第一回プチオフ会レポート 文:清岡美津夫
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15、神経衰弱、夕暮れどきの決戦
 ジジ抜きを終え、次は何をするって話になる。 七並べをしよう、いや大富豪だ、ポーカーもあるぞ、なんていってたけど、やはり、9名の人数でちゃんとゲームがなりたつやつがいいということになった。

 そこで出たのが神経衰弱。 それもただ数字をペアにしていくのじゃなくて、せっかく、一枚一枚、三国志の人物が描かれているのだから、それを使おうってことに。 つまり、三国志の人物で、「主従」とか「同僚」とか「一族」とか何か関係がありそうなペアだけ取ることができるというルール。 確か、掲示板で昔、誰かが書き込んでたなあ (後日、東呉華亭三国志掲示板の過去ログを調べてみると、珍獣さんの記事番号[508]にその書き込み発見)

 無事、最後までそういうペアができるのかなあと一抹の不安を感じながら、イベントのパンフレットでカードの置き場所をつくり、陸さんがシャッフルして場にカードを並べ、ゲーム開始。 スタートはジジ抜きで一位を取ったヒロミさんから席順の反時計回りですすめていく。

 序盤はルールに不慣れなのか、暗中模索状態。 とりあえず蜀の五虎将狙い、曹一族狙い、董卓周辺狙い(王允、貂蝉、呂布)など、各人、頭に描き口に出すものの、なかなか誰もペアを出せず仕舞い。 そのうち、同じ陣営の人物同士でも文官と武官でペアを作れないとか、ルールが固まっていく。

 皆、このゲームが最後まで終わるのだろうかという疑問に後押しされているのか、本来、競争しなくちゃいけないのに、 「○○と●●はペアにできる」とか、お互いに言い合うなど、奇妙な協力関係がつくられる。

 そして、ようやく曹植&楊脩などのペアが出始め、ゲームは軌道に乗り始める。
途中参戦☆叔嗣さん(代理キャラ・甘寧)の図
 そんな関プチ参加者たちが形作る輪の内側での攻防に関係なく、サングラスをかけた人が外側から近づいてきた。

 多分、私、清岡夢遊さん以外、他の関プチ参加者はその人が誰であるかわかってなかったのだろう。 でも当時、そんなことに気がまわらず、私、清岡は普通に声をかける。
「あ、叔嗣さん、来てくれたんですね」

 そう、何だか小説の伏線めいているけど、そのサングラスをかけた人は冒頭にイベント会場でお会いした 叔嗣さんだった。 まさか、こんなわかりにくいところまで来てくれるだなんて思ってもいなかった清岡は心中、 感激しまくっていた。 それに叔嗣さんの参加でついに関プチ参加者人数が二桁(10名)を記録。

 とりあえず、軽い自己紹介の後、こうさん陸さんの間に座ってもらう (そういえば、叔嗣さんもサイトを持っているので、ここで席順の法則性が崩れている)。

   「夢片世界」←  夢遊さん / 清岡
「ちうちうちう」←  いな吉さん  /  陸さん
「梅の宿」←   梅さん      /    叔嗣さん → 「歴華泉」
  「WW7」←   ヒロミさん   /   こうさん
「弓戸亜朗私邸」←   亜朗さん / 桜さん
        ←[サイト持ち /サイトなし] こうなりましたね(夢遊注)  

 そして、いきなり、叔嗣さんにこの変則ルール神経衰弱に参加してもらう。 さすがの叔嗣さんも最初、ルールが飲み込めず、戸惑っていたけど、次第に慣れ初め、その豊富な知識でペアの判定の主軸を担っていた。

 同僚繋がりなどでペアができていくんだけど、同じペアでも三国志ファン的にはポイントが高いのもできる。 亜朗さんがゲットした孫策&周瑜や夏侯惇&夏侯淵なんて、ペアの数を競う方式じゃなくて、出来上がったペアにポイントつける方式だと、圧倒的に一位♪

 武将の念がこもっているのか、心理学的要因なのか、そこの場所にその武将がいるとわかっているのに、なぜか何回も引いてしまうカードがある。それは[登β]艾のカード。 清岡梅さんが何回もめくってしまっていた。かなり謎現象。

 だんだんと場のカードが少なくなって、神経衰弱でありがちなシャッフルも終わった頃、みんなが予想したように、ペアをつくるのが苦し紛れになってくる。 ついに私、清岡はペアをゲットするのに力説してしまう。何かって言うと孫堅&王允のペア。 関プチ参加者のみんなもこのレポを読んでいる人々も「どこかペア?」って思うかもしれないけど、私的にはかなり納得できるペア(苦笑)。 当時の言葉を借り説明すると「文台さん(孫堅)は穎川郡や汝南郡の豫州の黄巾賊退治で歴戦してた人で、王允は豫州刺史として別の豫州の黄巾賊を退治してた人だから、豫州黄巾賊退治繋がりなんですよ

 まぁ、みなさんの失笑を買ったけど、文台さんファンとして文台さんカードをゲットできてよかったよかった♪  そういえば、先ほどの亜朗さんもそうだけど、いな吉さんも司馬懿のカードをゲットできてたし、そういうのってファン冥利で、嬉しいですね。

 もう場に6枚ぐらいしか、残っていないとき、桜さんの番。 もうみんな、残っているカードがどんなのか大体、把握していて、どのカードがペアになりにくいかわかっていた。 そして、桜さんが二枚のカードをめくる。現れたのは魏延と麋夫人。 同じ蜀と言っても分野が全然違う。だけど、もう枚数がすくなく他の組み合わせで抜けそうになかったので、皆、唸りながらもOKを出す。 あー、ついに出現、無茶な組み合わせ。「実はこの二人、恋仲っていう小説一本、書いてくださいね」なんて冗談をつぶやく私、清岡

 皆からOKがでて喜び、はしゃぐ桜さんは、その勢いで残りすべてのカードをペアにしてゲット。 無事、ゲーム終了。皆、勝ち負けを越えた奇妙な達成感を味わっていたことでしょう。

 とはいっても、一応、成績確認。ノーペア、1ペアや2ペアが多い中、いな吉さんがなんと4ペア、持っている。 これで優勝は決まりだなと、私は思ったけど、「これより多い人、いませんか?」と訊いてみる。 そうすると、なんと桜さんが6ペアも! やはり終了間際のラッシュが効いたのですね。優勝、おめでとうございます♪

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