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えーこの問題には全くの門外漢ですが、皇帝と一族というのを抜きにして、親と子の地位の逆転という視点からせめてみる事にしますと、1名だけコレに当てはまりそうな人物がいますので、十中八九この人物と同じ様なことで回避したのではないかと思います。
この問題は親に対する孝と国家の指導する立場の威との板挟みが問題なのでしょう。
魏書の人物で黄朗という人物がいます
この人物は、父親が郡の小使(吏?だとおもうけど)だったのを発憤材料にして自分の出身郡の令長になった人物です。
この時、自分の父親は小使(吏?)だったのです。
黄朗は当然使役する側にいるので、官職で呼ぶべきなのですが、黄朗は姓又は字で呼んでいるとあります。
字で呼ぶのは親しい間柄でない限り無礼にあたりますのでその他大勢が使えるわけでもなく、『黄小使(吏)』といえば儒教の視点から礼儀にハズレますので、姓や字で呼んでも差し支えない親族としての特権をフル活用したのではないかと当方は考えます。
普通なら『おい!黄小使(吏)を呼んでくれないか』ってところを『おい(字)を呼んでくれないか』みたいな感じで親への孝と国家の威を示す事を両立さしたのではないかと思ったりします。
正直、何の資料も持ち合わせてないので間違っている可能性が高いのですが、黄朗のような人物がいたというは少し手掛りになるのではないでしょうか
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