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▼いな吉さん:
>>現時点では、私は『レッドクリフ』が三国志ファン層に与える影響については興味はありますが、『レッドクリフ』自体には、いな吉さんと同じく見に行く気は沸いてこないですかね。未だ、テレビ放映まで待てるレベルです。
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>テレビ放送まで…私も待てる気がしてきました(笑)
>レンタルに出たら即!という気合もないですし…。
>理由は、あの人が出てないから…か?(しつこい・笑)
こんにちわ。
結局、この後、急用で見に行く必要性ができて、公開日初日に映画館へ足を運んでしまいました(笑)
この調子だとPart IIも見に行ってそうです。2009年4月公開だそうです。
というわけで折角なんで、コメントを残しておきます。
アイコンが「ネタバレ」となっているのは、単にこれが使いたかっただけなのと、私的にネタバレなんで、ストーリーなど本筋では多分、ネタバレじゃないです。
まず、日本版では映画本編が始まる前に、俳優の顔写真入りの地図のアニメーションを用いて歴史背景を日本語で説明されていました。
その冒頭で「全二部作」と強調されていました。試写会で二部作と知らず見ていた人が多かったと聞いているので、ここらへんフィードバックされたんでしょうかね?
それと、日本語監修の渡邉義浩先生のテロップで「邉」が「邊」と書かれていたのが気になりました。
それで本編なんですが、冒頭で、[巾責]が赤くなく黒であるものの、[曷鳥](やまどり)の尾を付けた武冠が大量にでてきて、進賢冠もチラリとでてきたもんだから、ストーリーやセリフそっちのけでそういうところばかり見ていました…見終わった後で同行者にストーリーとかセリフを詳しく聞いていたぐらいです(笑)
まず曹操が御前で帯剣し履(くつ)で殿に上がっていたのが気になっていました。映画の後、チェックしたんですが、『三国志』魏書武帝紀に「(建安十七年)天子命公贊拜不名、入朝不趨、劍履上殿、如蕭何故事。」とあり四年後ですね。ここに持ってくるのはうまい演出です。「稽首しろよ」と思わずツッコミを入れてしまいました。まぁ、そこでツッコミを入れてしまったら、全員に「頭を腰の高さまで下げて拝礼しろ」とか、「鎧を着た者は跪かなくてよいから、頭を下げ粛礼しろ」とかツッコミが入るのですが。
そんなことより冒頭のシーンで曹操が歩くと音が鳴り、まさかと思ったんですが、バッチリ玉聲(佩玉の音)でした。三国志作品で玉聲をフィーチャーするだなんて初めてじゃないのか(…と単に私がそういうことに疎いだけでしょうけど)、と感動を覚えました
その他、天子の冕冠の旒(たまだれ)がちゃんと十二だったり、孫権の冕冠の旒が十二未満だったり、鼓の音で兵卒に指示を与えたり、軍旗に虎が描かれていたり、最後の方では耳杯のオンパレードだったり、創作の中にちょくちょく歴史的なことを入ってあったんで、気になっていたんですが、エンドロールを見て納得しました。
漢代の歴史考証みたいなところに王子今先生や『漢代物質文化資料図説』の著者の孫機先生など著名な先生方の名が連なっていました。道理で。
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