ウイグル無頼 完全版(2010年9月13日発行)

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 2022年5月3日火曜日、前の記事、前日から連日で神戸のブックカフェCha-ngokushi(ちゃんごくし)を訪れる。

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 12時31分、横山光輝『ウイグル無頼 完全版』(小学館2010年9月13日発行)を見かける。いや、帯に下記に引用するように「三国志」という単語が出ていたけど、記事にするほどではないプチネタかな、と思っていた。史劇で言えば「三国志」の同誌でその前に連載されていた「水滸伝」があるしな、と思いつつ。あと原作付きの「戦国獅子伝」。

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━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
不朽の名作「三国志」に
同時期に描かれた
横山史劇の隠れた異色作!
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  


 「ウイグル無頼」の方は同じく小学館の『ビッグコミックオリジナル』1972年7月20日(号?)から1973年2月20日まで連載で、その後に載る「刺客伝」は秋田書店の『週刊少年チャンピオン』1974年12月25日増刊号に掲載とのこと。「ウイグル無頼」は一話完結で読みやすい、大人向け、という感想を抱いたものの、大きなストーリーは進行していて読ませていく。後日、この店に来たときにも読み進めていた。
 まず気になったのが、pp.145-180「第5話 人狩り」とpp.181-216「第6話 北の戦士」。第5話あたりから連続した話になっていて。第5話で国ぐるみの人狩りにあい、そこを脱出し、第6話で復讐に国ごと乗っ取ろうと帰ってくるのだけど、第5話と第6話とではその国の兜のデザインが違う。前者が水牛みたいな角の入ったので、後者が「三国志」と同じもの。やはり前の関連記事同様、やはりこういうところに目が行ってしまうね。巻末のpp.330-335マンガ研究家 中野晴行「シルクロードを舞台に描くウイグル帝国滅亡史」 だ。中野先生といえば中野晴行『マンガ産業論』(筑摩書房2004年7月)でマンガ学ではおなじみの方。

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 それを読むと、冒頭の節は「日中国交正常化の年にスタート」として「ウイグル無頼」の連載時の作品背景説明をイントロに。「三国志」はもちろんのこと「戦国獅子伝」、それと1973年の「長征」も。中国大河歴史ロマンシリーズが本格的に指導した時期、としつつ、次の次の段落では先行する「横光水滸伝」の話を出してきた(それが成功しての三作品と)。p.331ではおなじみ『まんが劇画ゼミ』から引いていた。

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 日常の記述に戻って大型連休中だからか、お店では結構来客があって、賑やか。14時51分、三国志ニュースの記事「リンク:「あああ才能がほしい」と叫んだ話(note佐藤ひろお|三国志研究中2022年4月2日)」アップ。三国志ニュースの記事「魏晋の対呉・蜀前線における都督区の細分化と軍事戦略との関係(集刊東洋学2022年1月)」を書く、17時11分アップ。帰宅。21時から下記のoftunLAB関連のコラボのライブ配信を見る。勉強ものは盛り上がらない印象だったけど、盛り上がって面白かった。2時間ぐらい?oftunLABのリスナー中心だったかな?

・【デザイン勉強】サムネデザイン研究会★イケてるサムネ作りたい!【コラボ】
https://youtu.be/LP7cN654SXE

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