - 2005/6/15(水) 17:19 -

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   こんにちは。

> 「称える」というのは、具体的には何を言うのでしょう? 名前を呼ぶということ? それとも祝辞や弔辞みたいに、褒め称えるのでしょうかね?

具体的にはよく分かりません。原文は「賛」で、この記述の直前には、
>>皇帝が諸侯王・列侯に謁見するため起立するときには侍中が「皇帝が諸侯王・列侯のおん為にお立ちあそばされる!(皇帝為諸侯王・列侯起)」と称え、起立したあと着座する。太常が賛をして「謹んで御礼申し上げます(謹謝行礼)」と言う。皇帝がお出ましのときには丞相が出迎え、謁者が賛をして「皇帝が丞相のおん為に御輿からお降りになる(皇帝為丞相下輿)」と言い、立ち上がって車に乗る。皇帝が丞相に謁見するため起立するときには謁者が賛称して「皇帝が丞相のおん為にお立ちあそばされる(皇帝為丞相起)」と言い、起立してから着座する。太常が賛称して「謹んで御礼申し上げます(敬謝行礼)」と言う。宴席で謁見するときの侍中・常侍の賛は、御史大夫が皇帝に拝謁する場合は「謹謝」と称し、将軍が皇帝に拝謁する場合は「謝」と称し、中二千石が皇帝に拝謁する場合は「謝」と称し、二千石が皇帝に拝謁する場合は「制曰可」と称し、太守が皇帝に拝謁する場合は「謝」と称する。
とあり、続けて御史大夫を丞相に任命する場合の手続きを綴っています。「称」と「賛」の使い分けがないまぜになっているような感じですが、皇帝が何らかの行動をしたのに対し、臣下が感謝の意を表すという一連の手続きのことでしょう。

原文はこちら。
http://ef.cdpa.nsysu.edu.tw/ccw/02/hk6.htm

> また、この儀式はいずれも朝堂で百官の前で繰り広げられるのでしょうか?

そういうことだと思います。

>三公の場合に「六百石以上はすべて」と記されるからには、それ以下の官のときは、もっと少ない参列者(?)で行われたということですか…?

六百石以上が集められたとする記録は、三公について書かれた文の途中にあるものですから、九卿以下については分かりません。が、もっと簡略だったかと思います。

> 太守も県令も、中央で任命され、都で印綬を渡されて赴任する…ですよね? 県丞は、県令が任命するんでしょうか?

はっきりとは明示されてませんが、『後漢書』百官志の書きぶりでは、県丞・県尉までが中央からの赴任、県の属官が現地採用のようです。県の属官については郡に準ずる、郡の属官については公に準ずるとあり、太尉の属官は各自の判断において任命されるとあります。県丞・県尉は「命卿三人」「命卿二人」と呼ばれ、属官とは別格の扱いになっているようですので、中央から直接派遣されたものでしょう(劉備とか、孫堅とか…)。

【1790】ありがとうございました!
 青青生 WEB  - 2005/6/26(日) 20:53 -

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    しばらく他のレスを待ってみましたが、ないみたいなので・・・

▼むじんさん:
県丞・県尉は中央から直接派遣されたものでしょう(劉備とか、孫堅とか…)。

 今回も迅速・ご丁寧なお答え、本当にお世話になります。
 劉備・孫堅…そうでした。(さいきん魏明帝の頃ばかり気にかけていて、本来の三国志っぽいところ(?)を失念してました。)

 ありがとうございました!
<sage>

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