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こんにちは。
>この「魏志」って三国志とは別物なのでしょうかね。
>実は昔、三国志にはこういう記述があったとか? ではないですよね(汗)
はい、これは陳寿の『三国志』のことです。現行の『三国志』では武帝紀の最初の注から「曹瞞伝曰」の4字が抜けたり、袁術伝から彼が長水校尉になったという記述が抜けたりしています。これは長年にわたり書物が伝えられる過程で、写本を手作業に頼っているので仕方ないことです。この記述も写本の過程で『三国志』本伝から失われた可能性があります。
しかし、いかんせんそこは電子テキストの信頼性のなさ、本当は『魏志』でないのを『太平御覧』の電子化にあたって間違えられた可能性もあります。
いずれにしても、この箇所は、『三国志』張遼伝にあまりにも似ていないこと、人事部に引用する『魏略』と字句がほぼ同一であることからみて、実は『魏略』が本当の引用元ではないかという気がします。
>>人事部七十五に引用する『魏書』
>>>江東小兒啼,恐之曰:“遼來,遼來!”無不止矣.
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>これがツリー元の疑問の「遼来々」に近いですね。
そうですね。おそらくなんらかのメロディーが付けられて広まり、地域や時代によって、いくつかのバリエーションが生まれたのではないでしょうか。そう想像しました。
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