『中国古代の生活史』復刊(2009年12月15日)

最近、「中国古代の生活史」という検索語句をよく見かけ、有名掲示板に紹介されたとか、卑弥呼関係だとかあれこれその理由を想像したけど、どれも違った。

サイト「三国志ファンのためのサポート掲示板」で「中国古代の生活史」と検索

上記のリンク先の検索結果にあるように、意外と結構な頻度で三国志ファンの間で話題に上っている林 巳奈夫/著『中国古代の生活史』(吉川弘文館刊、1992年3月10日発行、ISBN978-4642073110)。タイトルから連想されるように畫像石・畫像磚・明器・陶俑等を元に中国古代の生活について書かれている。つまり三国時代も含まれうる生活史というわけだ(そしてなぜかタイトルを「古代中国の生活史」と間違われやすい・笑)。
三国創作をする人など、当時の生活を知りたい人には重宝されており、定価も資料系にしては安いんで、個人的には勧めていた。ところが上記リンク先に見える2003年6月30日の時点で『中国古代の生活史』が絶版していることに気付く。そのためプレミアついているようで、今、右の商品リンクで価格を見ると、11585円と高騰している。

それが下記、サイト「復刊ドットコム」の該当投票ページによると復刊が決定し、2009年12月下旬発送2940円で復刊するそうな。

・復刊ドットコム
http://www.fukkan.com/

・中国古代の生活史 林巳奈夫 復刊リクエスト投票
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=35749

それで復刊情報を見ると復刊前と出版社が同じなので、下記のページへ見に行く。2009年12月15日出版、ISBN9784642063579になっているね。あと「歴史文化セレクション」というシリーズの一つになっている。

・株式会社 吉川弘文館 安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
http://www.yoshikawa-k.co.jp/

・中国古代の生活史
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b50772.html


※関連記事
 林 巳奈夫 先生、死去
 1976年 林 巳奈夫/編「漢代の文物」
 前漢に鐙はあった?!

※追記 邪馬台国と倭国 古代日本と東アジア(2011年9月6日)

※追記 第35回 秋の古本まつり(京都古書研究会2011年10月29日-11月3日)

※追記 日本マンガ学会第13回大会に至るまで(2013年7月4日-)

※新規関連記事 中国古代車馬研究(2018年10月19日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/1508