後漢政治制度の研究(2014年3月20日)

三国志学会 Facebookページで知ったこと。

早稲田大学出版部より2014年3月20日に渡邉将智/著『後漢政治制度の研究』(早稲田大学学術叢書 ISBN:978-4-657-14701-1)が8400円(税別)で発売されたという。

・早稲田大学出版部
http://www.waseda-up.co.jp/

・後漢政治制度の研究 | 早稲田大学出版部
http://www.waseda-up.co.jp/history/post-698.html


上記の出版社のページより下記に概要を引用

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
現代中国の政治体制は、前近代から続く歴史の流れのなかで、辛亥革命や国共内戦を経て次第に形成されてきた。故に、前近代中国の皇帝支配体制に目を向けて、その実態を把握することは、現代の政治体制の形成過程とその内容をより深く理解し、かつ将来的な課題に対応していくための基盤として必要不可欠である。本書では、前近代中国の皇帝支配体制の実態を明らかにすることを目的に、後漢期の政治制度の構造を重点的に論考する。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※関連記事 後漢の皇帝支配体制と政治制度の構造(2012年10月)

同出版部の同著者による前回の研究書は上記の関連記事にあるように、『後漢の皇帝支配体制と政治制度の構造』(早稲田大学モノグラフ65)なんだけど、下記関連記事で触れた、2013年9月14日の「三国志学会 第八回大会」の懇親会で著者の方から伺うと、どうも少数しか刷っていないらしく手に入らない状況だったそうな。

※関連記事 ノート:三国志学会 第八回大会(2013年9月14日)

そしてその時に下記リンク先から引用するに「三国志学会大会懇親会で渡邉將智先生と話す機会があり発表の資料で後漢洛陽城内の詳しい地図が愛宕元『中国の城郭都市』に比べたら格段に詳細になったと申し上げる。史料から場所の決め方を伺えたのは収穫。その流れで管輅主役のマンガについて話題提供」という話。

・Twitter / sangokushiforum: 三国志学会大会懇親会で渡邉將智先生と話す機会があり発表の資料 ...
http://twitter.com/sangokushiforum/status/379383236528324609

話を戻し、手に入らない状況というのに続いて、この『後漢政治制度の研究』について伺っていて、それが発売されることになって部外者ながら何だか感慨深い。

※追記 漢代二十等爵制の研究(2014年2月28日発行)

※追記 地下からの贈り物(2014年6月)

※追記 三国志学会 第十一回大会(2016年9月3日10日土曜日)

※新規関連記事 長沙走馬楼呉簡の研究(2016年11月15日)

※新規関連記事 曹操(2019年7月18日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/3081