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☆経過報告☆
私が読んだ本ってのが私が読んだ時点ですでに絶版っていうのがたちが悪いです…
図書館の他の本で確認せねば。
昨日からネットで調べまくってるんですけど(おかげでまだ歴史小説検索に登録してないです)、火が風上に燃え広がりやすいモデルなんて、ないですね。
あ、パーコレーションモデルはこんな感じです。
スタートの段階は、小学生でも理解できそうな至って単純なモデル。
(ただ、全体の確率とか入ってくると途端にむずかしくなります・汗)
http://kossi.physics.hmc.edu/courses/p117/Project/1998/Fires/AppPage.htm
隣の木があれば、燃え移り、風があれば、その確率が変わってくるというだけです。
あと、これを市街地の火災に応用したってのがどこぞやの修士論文に載ってます。
あ、3メガ近くあるので、ダウンロードしなくてもいいですよ。
http://www.sie.tsukuba.ac.jp/H13syuron/005297.pdf
橋さんの研究のところに風による違いが書いてます。
共に風下が燃え広がりやすいように設定されてます。
(そして共に無断リンク・汗)
と、前置きはここまでで話戻します。
▼介子嘉さん:
> 清岡さんと皇甫嵩の火計との間にそんな因縁が…(^^;)
> そうなんですよね。三国志以前になると、『左傳』をひっくり返しても、有力な火計利用は出ていませんでした。
ははは、上のように因縁再発です。
いよいよ、小説書き直しのときが近づいて参りました(爆)
あと、火計には煙を使うってのもあるんでしょうね。
> と言って、私が今回赤壁考察組んで、一番問題になったのも風向きと火の広がり方でした。
> 清岡さんとチャットで話しをしたときに、やっぱり「赤壁では風上から火をつけているけれども、危険ではなかったのか?」という話になったことがあったではありませんか。
あー、そのチャットは失礼ながら、覚えてないですけど、確かにそうですね。
介さんのレジュメに書いているように、火攻め+通常攻撃だと、危ないですね。
それを白兵戦でやっている孫策(from江表伝)って一体…
> 火計に関しては、その場所の特性もあるのではないかと考えます。
えーと、前回、私が書いたのは地上のこと、中心です。
(なんせ、因縁があるのでそちら中心になってしまいます・汗)
赤壁の役とか、水上戦は、もともと隣接する可燃物(船)がない状態なので(もちろん、三国演義第四十七回よろしく、連環計ってのはここでは考えてないです・笑)、まず火を隣の可燃物(船)につけなければなりません。
だから、船を隣の船に当てる意味でも、あと、介さんのおっしゃるとおり炎をつける意味でも、風下へ燃え広がりやすいと思いますよ。
そして、因縁の陸のお話。
たいてい、可燃物(草木)が隣り合っている状態。
私が読んだ本(講○社ブルーバッ○ス)で、変に納得してしまったのが(その本では、さも常識のように書いてあったので、特に理由は書いてなかった)、次のように解釈したからです。
C + O2 → CO2
もしくは
2C + O2 → 2CO
言い換えると
木の大部分 + 風上の気体の一部(酸素) → 風下の気体の一部(二酸化炭素&一酸化炭素、あと煙)
ということで、風下にも酸素はあるんだろうけど、風上で燃えている草木により薄くなり、さらに燃えている草木から出る気体が濃くなる影響(煙は厳密にいうと、気体じゃないかな)で、燃えにくくなっている、だから、自然と火は風上へ風上へと燃え広がる、と解釈しました(もちろん風量により変わってくるでしょうが)
でも、燃えている草木の風下にでも、燃えるのに充分な酸素があれば、この解釈は考えすぎってことになります(この線が濃厚っぽい)
↑うー、この線だと私が読んだ本はかなり罪作りってことに(汗)
> …今度いっしょに火計の実験やりましょう…。私も加担します!長江で萱を積んだ舟を燃やす!!(←そこまで言ってない)
じゃ、その次は私と一緒に旧暦の五月の風の強い日に、長社(現、長葛)で火計実験をしましょう(オイ)
>※一番近い記録ですと、東京大空襲のときにB29によって投下された焼夷弾は風で流されて、風上の家屋は燃えずに無事であったという記録があります。
えー、ネットで市街地火災の経過とか載っていますが、それを見ると、風下に燃え広がってますね。
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