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>『楽土を出づ』
王粲の詩が鍵となるミステリーですか!
それは面白そうです♪町の本屋さんでは手に入りにくい
のですか…残念です^^;
歴史とは全然関係ない本の中で、意外にも三国志について
言及されていたりすると、私はとても嬉しくなってしまいます♪
そういえば、ミステリーと三国志といえば、名探偵コナンの中に、
関帝廟が事件に関わってくるような話があるそうです。
事件の容疑者の三人の名前が、劉備・曹操・孫権をイメージさせる
ものだとか…話には聞いたのですが、未確認です。
これも、私的に気になる三国志物に入りますね。
>『呉・三国志』
私は現在、読んでいる途中です。
私個人としては大好きな作品ですが、おそらく評価が分かれる
作品だと思います。やけに、創作上の人物が活躍していたり、
話の途中で左慈と于吉が妖術合戦を繰り広げていたり…(汗)
話の主役となる孫朗の設定が、縄術の達人にして呉の諜報組織のリーダー
というものですので、三国志の有名な戦いの裏で、魏呉蜀それぞれの
諜報活動員が、どのように敵に罠をしかけたか…なども、オリジナリティー
たっぷりに書かれています。
正史をベースとしながらも、創作の部分も多い作品だと思います。
呉以外の人物は、殆どがステレオタイプに書かれているような印象も
受けますし…。
ただ、個人的に読んで損はない作品だと思います。
人物の書かれ方に偏りがありませんし、呉が主役だからと
いって、特段に贔屓されて書かれているわけでもなく、
客観的に、正当に評価されていると思います。
とくな呉の人物の描写は、人間味が溢れていて素敵です♪
誰が好きであるかによっても、この本の評価は分かれるかも
しれませんね。
度々、正史をもとにした人物説明なども入りますので、
なかなか勉強にもなります。
文庫版が出版されて以前よりも手が出しやすくなって
いますし、まずは立ち読みなどで中身を確認されてはいかがでしょうか?
私個人としては、もっとこの本を多くの方に読んで頂きたいと
願っているほど、大好きな作品です。
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