守屋洋先生と行く『三国志の旅』4泊5日(2011年11月4日-8日)

※関連記事 三国志フェス2011(2011年9月10日)

 上記関連記事で触れた2011年9月10日開催の「三国志フェス2011」での公式パンフレットに挟まれたチラシの一つに静鉄観光サービスのものがあって、それに幾つかの三国関連のツアーが組まれてあって、そのチラシにはないもののツアー会社のサイトを見ると「守屋洋先生と行く『三国志の旅』4泊5日」というツアーもあった。以下にそのリンクと共に箇条書きで各ツアーをまとめてみる。

・静鉄観光サービス SKYオレンジツアー
http://www.shizutetsukanko.com/

・三国志最大の激戦地 赤壁を訪ねる5日間 | 海外旅行 ツアー一覧|SKYオレンジツアー
http://www.shizutetsukanko.com/abroad/tour/post-194.php
 ※「三国志交流IN蘇州 その壱」と銘打たれる

2011年11月2日-6日 「旅行代金」169000円
11/3 魯粛墓・小喬墓、赤壁、赤壁大戦陳列館、翼江亭、拝風台、鳳雛庵等
11/4 黄鶴楼(上記ページより「周瑜が劉備暗殺を企てる名場面で有名な」だそうな)、蘇州市人民政府歓迎会(三国志交流パーティー)
11/5 北寺塔報恩寺(上記ページより「孫権建立の」)

・曹操・孫権・孔明の末裔を訪ねる5日間 | 海外旅行 ツアー一覧|SKYオレンジツアー
http://www.shizutetsukanko.com/abroad/tour/post-195.php
 ※「三国志交流IN蘇州 その二」と銘打たれる

2011年11月4日-8日 「旅行代金」153000円
11/4 北寺塔報恩寺(上記ページより「孫権建立の」)、蘇州市人民政府歓迎会
11/5 無錫三国城
11/6 龍門孫権故里、東図上村、諸葛八卦村
11/7 龍遊石窟

・呉の都・建業(南京)と鎮江探訪5日間 | 海外旅行 ツアー一覧|SKYオレンジツアー
http://www.shizutetsukanko.com/abroad/tour/post-196.php
 ※「三国志交流IN蘇州 その三」と銘打たれる

2011年11月2日-6日 「旅行代金」136000円
11/2 南京
11/3 南京の孫権墓、石頭城址壁等
11/4 伯先公園(上記ページより「孔明、周瑜 赤壁戦略会議の地」)、無錫三国城、蘇州市人民政府歓迎会
11/5 北寺塔報恩寺(上記ページより「孫権建立の」)

・禅宗五山と書聖王義之・蘭亭を訪ねる5日間 | 海外旅行 ツアー一覧|SKYオレンジツアー
http://www.shizutetsukanko.com/abroad/tour/post-197.php
 ※「三国志交流IN蘇州 特別編」と銘打たれる

2011年11月2日-6日 「旅行代金」129000円
11/4 蘇州市人民政府歓迎会
11/5 北寺塔報恩寺(上記ページより「孫権建立の」)

・守屋洋先生と行く『三国志の旅』4泊5日 | 海外旅行 ツアー一覧|SKYオレンジツアー
http://www.shizutetsukanko.com/abroad/tour/post-198.php

2011年11月4日-8日 「旅行代金」228000円
11/4 蘇州市人民政府歓迎会
11/5 守屋洋『三国志に学ぶビジネス講座』
11/6 龍門孫権故里、東図上村、諸葛八卦村
11/7 龍遊石窟

※関連記事 『三国志』正史に学ぶ生き残り術(2009年12月20日)


 これらのツアーで共通するのは蘇州でのホテルにパンパシフィック蘇州を利用することと、2011年11月4日夜に蘇州市人民政府歓迎会(三国志交流パーティー)が開催されるということで、それらが書かれたチラシを見た後、下記関連記事で触れたツアーを知った時、デジャブを感じた。

※関連記事 コスロケ&交流会 IN 杭州・蘇州(2011年11月3日-6日)

 上記関連記事のツアーでの詳しい日程を照合すると、2011年11月4日夜に蘇州市人民政府歓迎会(三国志交流パーティー)に参加する点やパンパシフィック蘇州を利用する点が共通している。
 チラシによると蘇州市人民政府歓迎会(三国志交流パーティー)は太湖国際会議センターで開催され、「ディナーと日中双方による表演(三国志の京劇、蘇州民族楽器演奏、書道など)をお楽しみ下さい」とのことだ。

・太湖国际会议中心
http://www.thgjhyzx.com/

 推測するに、つまりはパンパシフィック蘇州や蘇州市人民政府の観光誘致ありきで、それに静鉄観光サービスと名鉄観光が応じ、それぞれツアーを組んだってことだろうね。それにしても同じ東海地方ながら会社が違うと、片や伝統的なアプローチのツアーで、片やコスプレ文化に迎合する形のツアーと独自色が出ていて興味深い。こういう仕組みだともしかして「三国志ニュース」で未だ見付けていない三国ツアーがあるかもしれないね(一応、情報募集で)。
 余談ながら静鉄観光サービスのどれかのツアーでもしかすると、「コスロケ&交流会 IN 杭州・蘇州」でのコスプレが見れるかもしれない、って思って、日程を照合すると、「呉の都・建業(南京)と鎮江探訪5日間」の無錫三国城にて11月4日10時から数時間が日程が重なりそうで、その可能性があることはあるね。
 まあともかく蘇州市人民政府歓迎会(三国志交流パーティー)は蘇州の方に歓迎するのみならず、他のツアーに参加した日本の三国志ファンとの交流もできそうだ(その歓迎会だけに参加したい!ってオタク的発想は観光誘致の目的から逸脱するので、有り無しで言えば無しなんだろうね、きっと)。

 話を戻し、いくつかのツアーで訪れる無錫三国城については前述の関連記事か、下記サイトを参照のこと。

・中视传媒无锡影视基地
http://www.ctvwx.com/

 また11月6日の龍門孫権故里、東図上村、諸葛八卦村はまさしくNHK-BS2で2002年4月13日19:30-20:45に放送された番組『地球に好奇心 「三国志」の子孫をさがせ~中国・歴史ビジネス最前線~』で取材された観光地だね。10年近く前から考えると、それらが立派に観光地として活用されていて、第三者ながら何だか感慨深いものがある。

※関連記事 メモ:三国志とNHK

※追記 十大三国志ニュース2011 前編

※追記 三国志諸葛亮北伐の道と二つの杜甫草堂を訪ねる旅(2012年3月22日木曜日-30日金曜日)

※追記 第30回 春の古書大即売会(京都古書研究会2012年5月1日-5日)

※追記 賢人の中国古典(2013年6月26日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/2163