中国古典小説研究 第17号(2012年12月31日)

※関連記事 横山光輝『三国志』に見られる連環画の再構築(2013年7月6日)

上記関連記事で触れた要旨を書くに当たり、「上図下文」という用語を調べていると、下記関連記事に行き当たり(結局、要旨でこの用語は使わなかったが)、続けて下記サイトにアクセスする。

・中国古典小説研究会
http://sasa1.misc.hit-u.ac.jp/zgxy/

そうすると2012年12月31日に『中国古典小説研究』第17号が2000円で販売されたという。

※関連記事 中国古典小説研究 第16号(2011年12月21日)

この学会誌は以前、上記関連記事のように紹介した。この号で論文名を見た限り三国に関係するのはpp.19-34後藤裕也「「斬蔡陽」故事について──語り物を含めた白話文学研究へ」だ。つまり現在通行する『三国演義』毛宗崗本第二十八回「斬蔡陽兄弟釋疑、會古城主臣聚義」を連想させる論文名だ。また「語り物」とあるのは、下記関連記事で触れた同著者の研究書を連想させる。

※関連記事 語り物「三国志」の研究(2013年1月10日)


また前述のサイトによると、すでに終わったことなので記録のために書き、おまけに一般向けというより文学研究者向けの情報だろうが、2013年2月9日土曜日13:10開始で京都市下京区の京都キャンパスプラザ(コンソーシアム京都)6階、龍谷大学サテライト教室にて「中国古典小説研究会 関西例会」が開催され、その3番目の研究報告が、竹内真彦「通俗三国志の底本について」だった。その内容を前述のサイトから下記へ引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 小川環樹博士が指摘して以降、『通俗三国志』の底本は李卓吾批評本であるということが定説化している。しかし、「通俗三国志」のテキストを読み直すと、この「定説」には修正の餘地があるようにも思われる。そこで、その底本について、幾つかの仮説を提示し、『三国志演義』から『通俗三国志』へ至る翻訳作業について再検討してみたい。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※関連記事
 三国志学会 第七回大会(2012年9月8日土曜日)
 完訳 三国志(2011年3月16日-)

 個人的には『三国演義』李卓吾批評本→『通俗三国志』→吉川英治『三国志』→横山光輝『三国志』という脚本伝達があったという自覚的な大雑把な認識の下で、冒頭の要旨を書いたので、ここらへん拝聴しておきたかったところだね。

※追記 メモ:第19回三顧会 後夜(2013年8月14日)

※追記 三国志演義の世界を読み解く(2013年10月20日-2014年2月2日)

※追記 三国志を読む楽しみ(2013年10月6日)

※新規関連記事 中国古典小説研究の未来(2018年5月)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/2735