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「守りぬいて」/「水華庵」
040711
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   小説「守りぬいて」は他サイト「水天宮」に掲載されています。サイト内の掲載場所などの小説情報は、「●掲載小説」をご覧ください。またこのサイト紹介文は<<「しらないひと」/「水華庵」と同じです。

●サイト紹介
サイト名水華庵
バナー 水華庵
管理人しまみお様
URLhttp://www2.ucatv.ne.jp/~shimamio.moon/
分類三国志/小説/呉中心(魏や西涼が少々)
発足2001年6月16日(水天宮)
→小説関連で独立
2003年12月1日(水華庵)
(※2004年2月24日追記。元々、「水天宮」というサイトで「書見の間」と 「『三国志ファンに100の質問』の間」などがあったが、「水天宮」に後者が残り、前者など小説関連のサイトとして新たに「水華庵」が発足した(<<参照)。下の紹介文は旧「水天宮」の説明である。)

   サイトのメインはやはり「書見の間」と 「『三国志ファンに100の質問』の間」であろう。
   「書見の間」に管理人様による短めの三国志小説が数作品、展示されている。小説に登場する人物は主に呉の人物で後は魏の人物といった構成。多くの方は三国志というと血なまぐさい戦乱のイメージがあるかもしれないけど、これらの小説は人と人との繋がりを暖かく見守っているようで心地よい。
   「三国志ファンに100の質問」は一時期ブームだった「100の質問」の三国志系。つまり、三国志に関する質問が100個あって、それに回答することで、回答者の三国志観を表現できるという仕組み。サイトではそれら100の質問を提供していて、回答集まである。

小説名守りぬいて
作中年月光和七年(西暦一八四年)三月〜
作中場所徐州、下ひ國下ひ県→豫州潁川郡〜
主な登場人物兪伯海、孫文台、呉江姫、朱公偉
主人公兪伯海(客観描写)
本編紹介賊徒が京師(みやこ)に攻め上ると聞きつけた、兪伯海一七歳。遠い親戚の孫文台を訪ね、その頼りで討伐に参加し名をあげようとするが…
執筆年月〜2001年7月
Web公開年月2002年1月7日〜
掲載場所上記サイトの→「Presents」
主要題材三國志卷四十六呉書一孫破虜討逆傳弟一、三國志卷五十一呉書六宗室傳第六など
●作品についてのコメント
   21世紀に入ってから「馬上の少年」、「京師まで三千八百里」と孫氏三代シリーズを仕上げていって、第三弾として何か取りかかろうとしていた。前二作が孫文台主役で続き物だったから、このまま文台主役で通そうと思っていた。だけど、ちょいと違う時代も書いてみたかったので、この案は先送りにした。そこで出てきたのが「黄巾の乱」(西暦184年〜)の時代。それ以前、「佐軍司馬・孫文台」というタイトルで小説を書きかけのままにしておいたのを思い出していた。「佐軍司馬・孫文台」を書いていた時点では、資料として「三国志   世界古典文学全集第24巻」(筑摩書房)ぐらいしかなかったけど、その時点で後漢紀や後漢書などがあって時代背景となる「黄巾の乱」をある程度、把握できそうだった。
   ある程度、把握して「佐軍司馬・孫文台」の続きを書いても、主役が「佐軍司馬」という軍の役職を与えられた「孫文台」だから、単なる戦記物になってしまいそうで何らかのテーマを込められないと思った。そこで主役を軍の幹部の孫文台じゃなくて、初めは軍に全然、関係のない人物を選んだ。それが兪伯海。史書でははっきりしないけど、故郷から軍に関係する孫文台のところへ出てきたという設定にして、そこから主役と集団との関わりがどう変わっていくとか、主役がどう成長するとかを描きたいと思い始めてきた。
   書き始めた頃は「黄巾の乱」自体、あまり知らずに、調べては書いて、ということが多々あった。ちょうど内情を知らない(という設定の)兪伯海と一緒になって「黄巾の乱」を官軍側から知っていくという書き方になり、知識欲が満たされていくようで楽しく書けた。知らないで書き始めたものだからストーリーも特に決まっておらず、書きながら決めていた。書いていくうちにその時期の様々な人物の魅力に気付き、やがてそれを主眼に書くようになっていた。
   今では調べ終わっているのから書くようになってしまったんだけど、こういう書き方もスリルがあり荒削りな勢いもあって良いのかもしれない。

   そうそう、この小説は特にどこかのサイトに載せるとか考えずに書いていて、しばらく手元で眠っていたんだけど、サイト「水天宮」が0.5周年だったので、良い機会だと思い差し上げた。

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