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春のライブレポ
060321
<<ライブレポ・ダイジェスト


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   このページは日記コンテンツです。本サイトでは全然、ジャンル違いなので注意です。


   2006年2月20日に、さねよしいさ子さんの「yahoo!グループ:いさ子さんメルマガ」が廃止されたと思ったら、翌日に自主ライブCD「チェリー!」を出したことと、自主レーベルの「はちみつレーベル」を立ち上げたというお知らせが来て、さらに3月17日〜22日に「2006年さねよしいさ子スプリング隊ツアー」という全国ツアーがあるお知らせがあった。

>>「はちみつレーベル」
※3/21に「>>プラム」からさねよしいさ子公式サイトもこちらへ移転。


   で、その後、清岡は二回も関西から東京へいったもんだから(別サイトだけど、>>2/19>>3/11)、そんなこともすっかり忘れ、ツアーがあるのに気付いたら一週間前。大阪はさすがに座席的につらいだろうと思っていたのと日程的にあわないので、21日祝日の京都「拾得」(「じっとく」と読むとのこと、>>公式サイト)のライブに行くことになった。
   ライブハウスの「拾得」は前々から名前をきいていたが、清岡は行ったことがなく、ライブ自体以外にもライブハウスへ行くのを楽しみにしていた。
   そういや、さねよしさんがライブで京都にくるのは「さねよしいさ子   夏のツアー   2002」(<<参照)の「磔磔」以来、二回目なのかな?

   2006年さねよしいさ子スプリング隊ツアー
メンバー   さねよしいさ子(歌)   オオニシユウスケ(ギター)
               良原リエ(鍵盤)   夏秋文尚(打楽器)
日時   2006年3月21日(火・祝)
            17:30OPEN   19:00START
場所   京都   拾得(<<公式サイト

拾得   「拾得」へはいろんな行き方があるけど、清岡は京都地下鉄東西線の二条城前駅から徒歩で行くことになる。「拾得」のサイトによるとあまりお勧めできないアクセス方法らしい。サイトによると徒歩15分。二条城の横の堀川通を北上し、閑静な住宅街をとおり、開場の17:30に「拾得」に到着。確かに蔵を改造したようなライブハウスだ(写真参照)。
   過去、清岡が行った大阪のさねよしさんのライブだと開場前には人が何人も待っているんだけど、今回はそういうこともなく誰も待っている様子がない(いつもはもっと早い目に来てそういう人たちとリハーサルの音を一緒に聴いてたりするんだけど)。ご近所の人が散歩しているぐらいで。で、時計をみつつ正確に17:30にライブハウスの扉を押す。そうするとまず耳に入ってきたのが聴き馴染みのある特徴的な「いやいやいやいや………」といったはしゃぐ声。咄嗟に声の主を探すが見つからず。入ってすぐ左に受付のカウンター。そのちょっと奥に階段があったので、二階が楽屋になってんだろう。おそらくそこから聞こえてくるのかと。そうこうしていると、店の人が受付カウンターの中に入り、受付をすます。よく見ると、リラックスしてうろつく関係者以外、まだ客は誰も居ない様子。もしかして一番乗り?
   会場にはいくつか丸テーブルがおかれていて、その周りに丸椅子がおかれている。さらに入って左の奥には磔磔と同じくお座敷のスペースが設けられている。舞台は一段高くなっていて、その舞台の段に木の丸テーブル一つが隣接してあり、その席、つまりステージの真ん前前列に席を分捕る(ここらへんは「拾得」のサイトにある写真参照)。
   開演は19時ということでたっぷり時間があったので、拾得のサイトで新メニューとあったチキン豆カレーを注文する。敢えてカレーを選んだのは「さねよしいさ子・夏休みツアー2005」(<<参照)のCommonCafeのときとあわせるためかな。来たカレーがうちのカレー皿と同じだったのが印象的だった。あ、豆はカレーによく合い美味美味。と、カレーがきたと思ったら、お座敷の壁に貼ってあった「チキン豆カレー」の紙がいそいそと外される。あぁ、CommonCafeに引き続きまたカレーを売り切れにしてしまった(笑)
   あと、18:00までの間、京都チャンネルの人が何やら撮影していたな。何に使うんだろうね。
   それから今回の目的を一つ解消する。自主ライブCD「チェリー!」を購入。以前、売っていた自主制作ライブカセットテープ「りんご水晶」(1996年)がお気に入りだったのでかなり楽しみ。ふふふ。というかよく見たら「さねよしいさ子   ライブレコーディング   Vol.1」とか銘打たれているけど、続くの?   期待大。その売場でさらに限定ストラップをかえば、サイン入りカードをもらえたんだけど、携帯持っていないのにストラップ買うのも変だし、それは保留。
   しばらくすると徐々に客が集まってくる。そういや、ふちがみとふなとさんの淵上さんによく似た人がお座敷にいらっしゃっていたような…。そういう光景を栗コーダーカルテットの10th Anniversary Tourの2004年7月31日「磔磔」ライブで見たような…。そういうのって良いなぁ。



   で、19:30、階段を降りてきた出演者が舞台に上がり始める。良原リエさんが前の丸テーブルに湯気が出ている陶器のコップをおく。後で知ったけどこれはさねよしさん用のお湯ね。
   向かって左奥にピアノがあって、その前に良原リエさんが座り、正面奥のエレクトロニックパーカッションとボンゴ(? 太鼓ね)のところには夏秋文尚さん、右手前のギターはオオニシユウスケさん。
   そして、さねよしいさ子さん登場。茶色の髪の毛を上でくくっていて、タートルネックで手首、すねまであるベージュのアンダー(いや別に1つなぎではないだろうけど)に花草模様のワンピースに、胸元までぶら下がる赤い丸玉ポンポン(?)つなぎのネックレス。おぉ、スプリング隊らしい衣装!   ちゃんとした舞台衣装だ(失礼)

さねよしさん「じゃ、はじめまーす」

   と、一言。オオニシさんがテンポを合わせ、イントロがスタート。

1   花の街

   聞き覚えのある曲だなぁ、と思ったら、懐かしいカバー曲。ファーストアルバムCD「風や空のことばかり」(1990年4月21日、フォーライフレコード、FLCW-31061)収録。やさしくおだやかな曲だ。さすが、スプリング隊!   オープニングにふさわしい感じ。あとアルバム収録曲で春の曲といえば、「春の胸」?

さねよしさん「えーと……スプリング隊でございます。オオニシユウスケ氏です。夏秋文尚さんです。え、良原リエさん」

と手でさしながらのメンバー紹介。名前がコールされるたびに会場拍手。

さねよしさん「私はあんまり京都には来ることができないでいるもんですから、あの、ひさしぶりで、こちらのお店も初めてなんですけど、こちらの三人はきっと、しばしばいらっしゃっているの……かな?」
(場内笑)

   ここですかさずオオニシさんのツッコミ。さらに場内笑。

さねよしさん「リエさんは京都に友達はたくさんいらっしゃるのですか?」
良原さん「ちょっと」
(場内笑)

   というようなのっけからぎこちないやりとりなんだけど、ここらへんはさねよしさんらしく面白い。

さねよしさん「じゃ最後までお楽しみください!」

   場内拍手の中、次の曲へ。

2   My Life is Lucky

   あまり聞き慣れていない伴奏。そうアルバム未収録曲だ。向かい風だけど前向きな、そんな歌詞。さびの「My Life is Lucky」ではピアノの良原さんのコーラスが入る(弾き語りだね)。ノリ的には「Voo-Dooチャイルド」に近いかな?   もうちょっと聴き込みたいなぁ。
   ちなみにさねよしさんはいつものように右手にマイクを持ち、左手は表情豊かに動かし、顔は上を向いている。特徴のあるお姿。足はつま先立ちしたりかかと立ちしたりビートを刻んでいる。

3   いとことふたりで

   間髪入れず、ミニマルな音が入る。聞き覚えのある伴奏。フォーズアルバムCD「うてな」(1993年2月19日、フォーライフレコード、FLCF-30200)の収録曲で、今回の自主ライブCD「チェリー!」にも収録されている。アルバムCDのがエレクトロニックばりばりだったので、アコースティックよりに聞こえるね。アルバムCDに比べそう大きく変わっていない。夏休みの田舎みたいな懐かしい感じがとても良い。間奏のピアノの情感がいいね。もちろん最後の方で、さねよしさんの歌声のボルテージが負けじとあがる。さねよしさんの口笛でしめ。会場拍手。


さねよしさん「ありがとうございます……狂ったようにありがとうございます、ばっかりと言っている私がいるんですが…」

   ということでさねよしさんのMC。スプリング隊ツアーの説明。

さねよしさん「…17日の長野がとっても昔のような気がいたします…」
(変な間があり、場内微笑)
オオニシさん「(さねよしさんが)困ってる?   ものすごい困っている」
さねよしさん「困っている。壊れてます!…困っていることを困ってます」
(場内微笑)

   その場をうろちょろするさねよしさん。ここでオオニシさんのジャブ的にツッコんでいる。このツッコミが私のお気に入り。

さねよしさん「みなさまはよく、こういう拾得とかいうお店には来られるのですか?」
(場内笑)
さねよしさん「笑われていますよ!   どうして何だろ。こういうことをきいちゃいけないことなのかな……マナーを知らないもんですから…」
(場内爆笑)
オオニシさん「マナーだよ」
さねよしさん「京都のマナーなのかな?」
(場内笑)
さねよしさん「なんか外国ではこう道ばたであっても、『おう、どこ行くの?』とか言っちゃいけないってで聞いたことがあるんですけど……まぁガセネタかも知れませんけど…」
オオニシさん「ガセネタの可能性が高いね」
(場内笑)

   こうやってさねよしさん&オオニシさんの漫才が続きそうだったけど、急にさねよしさんが切り上げる。

さねよしさん「ではとってもおしゃべりもはずんだところですけど…」
(場内爆笑)

   というわけで次の曲のタイトルコールでMC終わり。

4   仔馬

   こちらも今回の自主ライブCD「チェリー!」収録曲。というかようやくCD化されたか。しっとりシリアス曲。歌詞は主体から仔馬をみた感じ。この調子で「太陽の蜜」もCD化してほしいなぁ。

5   月といもうと

   そのまま間髪入れずやっぱり聞き覚えのある曲。サードアルバムCD「手足」(1991年11月21日、フォーライフレコード、FLCF-30119)収録曲。そしてこちらも自主ライブCD収録曲。アルバムのときと同じで夜の神秘性やしっとり感がでているなぁ。「チェリー!」にはないんだけど、ライブでは良原さんのバックコーラスが入る。さらに神秘性UP。鉄琴のような澄んだ音やその他、神秘的な音の出すエレクトロニックパーカションも良い感じ。

   曲終了、場内拍手。

6   手足

   サードアルバムCD「手足」の表題曲であって、最新のメジャー流通のアルバムCD「夜光杯」(2003年12月10日、ミディ、MDCL-1454)でセルフカバーしている。私は綺麗に唄っているセルフカバーより、元のアルバムやライブでの情感たっぷりな唄い方のほうが好みかな。ライブでの今にも泣き崩れそうな声とか、そういったところがお気に入り。ここでも良原さんのコーラス入り。やっぱりこういう曲には歌声(特に最後の方の言葉じゃないパートのところ)とギターとピアノとのせめぎ合いみたいなのがとても良いね。言葉化されていない歌声は元のアルバムより大幅アップ。

さねよしさん「はい、ありがとうございました」
(場内拍手)

   それからさっきの三曲のタイトルをいいMC突入。

さねよしさん「『はちみつレーベル』というのをこさえまして、そこでまぁライブアルバムというのをみつくろいまして」
(場内笑)

   「こさえまして」とか「みつくろいまして」って言葉と変な言い方、それからさねよしさん自身おかしいと思いながら言っているもんだから、場内の笑いを誘う。
   それからMCの流れの中、何の前置きもなしにオオニシさんが良原さんのことを「リッチー」と呼ぶ。会場は「リッチー」って誰?な空気になって、ここでさねよしさんの解説。どうやら良原さん、近頃とても高い楽器を買ったそうな。それでオオニシさんはそういう呼んでいる。さねよしさんは「ゴージャス・リエ」って名付けていた。会場が沸く。
   それから今回のライブで販売しているCD等のアナウンス。もちろん、自主ライブCD「チェリー!」。それから発売を記念してつくった限定「ナマケモノちゃんストラップ」。セットで買うとストラップが100円引きな上、さねよしさんのサイン入りカード(一枚一枚心を込めた手書き)がもらえるとのこと。というようなアナウンスを途中で良原さんにバトンタッチされていた(笑)
   それから私と同じテーブルの席のお客さんがタバコを吸っていらっしゃって、その煙がもくもくとステージにあがってきていて、さねよしさんちらっと気にしていた。それでタバコをすっていたお客さんあわててあやまっていたんだけど、別にさねよしさんはいやがっていたわけではない。ファンなら知っているんだけど、さねよしさんはタバコを吸う人。そう吸いたがっていたのだ!

さねよしさん「タバコ、すいたくなってきたなぁ……タバコは生きるよしなです。ウハハハハ」
(場内笑)

なんて言った後、次の曲のタイトルコール。

さねよしさん「タバコも好きなんですが、紅茶もすきなんで紅茶の歌をうたいます。クワイエット・ティー」

7   クワイエット・ティー

   アルバム未収録曲。清岡は初めて聴く曲だ。春の日の午後の紅茶って感じの穏やかな曲。メルヒェン。どの歌に近いかというと「君に寄り添う」とか「幸福のカノン」とか。
   歌い終わると場内拍手。

8   NANA

   拍手が鳴り終わるまえにゆったりとした神秘的な音が流れ出す。アルバムCD「夜光杯」収録曲ね。これをきくと「夜光杯」発売前のライブで初めて聴いたことを思い出すなぁ(<<参照)。子守歌。
   歌い終わると拍手

9   アゼリカアゼリコ

   拍手が鳴り終わる前にギターが主な明るい曲調が。そしてさねよしさんの口笛。伴奏がなり響いている中、さねよしさんかるく咳払い。そしていたずらっぽい笑みを浮かべオオニシさんに向かって曰く

さねよしさん「いつ始めるかとおもっているでしょ?   待ってくださいよ」
(場内笑)

   う〜ん、ツッコミ担当(違)のオオニシさんに勝ち始めているな(笑)。そんな感じでさねよしさん、この曲にひそむ愉快ないたずら心へのボルテージをあげているのかな。そして、さねよしさん、前のお湯を飲んでから、「WeWe〜」と歌をスタート。
   これはマキシシングル「とても正確なことが」(1999年10月14日、ミディ、MDCS-1030)収録曲で自主ライブCD「チェリー!」にも収録されている。「とても正確なことが」はハイポジの近藤研二さんプロデュースでテクノ調で、それはそれで良いんだけど、清岡は「チェリー!」の方のアレンジが好み。というか、「チェリー!」収録の「アゼリカアゼリコ」はまさに清岡が抱くさねよしさんのイメージなのだ。そこなしの愉快な雰囲気なところが。
   今回のライブではローランド製のエレクトロニックパーカションがそんな愉快な遊び心を増長させている。だって犬の鳴き声とかワォとか変なSEでまくりだし。そして「チェリー!」でもあるように「ハッハハ」と笑い声のようなかけ声を入れていってるし。

   曲が終了で満場の拍手。

   ここでMC。良原リエさんとオオニシユウスケさんの「喧嘩するほど仲が良い」というような関係について。

さねよしさん「売ったつもりでもない喧嘩を(オオニシさんは)大枚はたいて(良原さんから)買う感じなんですよ」

ってぐらいしょっちゅう喧嘩しているようで、さねよしさんはそのたびにどちらにつくか迷っているとのこと。気を利かせて半々でつくとかで(笑)

さねよしさん「夏秋くんはいつもこう涼しい風が吹いているというか」

   というようなメンバー紹介(?)で場内をわかせていた。で、次の曲へ

さねよしさん「心がいじけたようなときにうたう曲ですね」

10   そらや愛やりんごや風

   良原さんが楽器をピアノからアコーディオンにかえ、さねよしさんとお二人で開演。シンプルにメッセージがくるね。宮沢賢治にインスパイアされたメルヒェンな世界。ちなみにマキシシングル「天使のほほえみ」(1998年12月2日、ミディ、MDCS-1020)収録曲。
   歌い終わると場内拍手。

11   わたしの名前はあなたの名前

   拍手が鳴り終わる前に伴奏が入る。なんかヨーロッパの古いカフェな感じな曲調。ズンタッタズンタッタ。自主制作ライブカセットテープ「りんご水晶」(1996年)より個性がでていて良い感じ。なんか心地よい。最後の方は激しくてこれまた好きな感じ。

   ここでMC。さねよしさん、「わたしの名前はあなたの名前」について語る。しかし何か様子がおかしい。

さねよしさん「……この曲だけ字数がとても多いものですからバランスが………おしまい!」
(場内爆笑)
オオニシさん「どないやねん」

   と急に話を終わらせ、思わずオオニシさんがツッコミをいれる。なんか妙に愉快な感じになってきた。さねよしさん、のどになにかつっかえたかのようなトークを続ける。

さねよしさん「『わたしの名前はあなたの名前』、どういうことなんでしょうねぇ…」

   さらにテレビの話とかでてくるんだけど、六感の話とかでてくるんだけど、やっぱり周りに何をいいたいのか伝わっていない。ここでオオニシさんが皆の代弁をして

オオニシさん「それがどこにつながっていくん?」
さねよしさん「曲というのは、わたしは、いろんなふうに思ってくださるのが好きなんですけども、ですもんですから、その解釈の可能性を、狭めるようなことを言っているかどうかを考えながらしゃべってました」
良原さん「はぁ」
(場内笑)
さねよしさん「ですもんですから、やっぱり……おしまい!」
(場内笑)

   つまり、さねよしさんとしては「わたしの名前はあなたの名前」のことを語りだしたものの、ご自身のポリシーに反することをいっちゃいけないって気持ちがつよくなってしまって、あれこれしゃべったんだけど結局、「おしまい」ってことかな。私としてはアニメ「ぺとぺとさん」のサイトでの「知ラナイナイ空」のインタビューぐらい語ってほしかったけど、そういう理由だとまぁ納得。
   ここで今回のライブで売っているメンバーのCDについての話とか。でもCD名を間違えたからか、話を終わらせるように、

さねよしさん「それでは最後の曲です!   ありがとうございました!」
(場内笑)

12   まぶた

   アルバム未収録曲。歌詞にもあるように序盤は「うっとり」した曲。徐々にテンションあがっていき、最後は浮遊するような感じになるところも好き。良原さんのコーラスが入って最後の方は高揚感抜群。
   そして曲終了、場内大拍手。

   いつものようにさねよしさんがメンバーの名前をコールして去っていく。場内は全員揃った、テンポのよい拍手(というかアンコールの儀式、もしくは様式美ね)。
   まずオオニシさんと夏秋さんは早々に階段をあがって二階の楽屋にいったんだけど、さねよしさんと良原さんはゆっくりあるいて、階段の麓まできたら、二階の楽屋にいるお二人を呼ぶような感じで、また舞台に全員もどってくる。

さねよしさん「ありがとうございます」

   ここでさねよしさんによるアンコールの話。以前は「お客さんが呼ぶからやってあげるのよ」とか、ふざけた感じでアンコールをうけていたのが、最近はもしかして客が「これじゃ満足できないよ、もっとやってくんなきゃゆるせないよ」って意味でアンコールをしているのかと考えだし、「ごめんなさい」という、へりくだった気持ちでやらないといけないのかなって考えるようになってきたとのこと。

良原さん「へりくだってやるの?」
さねよしさん「それが答えはまだでてないんですよね、これが!」
(場内笑)

   で、いきなり胸元のネックレスを「変じゃないかなぁ」と気にするさねよしさん、それに「今さら」とツッコミを入れるオオニシさん。すごく愉快な雰囲気!

さねよしさん「『プランテロンの結婚』というふざけた曲やりまーす!」
(場内拍手)

アンコール1   プランテロンの結婚

   アルバム未収録曲。こりゃほんとにふざけた愉快な曲だ!(もち、良い意味でね)。遊び心は「アゼリカ・アゼリコ」の上をいっている感じ。
   曲が終わると大拍手。

さねよしさん「帰ろうとしてしまった………もう一曲、ご用意しております」
(場内拍手)

   で次の曲がイーハトーヴであることをつげた後、なにかもじもじしているご様子。

さねよしさん「気合いが入らなくなるのってどうやって切り抜けていくのですか?」
(場内笑)

と請うようにオオニシさんの方を向く。

オオニシさん「だから……気合い入れれば?」
さねよしさん「あ、そうか……フッ!!」
(場内爆笑)
さねよしさん「ありがとうございました」
(場内拍手)

アンコール2   イーハトーヴ

   そしてそんな明るい雰囲気とはうってかわってシリアスで寂しげな伴奏。サードアルバムCD「手足」収録曲。お、あんまりアルバムとアレンジがかわらないな、って思っていたら、間奏で言葉にしていない歌声入れたり、切ない感じが増している。
   曲終了、大拍手

さねよしさん「ありがとうございました。スプリング隊でございました」


〜そして退場〜
   会場には「もうアンコールはないですよ」って感じでBGMが流れる。良原さんから観客全員に今回のライブのアンケートを書いてくれる促されたけど(おまけに筆記用具くばってた)、清岡は地元の終バスの時間が迫っていたので、ドリンクとチキン豆カレーの代金を払ってさっさと帰ってしまった。

   「はちみつレーベル」のカウンターがおそらくアクセス解析付きなので、逆に辿ってこられる可能性はあるから、このレポをアンケートの代わりとします(と感想のみだから代わりになってないか・汗)。

   しかし、今回、好きな席でゆったり座れて良い感じだったんだけど、逆にペイできたんだろうか、と余計な心配をしてしまう。「拾得」でも「磔磔」でもまた京都に来てほしいな、と強く願っている。






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