『東方』休刊(2021年6月)

※前の記事 三國興立功双雙六(草林舎2011年10月)

 2020年12月26日土曜日、ネットで見かけたこと。

・中国・本の情報館~中国書籍の東方書店~
http://www.toho-shoten.co.jp/

※関連記事 泣き虫弱虫諸葛孔明 第伍部(2020年8月5日文春文庫)

※新規関連記事 秦漢時代の家族と国家(2020年3月上旬発売)

・『東方』休刊のご案内
https://www.toho-shoten.co.jp/toho/notice.html

・今月の『東方』
https://www.toho-shoten.co.jp/toho/tohonew.html

※新規関連記事 リンク:もうひとつの三国志(東方464号2019年10月)

 上記の2番めのURL先にあるように、東方書店の雑誌『東方』は「481号(2021年6月刊行号)をもって休刊することを決定」したとのこと。その主要コンテンツはウェブサイトに移行するそうな。中国関連専門の書店からの雑誌だから当然、三国も絡んでくるんだけど、わかりやすく、下記に過去の『東方』関連の記事を挙げておこう。

※関連記事
 神保町
 『三国志フェス』報告記(『東方』2014年3月5日)
 『三国志演義』の「幸福」(東方2017年1月)
 中国版画散策 第44回(東方 451号2018年9月5日発行)
 『全訳 封神演義』(全四巻)の出版に関連して(東方 444号2018年2月5日発行)
 メモ:諸星大二郎が『西遊記』を語る「西遊妖猿伝」における表象分析(ビランジ45号2020年2月22日発行)
 ヘンテコリンな六朝通史『建康実録』の最古刊本(東方461号2019年7月)


 またそれまでの刊行スケジュールを前述のページから引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 なお、12月末お届けの478号(2021年1・2月号)より合併号とし、隔月にて発行させていただきます。
 以降、479号 2021年2月末お届け、480号 2021年4月末お届けとして、481号 2021年6月末お届け(最終号)というスケジュールで刊行いたします。

━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 日記パート。先行する陳丹旭『連環圖畫三国志』(上海世界書局1927年)と違って(その時点で型の文化的)、描き手が複数で、そのためか『連環図画研究』第11期(上海人民美術出版社1957年8月)にあるように設定画が共有されてるし…という感じで研究の種にはなりそうな予感。と、そもそも『三国演義連環画』(上海人民美術出版社1957-1961年) での作中の衣装は個性(キャラクター性)を出す機能より、軍師とか武将とか兵士とか職業とか立場を見せる機能が勝っているかもね。

※関連記事
 メモ:知られざる中国〈連環画 (れんかんが) 〉 ~これも「マンガ」?~ (2015年5月24日30日)
 『三国演義』連環画とその日本版(連環画研究 第6号所収 2017年2月28日印刷)

 病院から9時53分帰宅。ギリギリ最終日だった。

※次の記事 武侯北伐 with 日本語ルール(2020年12月)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/5567