まず以下、目次でまとめてみよう。
129 はじめに
132 一 朝服着用とその周辺
132 (一) 朝服の基本的な性格
135 (二) 朝服を着用しないことの意味――死後の朝服――
136 (三) 朝服の地域的な周辺・境界
139 (四) 礼制世界・音楽世界における朝服の周辺・境界
142 二 出土文物から見る朝服着用とその周辺
143 (一) 進賢冠の着用事例
145 (二) 武冠の着用事例
147 (三) 介幘の着用事例
151 おわり
153 註
155 図表出典
書籍のタイトルからして「魏晋時代の河西」とあって、その魏晋時代の河西地区中心なのだけど、他の時代他の地域が引き合いに出ていて、限定感はあまりない。第一章が伝世文献史料から、第二章が河西地区での、服飾(朝服)が出てくる磚画・壁画例から論じられる。三国的には第一章のp.140に「武始舞(曹操を記念する舞楽)」やp.141に禰衡のエピソードが出されるのだけど、清岡の関心は進賢冠の実例なので、やはり第二章に目が行きがちだった。画像と共に被り物の事例を伴う研究。進賢冠-介幘、武冠-平上幘のライン(前提の話で幘の上に冠部分を装着する)で、武冠より進賢冠が貴ばれ、時代が東晋に下ると進賢冠+朝服の代わりに介幘+単衣が正規の服飾として認められるようになったり、三燕・高句麗では進賢冠より武冠が貴ばれたり、あれこれお興味深い。
ちなみに東方書店の方では神崎暁さんの同人誌3種が平置きにされていたので、こりゃツイートして情報共有だ、って思ったらすでに著者本人がツイートされていた。
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それと某先生に会って挨拶すると、中国史カフェ 阿斗にいってみたいと。この記事を書いている時点で残念ながら閉店されている。
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中国史カフェ 阿斗 閉店(大阪市生野区2022年9月30日)
前の記事と関係しているのだと思うのだけど、三国志ニュースの記事「
国制面から見た曹魏・西晋都督制の特徴(魏晉南北朝史研究会第22回大会2022年9月17日)」を書き上げる。
※次の記事
メモ1:三国志学会 第十七回大会(2022年9月4日)