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三国志学会 第十二回大会(2017年9月9日土曜日)
上記関連記事で触れた三国志学会第十二回大会で知ったこと。下記出版社サイトによると2017年9月に研文出版より小川陽一『明清のおみくじと社会 関帝霊籤の全訳』(研文選書127、ISBN978-4-87636-425-1)が2916円で発行したという。三国から離れる明清だけど「関帝」と三国にルーツをもつ文化。何より下記サイトの該当部分によると、「『関帝霊籤』全百籤(本)の現代語訳を附す。」とのことだし。関帝おみくじの100の結果全部の訳ね。
・<通販>研文出版(山本書店) - 中国図書専門 研文出版(神保町 山本書店出版部)
http://www.kenbunshuppan.com/
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光緒十年怡怡堂刊『関帝明聖真経』と斉有堂「霊験記」について(汲古 第84号2023年12月)
上記の出版社サイトから下記へ目次を引用する。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
まえがき
前篇 『関帝霊籤』とその世界
第一章 関帝廟と『関帝霊籤』
関帝廟の繁栄/『関帝霊籤』の人気/『関帝霊籤』の流布
第二章 明清小説の中の『関帝霊籤』
明清の小説と『関帝霊籤』/文言小説の場合/白話小説の場合/明清小説の中の『関帝霊籤』一覧表
第三章 『関帝霊籤』の歴史
霊籤各種/明清小説の中の霊籤/『関帝霊籤』の出現/『江東王霊籤』から『関帝霊籤』へ/非『江東王霊籤』系の『関帝霊籤』/韓州聖済廟霊跡碑
第四章 『関帝霊籤』流行の背景
関帝神崇拝の高まり/善書の流行/民間学校の教科書に『覚世経』/三国の抗争を描いた小説・講釈・戯曲・ことば遊びの流行
第五章 『関帝霊籤』の籤紙の体裁と内訳
『関帝霊籤』の引きかた/『関帝霊籤』の籤紙の体裁/籤詩と聖意の内訳/籤詩と『易経』/籤詩と善書/『関帝霊籤』の聖意一覧表
第六章 『関帝霊籤』と明清社会
訴訟の風習と明清社会/行人の辛苦と明清社会/嗣子願望と明清社会
終章に代えて
後篇 『関帝霊籤』全百籤の訳文
凡例/『関帝霊籤』の引き方/主な資料・文献/あとがき
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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