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こんにちわ。
▼みちゅさん:
>清岡美津夫さん、さっそく詳細かつ丁寧なお返事をありがとうございます!
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>武器は弓矢に限るわけではないのですね。
>双戟や戈のほうがアクションにしやすいので、大変有用な情報で嬉しく思いました。
>最終的に張世が捕獲している例は、孫権の身が危なかったからでしょうか?
>シナリオ的に、最後は君主に仕留めてもらわなきゃダメなんだ!という空気をかもし出したいので、そこはもう捏造してしまおうかと考えています。
先に挙げた二番目の例を私なりに訳すと、下記のようになります。
建安二十三(紀元218)年、孫権は呉に到り、〓亭(地名)でみずから馬に乗り虎を射た。馬が虎に傷付けられるところとなり、孫権が双戟を投げ、虎は退き、常に従う張世が戈で撃ち、これを捕獲した。
ということで、おっしゃるように孫権の身が危なかったからですね。
三番目の例では虎の狩猟があるごとに、孫権が乗る馬の鞍へ虎によじ登られるんで、張昭に諫められ、なおかつ孫権の安全のため、「射虎車」が作られるって話なので、臣下からみてもよほど危険に思えたのでしょう。
>>狩猟は古代より儀礼の一つで、軍事訓練の一環になりえるそうです。
>>まず思い付くのが、『周禮』(周礼)夏官 大司馬條なのですが、図書館で借りられそうな手頃な訳本が見あたらないですね(汗)
>>私がそれを知ったのが、『中國古代禮制研究』(京都大学人文科学研究所、1995年)という書籍に収録されている小南一郎「射の儀禮化をめぐって」という論文でして、そこに『周禮』夏官 大司馬條の訳が載っていました。
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>↑図書館で上記の文献を探してみたのですが、見当たりませんでした。
>せっかく教えていただいたのに残念です。
>でも、池田末利さんの『儀禮』(全四巻、東海大学古典叢書)という本を見つけ、その第二巻に、「大射儀」という項目が載っていたので、借りてきました。
>まだざっとしか目を通していませんが、参考になりそうな気配がします。
>狩猟が「儀礼」に通じるという発想を教えていただいたおかげです。
>本当にありがとうございました。
やはり見あたらないですね。残念です。
『儀禮』大射儀を今、ざっと見てみると、建物の名称がたくさん出てくるんで、狩猟と違ってきそうですが、大丈夫だったでしょうか。
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