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掲示板から辿ってみると
020709
<<「しらないひと」/「水天宮」


   Webであるジャンルのサイトを探そうと思えば、方法はいくつかある。

   一つはオーソドックスにロボット検索カテゴリ検索1)を駆使して、お目当てのサイトへたどり着く方法。
   もう一つは、そのジャンルのサイトを一つでも知っていれば、そこから「リンク」のコーナーを伝って、同じジャンルのサイトを渡り歩くという方法2)

   ちょうど、前者と後者の位置づけの間にあるのが、「ウェブリング」や「同盟」といったシステムにあたると思う3)

   あと、私が結構、利用するのが、掲示板の記事にある「URL」の欄。
   それは、家の絵のアイコンだったり、「URL」という文字だったり、URLそのものが書いてあったりするが、要はそこをクリックすると、投稿者のサイトへジャンプできるといった仕組み。
   だから、掲示板に貼られるリンクは、管理人がわざわざ作業して貼るコンテンツのリンクに比べて、即時性があるので、意外なサイトへの出会いが起こりやすい。


   私が「マリオネットの晩餐会」の掲示板に通っていた頃、2000年11月12日。
   ちょうど、そのサイトは二周年を迎える日となった。
   サイト紹介でも書いたように4)、このサイトはそういった日にイベントが発生する。ちなみにこのときは、FLASHで作られた神経衰弱ゲーム。管理人の翔田ますみさんのイラストがとてもきれいな上、遊べちゃうのだ♪

   その日付に変わった直後、掲示板にKEROさんという方による書き込みが現れる。
   書き込んだ内容を見るに、KEROさんは、とても楽しみに待ちわびていた様子。

   そうか、そのKEROさんと翔田ますみさんはウェブ上で旧知の仲なのか、と当時、私は納得していた。
   そこで、そのKEROさんという方がどんな方(というか、どんな三国志ファンか)というのが気になったので、それだったら、その方のサイトを見に行くのが手っ取り早いだろうと、掲示板のURLをクリックして、そのサイトへジャンプする。

   その先にあったのがサイト「東呉華亭」5)
   そこには、よく個人サイトであるような「プロフィール」「日記」「メインコンテンツ」「掲示板」とかのコンテンツが前面に出ているのではなく、珍しいことに「キャラクターファイル」「リレー小説」「月間人気投票」「三国志書評DX」などのコンテンツが豊富にあった。
   なにが珍しいかというと、それらほとんどが訪問者参加型のコンテンツ

   いろんな人が参加しているので、どのコンテンツへ行っても、かなり多様な内容で賑わっている。
   まぁ、そんな表層上のことなんかより、私は勝手にこのサイトのコンセプトを「どうせ一個人のサイトのコンテンツづくりなんて限界があるんだから、いっそのこと、コンテンツづくりにみんなも巻き込んじゃえ♪」といういさぎよさだと決め付き、強く感銘を受けていた。
   なんて素晴らしいコンセプト♪、と(注、だから、それは私の一方的な思いこみ・汗)

   ちなみに管理人のKEROさん自身、素晴らしいイラストをお描きになる人で、それだけでもサイトは成り立ちそうなので、前述の決めつけは本当に私の単なる勘違いだということが証明されている(汗)

   で、その感銘をすぐに掲示板か何かに書き込めば良かったんだけど、小心者の私はまずサイトのことをある程度、知った上で書き込んだ方がいいだろう、と思って、しばらくサイト内探検に出かけることにした。
   そう、そのサイトがあまりにも奥が深く、まるで三国志ファンというものを凝縮したようなサイトだったので、「しばらく」のつもりが軽く半年以上、経過してしまう(汗)

   で、まだ一通り、楽しまないうちに、ある日、意を決して掲示板へ書き込んでみる。

[887] こそっと書き込み   投稿者:清岡美津夫 投稿日:2001年06月27日 (水) 23時16分16秒

はじめまして。清岡と申します

ネットで三国志サイトってあるのかなあ
と数ヶ月前、ふと思い立って検索してみると
魏呉蜀、問わず、いっぱいあって驚きました。
それで見てまわるといろんな方向性があって
楽しいですね
どれからみていこうかなあっと
うれしい悲鳴をあげつづけてます

私は小説系(三国演義含む)で読んだのって
かぜ江シリーズぐらいしかないんですけど、
三国でどれが好きかって訊かれると呉ですよ
って、それより何より、私の敬愛する孫堅さんの
息子さんがつくった国だからですね♪6)

   この書き込みをよく見たら、感銘を受けたサイト「東呉華亭」のことは、まったく書いてないけど、それはそれほど、書き込みに緊張していたってことかな(?)
   そして、ここの掲示板は、サイトの性格を反映してか、訪問者−管理人の一対一対応でレスが返ってくるのではなく、訪問者−管理人&常連さんの一対多数対応でレスしてくれるのだ。とてもにぎやかな掲示板。
   もちろん私の初書き込みにも、管理人のKERO様を含めた11人もの大勢の方がレスを入れてくださる。

   それで気をよくし、それ以降、私も常連さんの一人になってしまう。

   まぁ、それ以後、「オフ会報告」のコンテンツを見て、私もオフ会、参加してみたいなぁ、と思っていたら、結果、「東呉華亭関西プチオフ会」7)を主催していたり、「頂きモノ小説」にいろんな方の小説があって、面白いなぁ、と思っていたら、結果、自分の小説を投稿していたりと、いろんなことで、サイト「東呉華亭」と関わることになる。

   今や私にとって掛け買いのないサイトになっていると思っている。



1)   清岡はこう理解している、という説明(あまり力を入れていないので言葉使いが変だったり間違っていたりする可能性大)。まずロボット検索とは。検索サイトによって作られたロボット(プログラム)が常日頃からサイトやページを循環し、URLやキーワードを取得し、それを取捨選択順位付けを行うことにより成り立つ。ロボットにより収集された情報を検索データとして用いられる方式。だから、サイト管理者の意向とは関係なく、検索に引っかかったり引っかからなかったりすることがある。つまり検索サイトが能動的に情報を求め、被検索のサイト管理者が受動的に情報をとられるという方式が多い。清岡がよく利用するのは「Google」。で、カテゴリ検索とは、それぞれのサイト管理者がその検索サイトのどこかのカテゴリに登録することにより成り立つ。その登録情報を検索データとして用いられる方式。さっきとは逆で、情報の授受は、検索サイトが受動的で検索される側のサイト管理者が能動的。ただし、「Yahoo」とかの大手カテゴリ検索になると、どのサイトでも登録できるわけじゃなく、検索サイト側に登録するか否かの審査みたいなのがある。それが返って、「Yahooに登録された」というように、サイトのステータスとしてとらえられることが多い。清岡がよく利用するカテゴリ検索は「三国志サーチ」。三国志サイトであれば、どこでも登録できる。ちなみに、「Yahoo」にあるロボット検索は昔、「goo」が提供していて、今は「Google」が提供している。だから、場合によっては「Yahooで検索した」という言葉を「Googleで検索した」と言い改める必要があるかも。    <<戻る

2)   こういうことを連続して行うことを昔(今も?)、「ネットサーフィン」ってよんでたよね、確か?(うろ覚え)   <<戻る

3)   「ウェブリング」も「同盟」もともに、同ジャンルあるいは同傾向にあるサイトの集合体。一般的に、「ウェブリング」も「同盟」も参加サイトはそれぞれフロントページにバナーを置くことは共通しているが、「ウェブリング」のバナーは「進む」とか「ランダム」とか「一覧とか」、バナーにいろいろな機能がついている場合が多い。ただ、その場合、スクリプトを用いているので、必然的にフロントページの表示データ量が大きくなる。「同盟」は単に同盟の本拠サイトにリンクを貼られているだけの場合が多い。   <<戻る

4)   当サイト、「『文台の初陣』/『マリオネットの晩餐会』」参照。ちなみに三周年記念のイベントもあった。次の四周年記念が楽しみ♪   >>参照する   <<戻る

5)   KERO様が管理するサイト「東呉華亭」。そこにしか出没しない人やら、そこ出身の人やら、結構、三国志ファンに影響を与えている。   >>サイトへ行ってみる   <<戻る

6)   サイト「東呉華亭」内にある「東呉華亭三国志掲示板」への私の書き込み。その掲示板には過去ログがあるので、記事番号[887]前後を見ると、当時の様子がよくわかる。   >>そのサイトへ行く   <<戻る

7)   サイト「東呉華亭」内からリンクを辿れる。ご案内ページがあるのでそちらを参照。   >>ご案内ページへ行く   <<戻る

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