「第三回三顧会」ダイジェスト
050814


 山口県の三国志城(資料館)で行われた「第三回三顧会」(三国志ファンの集い)のレポート。>>三国志ニュースの記事を編集したもの。

2005年8月14日「第三回三顧会」ダイジェスト  08/14 (Sun) 2005


 山口県光市には三国志の資料館「三国志城」というのがあって、2004年8月15日に三国志ファンを対象として「三顧会」というイベントを開催した。その第二回目として2005年5月4日に再び「三顧会」が開催された。

・「三国志城」公式サイト
http://www3.ocn.ne.jp/~sangoku/

・第一回三顧会の様子(個人サイトの日記)
http://cte.main.jp/sunshi/w/w040815.html

・第二回三顧会の様子
http://cte.main.jp/sunshi/w/w050504.html


 第二回が開催されるころにはすでに第三回の開催日程が2005年の8月14日であることに決定していた。

 そして迎えた当日。清岡は前日、三国志城に行って、どんなスケジュールなのか調べていたんだけど、三顧会を充分、楽しもうと思い、開場ぐらいの時間(9時)に行こうとしていた。

 今回のスケジュールとレポートは下記のようになる。
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○第三回三顧会 8月14日イベントタイムテーブル

9時      開場
10時     本参加自己紹介(お名前と一言)スタッフも参加
10時15分  三国志弓術大会
11時−13時 お食事時間
13時     本参加自己紹介(お名前と一言)後から来られた方
13時15分  三国志風水講習会
14時30分  (風水講習会の時間により調整 有)
        英傑群像イベント<三国志トランプ大会>
・三国志玉璽を探せ 印鑑探し&クイズ
・三国志クイズラリー(三国志クイズペーパー試験)
・第二回イベント「三国志陶器をつくろう」完成品展示
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 三国志城の最寄り駅の岩田駅に降りる。そうすると、五人組の人がぞろぞろ歩いていて、何やら、地図をみたり、駅の周辺を歩いていた。もしや三国志城へ?
 初めタクシーは来てなかったんだけど、しばらく待つと現れたんで、それに乗り、いざ三国志城へ。タクシーの運ちゃんの証言によると、2、3日前、早稲田大学の研究会が8人ぐらい三国志城へこられたそうな。「三国志研究会ですか?」ってきいたらわからないとのこと。で、早稲田大学三国志研究会のサイトの掲示板(会員用)で確認したらやっぱり行っていたみたい。
http://www.jggj.net/3594
 そして9時前に到着。スタッフは準備万端。前回と同じく黄色いたすきをつけている。奥のバルコニーには四人ほど座って眠っている人がいた。もしかして三国志の駐車場で眠っていたという、裏黄金パターン? と思って、スタッフの人に聞いてみたら案の定、そうとのこと。それ以外に今回特設された食堂の大テーブル(20人掛けぐらい)に二人が座ってまっていた。一人に声をかけてみて、どこかで会ったことある人だなぁと思っていたら、前回参加した峪村(ガケムラ)さんだった。その後、青春18きっぷを利用して来られていた若杉さんという方と知り合いになり、いろんな話をしていた。峪村さんには三国志シンポジウム(2005年7月31日、大東文化大学)の冊子をみせ、その話をした。若杉さんからは白帝城にいった話をきいていた。9時40分、駅で見かけた5人組が登場。やっぱり歩いてきたようだ。9時45分、そのうち、結構、人があつまるようになってきて、スタッフから食堂の大テーブルの席に座るように指示があり、わらわらと集まってくる。現在16名。これだけで前回の一度に集まった参加人数を超えているような。さらに名札に公表していい名前(ハンドルネームや名字)を書くよう指示がある。9時55分。24名。地元ケーブルテレビ(Kビジョン)の取材陣が3名、来る。去年の第一回目と同じ。
http://www.kvision.ne.jp/
前回参加者はスタッフ以外だと今のところ、私と峪村さん、それに傅僉さんだから、今回、三顧会初参加者が圧倒的に多いってことはある程度、いろんな広報が実っているのかな?


三国志城全体の見取り図
 というわけでタイムテーブルどおり、本参加自己紹介が始まろうとしていた。10時ちょうど。
 参加者一同は食堂の特設大テーブルの席へと順に座っていったが、席がたりなくなり、大テーブルの奥(カウンターとは反対側)のこちらも特設で長テーブルに座っていく。25名ぐらいはいるのかな。
 そして、三顧会スタッフが売店側(出入り口側、北西側)にずらりと並ぶ。
 まず三国志城オーナーの谷様のご挨拶から始まって、三顧会スタッフでオンラインショップ「英傑群像」の岡本さんからの自己紹介
・三国志グッズ総合オンラインショップ「英傑群像」
http://www.chugen.net/
 あとイベント(随時開催の方)の説明があり、あと過去二回の三顧会に参加し、今回も参加している人にはオーナーの谷様直筆の書をプレゼントしてくれるそうな。今のところの該当者は清岡と傅僉さん。ちなみに清岡は帰り際に谷様直筆の「高懐関羽」と虎の絵がかかれた色紙をいただく(このページの下の方の写真)。
 それからスタッフの三顧会会員No.12さんの自己紹介、風水講師の日中さんの自己紹介、スタッフのFさん、ていやさんの自己紹介へと続く。
・ていやさんのサイト
http://www.kvision.ne.jp/~teiya/


 そして参加者の自己紹介。まず大テーブルで一番、スタッフの近いところに座っている清岡からスタート。名前(ハンドルネームでも可)とどこから来たか(後者はここでは省略)をいうとのこと。第一回、第二回の参加者であることを挨拶とした。大テーブルのカウンター側に座る人たちから順に。清岡の隣に座る峪村(ガケムラ)さん。何か、自己紹介に困っていたみたいなので、清岡が小声で「三国志の好きな人物とか」と言ったら、曹操や法正が好きだ、とおっしゃていた。
・清岡のサイト
http://cte.main.jp/sunshi/
 その次が、車で来て朝から居た四人組。舘澤さんは馬岱が好きと言って、その次の西本さんもやっぱり馬岱が好きとのこと(笑)。次の池田さんは好きなのは孟獲といって会場を沸かしていた。それと渡辺さんの自己紹介へと続く。
 次が海さん
http://ww5.enjoy.ne.jp/~kai-cha/smk-k.htm
 岩本さん(姉)の自己紹介で、テーブルの角をまがって岩本さん(妹)の自己紹介へとつながる。
 その次が櫻さんの自己紹介。
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=sakuranx
 テーブルの角をまがって藤蓮さん、塚本さん。その次は駅から歩いてきた五人組。内山さん。その次が本川さん。名札に大殿ってかいてあるけど、本川さん曰くこれは劉禅のことだそうな(笑)。その次がタニグチさん。岩田駅から徒歩できたことをカミングアウトしてた(笑)。次が森広さん。真・三國無双4を2週間ぐらいでコンプしたそうな。五人組の最後に吉澤さん。
 テーブルの角をまがって、若杉さんの自己紹介。若杉さんのとなりが清岡だから、これで特設大テーブルに座る人の自己紹介は終わり、次は奥(第三展示場側)の長テーブルへ。まず売店側に一番近い傅僉さんから好きな人物は正史の劉備、魏延、李厳、姜維、諸葛瞻、それとハンドルネームの傅僉とのこと。「傅僉って知ってます?」って問いかけにみなさん、しらないとのお答え(笑)
http://ip.tosp.co.jp/I.ASP?I=FKTAFHAK
 次はヨシマツさん、四年ぐらい前から三国志城にきているそうな。次がイワサキさん。その次が岡さん、ゲーム(光栄のシミュレーションゲーム)から入った人で、12年間ぐらいゲームをやっているとのこと。岡崎さん、ものすごく気後れしているとのこと。カヤさんで、長テーブルの自己紹介が終わり、売店ゾーンに立っているヤナギサワさん(聞き間違いかも)の自己紹介へと続き、じゅんきさんの自己紹介では好きな人物を楊脩と言って、場内をどよめかしていた。
 そして後で入場していた四人組。やっぱり売店ゾーンに立っていて、順に自己紹介。
 きり丸さんの好きな人物は「やっぱり劉備玄徳」とのこと。
http://kirimaru9.exblog.jp/
 お次がたまさん、好きな人物は「孔明と関羽」。
 でこさんが張飛。
http://www.netaro.net/~decopin7/index.htm
 せいがさんが「曹操」とのこと(※せいがさんのサイトへはきり丸さんのサイトから行けます)。実はこの四人、後で気付いたんだけど、その好きな武将そのままに(たまさんは関羽の方)、コスプレをしてくださることになるのだ。
 さらにもう一人来られて自己紹介。砂本さん、孫策が好きとのこと。

 これで自己紹介終了。今、数えてみると、この時点で、スタッフ6名、参加者は31名。朝からいきなりすごい盛況ぶり!(逆に清岡は進行がうまくいくのかな、って余計な心配をしていたぐらいで)
 と今回の参加者には例のコミック三国志マガジンを読んで三顧会のことを知って来た人とかネットで知った人以外にもいろいろなきっかけがあるみたい。
http://cte.main.jp/newsch/article.php/131
 それから順に三国志城への入館料を払っていき(食堂以外の展示室の料金)、お次の企画、弓術大会への会場へと向かう。


 普段は第一展示室の入口に向かう、屋外の長い通路だけど、このときは弓術のレーン兼待合い場所になるってことだ。マトは第一展示場への二つの出入り口の間に板を立てかけてあるのを使っている。その板に三重丸が書かれていて、真ん中の円に「拾」(つまり十点)、その外側の円に「伍」(つまり五点)、そのまた外側の円に「壱」(つまり一点)と書かれており、そこに矢が当たれば、その点数になるようだ。


 スタッフの説明によると、弓術の参加者は初めに試射(試し撃ち)をしてもらって、弓術の力量をスタッフに見てもらい、それに応じて、矢を撃つ人とマトの間の距離設定をするそうな。これで景品をゲットするのに平等にチャンスがあるってこと。外の通路の壁には「空城の計」やらオーナーの谷様直筆の看板がいくつか等間隔に並んでいるので、試射をした後に「『火焼連営』のところから撃ってください」とか指示をだされるって段取り。点数に応じて、三国志の人物の描かれたカードとか賞品をもらえるのだ。
 ちなみにこの弓術大会に使った弓矢は鏃の先がほとんど丸まっているのに、板のマトに突き刺さるほどの威力で、前日のスタッフによる試し撃ちではマトが割れるほどだった。弓術大会中、たまたま特別展示室に居たんだけど(とあるイラストを探すため)、矢が的に当たる音や刺さる音が気持ちよく響いてきていた。そういう爽快感もあって、この弓術大会は待ち時間が長いとはいえ(その間にクイズラリーに挑戦したりしていたようで)、とても好評だった。見ている人にも楽しさが伝わるような、ていやさんのかけ声(何点に当たったかとか)も良かったのかもしれない。
 10時45分、櫻さんが初めてマトに矢をあてた参加者となったようだ。
 左下の写真は関羽に扮するたまさんが弓術に挑戦しているお姿。まるで三国志城にある関帝廟から出てきて、三顧会に参加しているようだった。さすが関羽、ど真ん中の10点にあてていた。それから下の真ん中の写真は曹操に扮するせいがさんが矢を放つところを劉備に扮するきり丸さんが写真にとっている。新説「君と余だ」?(笑) 右下のは張飛に扮するでこさんが弓矢の練習中、それを撮影する曹操。「張飛と曹操は親戚だった?!」……なんてね。あと、この写真を見た人が勘違いされると困るので、一応、断り書き。別に三顧会の参加者全員が何かしらの三国志の人物の格好をしていたわけではない(笑)。
 11時50分、せいがさん、たまさん、きり丸さん、でこさんの四人が弓術大会に参加されて企画は一旦終了する。
 この弓術大会の開催時間中に第一回、第二回とも参加したらしい亮明さんが第三回三顧会に来られたとのこと。

 あと、弓術大会に参加できなかった人やもう一度、撃ちたい人向けに、タイムテーブルにあげられた企画が終了してから(17時から18時ぐらい)、弓術大会ラウンド2が行われた。ラウンド2での優勝は10点+1点で清岡。三国志の人物カード(大判)をいただいた(このページの下の方の写真)。



 次の企画に行く前にタイムテーブルで「随時開催」となっていた企画等を紹介する。時間のきまった企画の合間や待ち時間に参加してもらう企画だ。

○三国志コスプレ

 まず、その他の項目にあった「三国志コスプレ大歓迎<着替える場所ご用意します。>」。コスプレ(コスチュームプレイの略)、つまりある三国志の人物の衣装を着て、その人物になりきることだ。ネットの三顧会の告知にも書いてあっても、さすがに三顧会でコスプレしてくれる人、いるの? と一参加者ながら、少し心配していたが、実際、開催日に近づくと三国志城の掲示板にコスプレする旨が書き込まれていてなんだか安心してしまった。



  弓術大会をやっている間に特別更衣室で着替えてもらっていたらしく、いつの間にやら、左上の写真の四人が登場していた。写真の左から曹操、関羽、劉備、張飛(すべて横山三国志モデル)をそれぞれ扮する、せいがさん、たまさん、きり丸さん、でこさん。
・きり丸さんのブログ「破竹の勢」参照(2005年8月15日付け、写真多数。それからこのブログからせいがさんのサイトへ行ける。そこにもこのときの写真多数)。
http://kirimaru9.exblog.jp/
 一気に三顧会会場が華やいだ感じだった。11時30分、地元ケーブルテレビ(Kビジョン)の取材陣の要望でコスプレの方々の撮影会が外の通路(弓術大会とは逆の向かって左の方、「蜀の劉備」のところ)で始まる。左上の写真のように三兄弟揃い踏みで写真とったり♪ さすがに同人イベントで撮られなれているせいか、ポージングはバッチリなんだけど、動画は慣れてないらしくカメラマンから「動いてくれるとうれしい」というような要望があった。その尻馬にのって、櫻さんと清岡、岡本さんはカメラを持って、プチ撮影会としゃれこんだ。
※普通の同人イベントと違って撮影用のスペースは特に設けられていない。それが返って三国志城ととけ込んで面白い効果をだしていた。
 11時50分。ていやさんのアイディアか、その格好で、弓術大会に参加してもらい、さらに撮影会が行われる(地元ケーブルテレビは撮影テープが足りずあえなく参加されず)。ちなみに、曹操(せいがさん)は弓術大会初めて、矢三本すべてマトにあてた人で、関羽(たまさん)は真ん中10点を出していた。オチは夕方、着替えてから弓術をやったら、全然、マトに当たらなかったこと。やっぱり何か憑依した?(汗)


○三国志玉璽を探せ 印鑑探し&クイズ

 結局、クイズは難易度が極端にあがるということで、印鑑探しのみとなった。三国志城内に隠してある印鑑(玉璽)を五つ探し出し、それを用意された紙(入館の支払いのときに手渡された)に押していくってゲーム(つまり変形のスタンプラリー)。例えば、木牛の荷台の中に印鑑が隠されている、といった案配だ。中でも新たに井戸を模したものを用意し、それに印鑑(玉璽)を入れてあるという、三国志ファンのマニア心をくすぐるような演出もあった。みなさん、弓術大会と食事時間の間ぐらいで玉璽を探してたんでしょうか。
 ちなみに賞品は三国志人物カード(仮名)2枚。あと、紙に印鑑を押す場所が決まっていたようで、全部、押してあってもそれがまちがっていたら1枚とのこと。
 これは三国志城を見て回ってもらうってことでなかなか楽しい企画だと思った。(以下、余談)これを発展させて宝探しゲームとかもできるかな? 謎かけで次々、指令書をみつけていくやつ。例えば、「呉の孫権の足下を探せ」とか指令が書かれていたら、外の「呉の孫権」の看板(書)の下に次の指令書が置いてあるとか。と参加者が展示物をこわさないようにさせるのが第一なんだけど。それじゃランダムにチームを組んでもらって、クイズとオリエンテーリングを組み合わせるとか。

○三国志クイズラリー(三国志クイズペーパー試験)

 1998年9月にオープンした三国志城だけど、翌年の1999年(7月20日〜8月31日)から行われているので、もはや三国志城の歴史と共に歩んだ伝統の企画と言ってもいいだろう。企画の内容は参加者が受付で問題兼解答用紙を受け取り、帰るときに受付にその用紙を提出するという流れだ。そしてサイト上で成績が発表される。15位までは賞品があるとのこと。特に三顧会のために用意された企画ではなく、2005年7月17日〜8月31日の期間内であれば挑戦できる。
 クイズラリーの問題は三国志に関することはもちろん三国志城に関することもある。三国志に関する問題は「三国志のことなら何でもきいてくれ」というファンの方でも難しい問題だろう。
 こちらはかなり人気でほとんどの人が用紙を配られてすぐチャレンジしていた。

○第二回イベント「三国志陶器をつくろう」完成品展示

・第二回三顧会の「三国志を陶器にしよう」の様子
http://cte.main.jp/sunshi/w/w050504.html#toki

 このとき、みなさんがつくった陶器が特別展示室に飾ってある。ちょうど三国志資料室の本棚の上で壁に掛けてあった。つくっている最中はよくみてたんだけど、焼かれると味わい深くなっていた。


  と時間順の企画の話に戻る。
 弓術大会と平行して11時ぐらいから食事の時間に入ってるみたい。やはり30名以上の参加者がいるので、随時、食事をとるってことになるんだろう。
 12時、頼んでいた張遼冷めん(写真)が届く。第二回三顧会のころから三国志にちなんだメニューなんだけど、今回は夏しか食べられないようなメニューを頼んでみる。美味美味。
・第二回三顧会のお食事時間
http://cte.main.jp/sunshi/w/w050504.html

ちなみに張遼冷めんの名前の由来は「遼来々」で恐怖を感じて肝が冷えるってこと。
・「遼来々」について
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=1617



 隣で食事をご一緒した峪村さんは許チョラーメンと新メニュー「夏侯惇玉子」(野菜サラダ付き)を頼んでいた。「夏侯惇玉子」(右の写真)はそこそこ量もあって、お値段もリーズナブル。あぁ、これ、頼んだら良かった。ちゃんと玉子に爪楊枝ささってるし(笑) 峪村さん曰く「トマトケチャップつければ、なお良い」とのこと。それじゃ血を連想して食が進まないよぉ(笑)
・新メニューについて
http://cte.main.jp/newsch/article.php/154

 食事時間が近かったことで、コスプレをしている四人が何を頼んだか見ることが出来た。曹操に扮する、せいがさんは「曹操赤壁ラーメン」……ってそれじゃ戦に負けてしまう、と密かに思っていた(笑)。
※後日、せいがさんのサイトで確認すると「曹操赤壁ラーメン」じゃなく「曹操ラーメン」だったそうな。
 劉備に扮する、きり丸さんは「劉備そば」……劉備が自らの髀肉を食べてる!、と密かに思っていた(笑) 関羽に扮する、たまさんはやはり食べにくいからヒゲ(ウィグ)をはずして食事している。この状態で劉備をお姫様だっこしたらスーパー歌舞伎なんだけどな、とアホなことを思っていた
http://cte.main.jp/sunshi/off/repo10.htm
 12時20分。関帝様に冷たい「華佗茶」をついでもらう。なんかとてつもなく健康に良さそうなお茶。
 ちなみにこの時間中に白樺 亮さん&臼樽さん。それと遜 瑜懿さん&東雲うこんさんを見かけました。
・白樺 亮さんのサイト「Ryo's Spatial Wanton Space」
http://www.ymg.urban.ne.jp/home/sirakaba/
 13時13分。ごくごく個人的なことで余談になるけど、三国志城でPHSを介してネットにつながる場所を清岡は探していた。ついにつながる場所を発見。道路の向こう側、ガードレールの所だ。あと、いつかは忘れたけど、食堂に会員218さんと会員219さんが来ていた。清岡は会員218さんに「『>>三国志ファンのサポート掲示板』、いつも見ています」なんて言われる(多分、この人かと)。清岡のことがこんなところで知られているだなんて妙に嬉しい。
 それから、魏武帝閣下(せいがさん)が中国工芸茶と中国菓子を皆にふるまっていた。どれも美味美味。

 そろそろ次の企画、風水講習会が始まるとのこと。



   13時31分。参加者一同、特別展示室に移動する。そこにはテーブルがあって、プロジェクターの機械があって、北東側の壁には映写用のスクリーンが設置されてある。南西側の壁際には二列の席が用意されている。そこに一同、順に着席していく。
 講師の日中さんが真ん中のテーブル近くに座り、日中さんの手元の紙をスクリーンに映し出し、風水講習会開始。スクリーンによく映るよう、部屋のライトが消される。

 まず風水の成立過程から、源流は中国古代の学問なので、三千年とも四千年の歴史とも言われているらしい。晋代には「風水」という名がでてきているとのこと。途中で陰陽五行説などくわわって、唐代にほぼ完成したとのこと。近代では(大陸で)迷信として排斥されてきたが、現代では見直されている。
 それから四神相応の話。四神とは北に玄武、東に青龍、南に朱雀、西に白虎っていうやつ。これを模してか、建物の後ろ(北)に大きな山、東側に川、南側に平野、西側に道という位置関係が風水では良いとのこと。
 次は話ががらっと変わって、三国志の史跡巡りの話。三国志関連の切手などを見せてもらった。

 それから風水の色の話。ある方角に相応しい色ってのがあるようで、その一覧表を見せてもらった例えば「北 ピンク、白、オレンジ」というような感じだ。次は方角と干支と相性について。方角と干支の図が出てきて、何年生まれの人と何年生まれの人の相性はどうだ、とか教えてもらう。例えば正反対の方向の干支の人同士(6歳違い)とは相性が悪いとのこと。それから風水のポイント。本質的には風水は占いではなく環境科学であるということだ。そういう点で、住宅関係で、風水は応用される。例えば、カーブのあるところは気流がぶつかるところなので危険、家を建てるべきではないとのこと。最近では例の事件とかがその代表とのこと。あと風水では角地も危険とのことらしい。
 それから風水術の話。願い事対応表がスクリーンに映し出される。左側にいろんな願い事があって、それぞれ右側にそれをかなえるにはどうすればいいか、書かれている。それは風水だからやっぱり方角や色に関係するものが多い。例えば、旅行は西を目指すのが良いらしい。あとユニークな願い事が多かったのが会場の関心を集めていた。「配偶者の浮気を封じたい」とか「ハゲをなおしたい」とか(笑) その他、イラスト入りで風水の指し示すことを事例をあげて説明してもらう。接客のときの商品の配置とか、梁の下で寝たらいけないとか。インテリアの配置は気流の流れが乱れないように配置するとか。
 それから最近はネットでそういった風水の情報があるようで、その一例としてメールマガジンでの「風水通信」をあげていた。
・上記メールマガジンのあるサイト「風水環境科学研究所」
http://www.fusui.co.jp/
 それから生まれた年に関係する九星のこととか五行の話(相生説と相剋説)の話、それらがどんな色に対応しているかなど。それから陰陽の話。三国志城でも書かれている例の陰陽マークがスクリーンに映し出されている。そのマークにさらになにやら文字が書き込まれているような図だ。そこからあらゆるものに対し陰と陽に分けられる。だけど、すべてがまったく陰と陽の別物とはいえない(陰陽マークにも大部分の陰の中に小さな陽があるように)。
 それから諸葛亮について。八陣の説明などを図を使って説明してもらう。
 そして講習会終了。短い時間ながら、風水にまつわるあれこれを初歩から具体例まで盛りだくさんの内容だった。

 たださすがに午前中によく日にあたり弓の弦を力一杯、引き、昼に食堂で美味しいご飯を食べ満腹になっている参加者に、ちらちらと眠っている方もいた。そりゃそうだ。

 少し休憩を挟んで、お次は三国志トランプ大会。



    第二回三顧会のときにも行った企画だけど、好評だったため、第三回でも再び行うとのこと。
・第二回三顧会の企画「英傑群像企画イベント」
http://cte.main.jp/sunshi/w/w050504.html#card

 前回と同じく「英傑群像」企画なのだ。

・三国志グッズ総合オンラインショップ「英傑群像」
http://www.chugen.net/
※今回、弓術大会で使用した弓矢やトランプ大会で使ったトランプをここで購入できる。

 準備のために、休憩を20分ぐらいはさみ、15時ぐらいにふたたび特別展示室に参加者一同あつまる。
 そこには前回同様、カードが等間隔に四角く並べられていた。そして前回同様、縦にアルファベット、横に数字が振ってある。これはプレイヤーから離れたカードを取る場合に座標を言ってカードをめくれるようにするためだ。
 カードの取り方は神経衰弱と同じ。ただ、神経衰弱とちがって、数字が一緒だとカードをペアとしてとれるのでなく、めくった二枚のカードに描かれた人物や事柄の関係を口頭で説明し、関係があればカードをとれるってルール。例えば関羽と張飛だったら、義兄弟だから取ることができるし、曹操と周瑜だったら、赤壁の役の敵対する総司令官同士だから取ることができる。但し同じ勢力に居た、とかの弱い関係だと二つのカードはとれないようになっている。
http://cte.main.jp/sunshi/off/repo12.htm
↑ちなみにこういった創作神経衰弱は元々、珍獣さんのアイディアだ。


 今回は盛況で参加者は19名。
 入口近くのテーブルの面の真ん中に立つ峪村さんから時計回りに、東雲うこんさん、遜 瑜懿さん、テーブルの角を曲がって、じゅんきさん、傅僉さん、岡さん、司会のていやさん、白樺 亮さん、臼樽さん、テーブルのコーナー曲がって、同じく司会の英傑群像岡本さん、西本さん、池田さん、渡辺さん、テーブルのコーナー曲がって、舘澤さん、櫻さん、海さん、藤蓮さん、テーブルのコーナー曲がって、岡崎さん、横谷さん、本川さん、森広さんときて、峪村さんに戻ってくる。
 まず前回、参加者の峪村さんからスタート。さすがにしょっぱなから取れない。それからじゅんきさんの番がまわってくると、曹植と楊脩を引く。じゅんきさん、「友だち同士」といって嬉々としてカードをとる。あ、そうか自己紹介で楊脩ファンって言ってたんだった。二つのカードに「☆」がいくつか書かれていて、二つのカードで合わせて、「☆」が七つ、つまり7ポイント、ゲット。前回は1ペアとると続けられなかったんだけど、今回は3ペアまで連続でとることができるようで、その次に、孫堅&呉国太(三国演義での第二夫人)、劉備&関羽(だっっけ?)をゲット。一気にトップに躍り出る。その次が傅僉さんで呂布&張遼を得る。池田さんがスタンダードに董卓&貂蝉。そういう感じで、みなさん、結構、カードを取っていってる。中でも峪村さんがめくった劉璋と馬超。張魯を通じて三国志のエピソードを話し、皆を納得してそれらのペアを得るという三国志ファンの根性を感じた(前回、二位だったので一位を目指していたらしい)。それから舘澤さんの旗と旗を引いてリアル神経衰弱をやっておられた(笑)。それから櫻さんの引いた曹丕と張飛。遠い親戚だということを説明し取っていった。「曹操と張飛は親戚」報道を思い出していた(汗)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/94
 そらから何巡かしたときにカードも少なくなってきたので、次の一巡で終わりだということが告げられる。最後、森広さんで終わり。場にはカードが四枚だけ残った。全部、めくってみると、やはりほとんど組み合わせ不可能。なので、司会のていやさんからどれか組み合わせを思いついたら、そのカードをとれるって旨を皆に伝えられる。
 そこで名乗りあげたのが、本川さん。「張昭」カードと「一騎打ち」カードの組み合わせでとれるって話。「張昭」って文官で「一騎打ち」とはほど遠いのに? と思ったら、「張昭」は諸葛亮と舌戦(「一騎打ち」)をしたってこと。お見事!
 というわけで、一回目の創作神経衰弱は1位がじゅんきさん(20ポイント)、2位が峪村さん(18ポイント)、3位が藤蓮さん(14ポイント)となった。

 そのポイントは第二回目に持ち越しされ、総合で順位を競うとのこと。ここで、じゅんきさん、それと舘澤さん、西本さん、池田さん、渡辺さんの四人組は帰宅時間が来たとのこと。そこでさっきの一回目で高得点を得た人に英傑群像岡本さんから「三国演義トランプ」(「三国演義 高級撲克」)をプレゼントされていた。

 そして準備のため、しばし休憩して、二回目。今回はルールを改良し、ペアを取れるのは一回のみ。これでテンポよく順番をまわしていける。
 参加者は北東のテーブルの辺の真ん中に立つ傅僉さん、そこから反時計回りに清岡、 遜 瑜懿さん、テーブルのコーナー曲がって東雲うこんさん、峪村さん、本川さん、テーブルのコーナー曲がって、森広さん、吉澤さん、横谷さん、テーブルのコーナー曲がって藤蓮さん、司会の英傑群像岡本さん。そしてテーブルのコーナー曲がって傅僉さんに戻る。計10名。
 それでのっけからみんなゲットし続ける。一回目の知識が有効活用されていたり(干禁と水上戦とか)するせいだろうか。ちなみに清岡は公孫[王賛]と張飛をゲット。劉備が兄としたのが公孫[王賛](三国志蜀書先主伝より)で、劉備の弟が張飛ということで(三国演義「第一回:宴桃園豪傑三結義、斬黄巾英雄首立功」より)、劉備と兄弟つながり。森広さんと吉澤さんがペアとしてなかなかとれないカードを「キラーカード」と称していて、何でもかんでも「キラーカード」認定していたのが可笑しかった(笑)
 それで終わってみると、清岡は19ポイント。おぉ、二回目の一位?って思ったら、峪村さんが25ポイントで一位だった。
 それを集計し、英傑群像の岡本さんから総合順位の発表。峪村さんが悲願の一位。賞品は三国志関連の人物が描かれたジグソーパズル。二位が本川さん。賞品は作品集CD。三位が横谷さんと藤蓮さん。賞品は三国志の人物の絵の入った錦(?)。それぞれ英傑群像から贈られる。

 これで第三回三顧会の企画はすべて終了。この後、夕日の中、弓術大会ラウンド2が行われた。
 前述したように清岡がこのラウンド2を制したので、下の写真の左のような孫権のカードをもらう。それから前述したように三顧会三回連続参加の記念に、オーナーの谷様直筆の「高懐関羽」と虎の絵がかかれた色紙をいただく。それが下の写真の右側。
  それから食堂でまったりと時を過ごしていたが徐々に解散の兆しを見えていた。
 18時半ごろ解散。とても楽しく充実した三顧会が終わりを告げる。
 第四回三顧会の予定はまだ決まっていないとのことだけど、また開催してくれると良いなぁ。


   それから第三回三顧会の後、二次会があって、ちょうど山口県玖珂郡周東町の周防高森駅(岩徳線)近くの島田川で花火大会があるとのことだったので、車で移動し、見に行った。花火が上がっていたのは20時から21時ぐらい。
※後で調べると「周東町夏季ふるさとまつり花火大会」という大会らしい。花火は2200発とのこと。体感としてはもっと多いような気がした。
 二次会参加者はていやさん、櫻さん、Fさん、海さん、傅僉さん、藤蓮さん、英傑群像岡本さん、清岡、横谷さん、きり丸さん、たまさん、でこさん、せいがさん。
 なかなか迫力のある花火だった。