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日本の三国志文化に興味がある人間として、ビジュアル三国志を全巻買おうかと思っている伊比です(すでに1,2巻を購入済み。ヒマ人ですね)。
今回は、真壁様の書き込みのうち、三国志漫画への意見に関して私見を述べさせていただきます。
真壁様は小・中学生時代に講談社の「世界の歴史」シリーズや、学研の「○○のひみつ」シリーズをお読みになられたことがございますでしょうか? 学校の図書室には間違いなく置いてある本です。シュガー佐藤氏は、それらの作画を広く手がけてきた人物です。石森プロの漫画家で、石森章太郎に最も作画が似ていたため、石森章太郎が亡くなられた後にマンガ日本経済入門の作画を行うなど、ほぼ実質的な後継者として扱われているようです。
私はシュガー佐藤と聞いた瞬間、学研の「○年の科学」に載っていたモアイくんを思い出したのですが…
さておき、石森プロは歴史漫画というジャンルで言えば、大御所中の大御所になります。その意味において、石森プロを起用したのは戦略的には失敗でもなんでもないと考えています。歴史漫画家としての知名度は横光以上だと思いますので。あとは今の読者層があの絵柄をどう受け取るかというだけの話。真壁様が良しとしたコーエーの絵柄を「けばけばしくて嫌い」という人もいるわけですから、絵柄についての議論は決着がつきかねるところだと思います。ただ、私としても「原作吉川英治+作画石森プロ」というのはあまりにも無難すぎる組み合わせで面白みに欠けると思っています。強いて挙げれば、この漫画をもっとも受け入れやすい世代は中年層でしょう。
あと、1つ気になったことが。真壁様はよく「歴史系の小説(或いは漫画)」と仰られていますが、理想の歴史系小説とはどのようなものなのでしょう。
オリジナルエピソードを全く含まないものでしょうか?
それとも、正史の記述に反すること以外なら何を書いても良いというスタンスでしょうか?
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