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関プチ4レポ「04.劉備くんプチ特集」
030914
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   もうイタリア料理のランチのメニューが出終わり、食後のコーヒーも飲み終わっているころだった。
   清岡曹洪さんは店の外側に面していて気づかなかったんだけど、後で亜朗さんから聞いた話によると、店内は繁盛していたようで、どうも、のんびりとおしゃべりしている雰囲気ではなかったとのこと。

夏侯恵さん「次にうつります?」

という一言がきっかけで、その料理店をでて、次の会場に向かうことになる。

   道中、いろいろ話していたんだけど、その中でお一つ紹介。
   清岡はノートPCを持ち歩いているんだけど、それを曹洪さんに見せつつ、一言。

清岡「これがVAIOだったら陳宮さんなんですけどね」
曹洪さん「あぁぁ……見てくれてはるんですか?」
清岡「もちろんです♪」1)

   なぜ、VAIOだったら、陳宮なんだ?   と、これを読んでいる人は疑問に思うでしょう。
   これには元ネタがあって、ここで言っているのは、曹洪さんが描いてネット上で発表しているマンガ「三国志漫画劉備くん」の登場人物、陳宮のこと2)
   こういった感じで、今回の関プチでは結構、「三国志漫画劉備くん」にまつわる話が出ていたので、今回のレポではそれをまとめてみることにする3)
   あと、これ以降、「これは『三国志漫画劉備くん』の登場人物のことを言っているんだよ」ってことを示すために、人物名をこの色で書くことにする。

   あ、「三国志漫画劉備くん」を読みたいって方は下の、バナーから辿ってください。曹洪さんのサイトです。ここにVAIOを巧みに使う陳宮さんが出てきます。マルチウィンドウで今回のレポを見ると効果的でございます!
曹洪の三国志

   さて、そんな話をしつつ、次の会場へ到着(外は暑いんで、もちろん地下をとおって)
   次の会場は喫茶店。近代中国の雰囲気漂う素敵なところ。
   店内では、梅乃もずくさんが関プチ3で歌っていたエンヤさんの「Wild child」が流れている4)。そんな曲がかなりマッチしている良い空間。

   席に案内され、さっきのイタリア料理店と同じ配置で席につく。そう、こんな感じ。


席順


亜朗さん曹洪さん

夏侯恵さん清岡



   まずは何を頼もうかと、皆でメニューをみてみる。
   みなさん、飲み物やら、デザートやら注文する。ここのはどの品も少しひねっていてメニューをみるだけで楽しそうなのだ。
   あ、私は「杏仁豆腐パフェ」を頼みましたよ。

   さっきのお店はイタリア料理とあって、ナイフやらフォークやらお皿やら食器がお店のテーブルにおいてあったんだけど、今度は注文したもの以外、何もおいてなくてすっきりした感じ。これならネタとなる本も置きやすい。
   清岡はノートPCをテーブルの上に置いていると

曹洪さん「デスクトップ、家にあるんですか?」
清岡「いや、ないです。これだけ(ノートPCだけ)です」
夏侯恵さん「曹洪さん(のPC)、VAIOですよね」
清岡「あ、VAIOですか?」
曹洪さん「えぇ」
清岡「やっぱり……これで違うかったらどうしようと…」

   やっぱり、マンガの作者だったら、自分が使っている愛機(ノートPC)と同じ機種を作中に登場させるんだな、と清岡は勝手に納得してたんだけど…

曹洪さん「あのー…デスクトップです」

   ということでちょっと違う。おまけに、

曹洪さん「陳宮がサイトで初めて出たときは(自分のパソコンが)VAIOじゃなかったんですよ」

ということでさらに謎が深まる。じゃ、VAIOの前は何のPCを使ってたかというと、「三菱アプリコット」(確か、こう言ってたような…)とのこと。私はこのPCについてまったく知らなかったんだけど、夏侯恵さんが知っていたようで、お二人でこのPCの話で盛り上がることに(笑)
   そのPCを曹洪さんが買い換えるときに、次は何のパソコンにするのかなって話題になったらしい(清岡注:いや、かなりうろ覚えなんで間違っているかも

曹洪さん「…で、正解を   ってことになって、陳宮のために一応、VAIOにするんじゃないでしょうか、ってことに」
清岡逆!
夏侯恵さん「逆だったんですねぇ」
(一同、笑)
清岡「(ここで)意外な裏話を聞いていいのかなぁ(笑)」

ということで、作者の使っている物をマンガに登場させるんじゃなくて、実はその逆で、マンガに登場していた物を作者が買うってことになったそうな。驚きの事実!

   話題は曹洪さんの出している同人誌の話にうつる。もちろん、これも「劉備くん5)

曹洪さん「今、出している本(同人誌)ってのはネットに載ってたのを……」
清岡「(サイトからの)再録本ってやつですか」
曹洪さん「そうそう」

   再録本ってのはサイトで連載しているマンガを再録した同人誌ってこと(そのままやなぁ)。基本的に今まで曹洪さんの出していた同人誌ってのは、ネット上にある「三国志漫画劉備くん」を本にしたやつなんだけど…

清岡「でも…なんか…あの……例えば、今回、(出る同人誌)だったら……あの、文台さんの海賊退治、みたいな(書き下ろしがあるから)……楽しみにしてるんですよ♪」
清岡「やっぱり、あの……火に関しては不始末が多いかな……って楽しみにしてるんですよ」6)

   それに、本になると、ネットより手軽に読めて良い感じ♪   なんて清岡は思っている。

曹洪さん「まぁ秋ごろに出すのは……その…(サイトからの再録本ではなく)外伝を出せればいいかなぁと思って…」

   と、さらっと、曹洪さんから重大発表が!
   あ、でも、ここで言っているのは、あくまでも構想でしょうから、確定情報では決してありません。そのため、曹洪さんに時期とか内容とか問い合わせしないでくださいね(以下、同じ)

夏侯恵さん「外伝…全部、オリジナルで…オリジナルというか、今までネットに載ってたやつじゃないやつで、というのは、楽しみ♪   ですね」

   それでどんな外伝になるか、その構想が曹洪さんの口から語られる(しつこいようだけど、問い合わせ厳禁)。

曹洪さん「あの〜、黄巾の乱であの、孔融太史慈の力を借りて…7)
清岡「あー(太史慈がその時に)出てきますねー」
曹洪さん「あれを漫画化したいのと、曹操袁紹の花嫁泥棒?8)   とかを漫画化して」
清岡「でも、あの袁紹曹操の花嫁泥棒って想像つかない!(笑)」
夏侯恵さん「あの、袁ちゃんが!(笑)」

   どちらもマンガ化されたら、とても面白そう♪   曹洪さんのマンガですでに出てきている、太史慈袁紹がそんなエピソードにでてくるなんて!

   と、何だか、曹洪さんを中心に夏侯恵さんや清岡の三人で話しているようだけど、実は亜朗さん、「三国志漫画劉備くん」を読んだことがないのだ。
   じゃ、話についていけない、って思うのは早計。清岡夏侯恵さんもそのときネットにつなげられるノートPCを持っていたのだ。
   というわけで、未読の亜朗さんにむけて、夏侯恵さんがノートPCをだす。ネットでみれる♪
   まるで引き込まれるように読み続ける亜朗さん。一緒に読む夏侯恵さん。何度も笑い声がこちらの席へ飛んでくる。

   しばらくすると、曹洪さんからネタが一つ、飛び出る。

曹洪さん「うちの孔明、女の子じゃないですか……それで、先にうちのマンガを見た人が『孔明実は男だったんですね』とか言って」
(一同、笑)
清岡、「それはそれで面白いですね!(笑)」
夏侯恵さん「曹洪さんのマンガ、先に読んでいたら、絶対、周瑜、虚無僧っておもうんでしょうね(笑)9)
清岡魯粛嬢、魯粛嬢……あのポエム、微妙に奥がふかいですね(笑)10)
亜朗さん「あのキャラ設定、どっからわいてくるんだろう(笑)」
清岡「また、あれで同盟、できてるってすごいですね」

   と、曹洪さんのネタから話が膨らんで、どんどん、「三国志漫画劉備くん」話で盛り上がる。曹洪さんがひとつひとつ優しく相づちをうってくれるのが良い雰囲気なのかも。
   あ、清岡が最後に言っているのは「三国志漫画劉備くん同盟11)」のこと。ウェブのマンガの同盟ができるなんて、ビックリ。
   夏侯恵さんのノートPCで結構、読み進めていた亜朗さんから賞賛のお言葉。

亜朗さん「それに違うなら、いっそあれぐらい違った方が(「劉備くん」のこと)、ギャグとして笑えますね。微妙に違われると、わざとなのか間違っているのかわからないけど、あそこまで違うとそういう設定なのかと納得する」

と笑いをこぼしながらの発言。えー、亜朗さん、はまっている。
   清岡も負けじと……かどうか覚えてないけど、語り出す。

清岡「私は呂布の最期が気になったんですよ……このかわいい呂布はどうなるんだろうって……普通に死んだらイヤやなぁって……(呂布の最期のシーンを見て)なんか納得できました♪12)
清岡「なんか、はじめ、呂布ってちょっとあの……かわいらしくなかった……ていうか、怖いキャラで、だんだんとかわいらしくなってきたというか…」

なんて、呂布の最期のシーンをからめながら、話していると、

曹洪さん「ちょっとだけシリアス……シリアス、苦手なんですよ」

とのこと。
   いえいえ、苦手だなんて思いませんでしたよ、呂布の最期のシーンは、清岡、感動いたしました、と口に出せないまでも思ってしまう。

夏侯恵さん「微妙に夏侯淵って最強ですよね」
清岡「はははははぁ、あ、○○(←ネタバレなので伏せ字)、倒したのも!(夏侯淵ですしね)」
夏侯恵さん「パパ上(夏侯恵の父だから夏侯淵のこと)、活躍して、すごい嬉しい♪」

   話が変わって、三国志の創作の話。
   小説でもマンガでも、作っている人が好きな三国志の人物はその作中でひいきされるって話になって…

夏侯恵さん「曹洪さんって(三国志では)関羽ファンですよね」
曹洪さん「そうですね」
清岡「普通、好きっていうと(作中で)美形化してしまうんですけど…………(関羽を)美形化してる!13)
(一同、笑)
亜朗さん「方向性が違う!(笑)   なんか、真面目なキャラになってそうなのに……」
清岡「あれ、かなり真面目に美を追い続けてますよ!
(一同、笑)

と、オチもついたことなので、「三国志漫画劉備くん」特集はこのへんで終了。
   いやはや、作者を交えてのトーク。貴重な体験をしました♪   少人数オフ会の良いところ♪


>>関プチ4レポ05(更新予定なし)




1)   曹洪さんと清岡との道中の会話。実はこれ、イタリア料理店→喫茶店の道中じゃなくて、集合場所→イタリア料理店での会話。劉備くん特集のレポのため、ここに配置する。しかし、うち解けた中でこんな話をふったんじゃなくて、まだ初対面から数分しか経ってないときにこんな話をふるなんて、清岡さん、飛ばしすぎ(笑)
2)   陳宮のこと。えーと、このレポでは「三国志漫画劉備くん」の話に基づいて話していて、いちいち曹洪さんのサイトへリンクするのはごちゃごちゃするので、これ以降の脚注は、「三国志漫画劉備くん」の話数とタイトルだけ示す。で、陳宮のことだけど、彼が初登場したのは「第12話 エリート軍師・陳宮」。このときからノートPCをもっているんだけど、その機種はまだ不明。多分、「第32話 激突!呂布と曹操」あたりから明記されている。じゃ「第27話 陳宮の長いお別れ」までのノートPCは別機種なのかなぁ。ちなみに清岡のノートPCはどちらかというと初期のノートPCに似ている。そういや、今、曹洪さんのパソコン(イラストには「VAIO」って書いてある・笑)、修理に出しているということだけど、大丈夫かな(2003年9月14日現在)。
3)   まとめる。本編では喫茶店にうちってからの話のように書いてるけど、実は半分ぐらい、イタリア料理店での会話。こちらの方が読みやすいかな、と思ってまとめてみる。
4)   「Wild child」。梅乃もずくさんが関プチ3で歌うまで、こういうタイトルだってことを清岡は知らなかった。    そういえば、丸ノ内の喫茶店でもこの曲、かかっていたな……もしかして、喫茶店御用達定番ソング? よくみたら、リンク先の私のページ、日本、意味不明(汗)
5)   これも「劉備くん」。曹洪さんのサイトにある同人活動のコーナー参照。同人誌の方は2巻まで出ている(2003年9月14日現在)。
6)   清岡の言葉。これは2003年7月27日時点の清岡の想像なので、実際の同人誌はどうかわからない。機会があればその目でお確かめくださいませ。
7)   孔融太史慈の力を借りて。「融欲告急平原相劉備、城中人無由得出、慈自請求行」(三国志呉書の太史慈伝のところより)のあたりかな。よくみると、このエピソードって太史慈劉備のところにいくやつだ。関プチ4のときは気づかなかったんだけど、あのラブリー太ちゃん劉備が会う話だとすると、とても楽しみ♪ ちなみに太史慈は「第38話 孫策の快進撃」で初登場。
8)   曹操袁紹の花嫁泥棒。「紹有姿貌威容、能折節下士、士多附之、太祖少與交焉。」(三国志魏書の袁紹伝のところより)で曹操(太祖)と若いとき、交友があったことがわかる。そういえば、このエピソード、出典、なんだっけ? 「世説新語」か何かだっけ? 
9)   周瑜、虚無僧。えーと、周瑜が初登場したのは「第25話 バイバイ、ジェントルメン」。従来のイメージから考えると、どんな美形が登場するのかと思いきや、そう来たのはビックリした。意表突かれまくり。
10)   魯粛嬢。初登場は「第33話 魯家の一人娘」。ポエムっぽくなっているのは「第48話 孫策、厳白虎と王朗を攻める」ぐらいからかな。
11)   三国志漫画劉備くん同盟白羽鳥さんが管理人のサイト。下のリンクから辿って見てみるとが手っ取り早い。    白羽鳥さんとは面識ないんだけど、関プチ1〜2の主催をやっておられた夢遊さんが昔、このお方の同人誌で曹操が小さくなる話に感銘を受けて、その場にあった同人誌を全種類、買ったという話を思い出した。
   それから「三国志漫画劉備くん」関連の話題。「曹洪の三国志超好き隊(仮)」(下記リンク参照)というサイトを見かけた。曹洪さん以外のお方の「劉備くん」同人誌も見てみたい気がする…
12)   呂布の最期のシーン。「第60話 呂布の最期 〜前編〜」からのお話。感動〜。呂布の初登場「第10話 呂布の正体」から比べてみるとキャラが成長している感がある。
13)   関羽美形化。「第2話 劉備くんとヒゲ」の初登場からですかね(笑)
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