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ここには初めての書き込みですね。
みなさん、はじめまして。
●侯と督についてですが、
侯は、爵位であって官職ではありません。
公や侯などの爵位をもらうということは、その王朝の貴族の仲間入りをすると言うことで働かなくても朝廷から生活費をもらえる立場になるというです。
有名なところから言うと
献帝が即位する前の【陳留王】 劉禅が魏から贈られた【安楽公】
孫晧が晋から贈られた【帰命侯】
上記のように地名がついていて、その地を食邑としていたりもしますが
実際には朝廷から直接生活費が支給されていることが殆どです。
爵位の順番として王が上位で、次が公、一番下が侯となります。
正史で、よく出てくる関内侯とは特に食邑のない爵位です。
まだ成人していない生活力の無い貴族の子弟など、戦死した有力武将の
子弟などに贈られています。
●次に督についてですが、
これは官職というより権限といった所です。
太守や刺史のように地域の政治をあずかる立場ではなくて
戦争などの時に君主から地域の兵権をあずけられ自由にできる権限を持つのです。
そのため、その地方の県や郡の太守は督から兵を出すように命じられれば
地域で保有している軍から兵を出さなければならないのです。
調べやすいところで言うと、諸葛亮が北伐をした時に
曹真や司馬懿がこの督の権限を与えられていました。
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