立命館大学の入試で司馬師鍾毓

※関連記事
 立命館大学の入試で三国志関連
 上智大学の入試で邪馬台国関連

 上記関連記事の続き。ちらほらと下記サイトで各私立大学の入試をチェックしている。三国関連で、細かいのだったら、いくつかあるんだけど、大きいものはなかなかない。

・大学入試速報2010 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://nyushi.yomiuri.co.jp/

 そんな折りに目に飛び込んできたのが以下の『世説新語』排調の記述。立命館大学の学部A(法学部・産業社会学部・国際関係学部・政策科学部・文学部・映像学部・経済学部・経営学部・スポーツ健康科学部・理工学部・情報理工学部・生命科学部・薬学部)(2月7日実施)分の世界史の冒頭(I)だ。

鍾毓為黄門郎、有機警、在景王坐燕飲。時陳群子玄伯・武周子元夏同在坐、共嘲毓。景王曰:「皋繇何如人?」對曰:「古之懿士。」顧謂玄伯・元夏曰:「君子周而不比、群而不黨。」


 もちろん世界史の問題なので、上のような漢文ではなく日本語訳となる(※関係ないけど「同在坐」を設問のように「同席」と訳すと変に思えてくる。君臣は同席しないと思うし)。本文中にある二人の父の名以外にも、鍾毓の父が鍾繇で景王の父が司馬懿ということで、この話の背景に避諱の習慣があるって設問の文の流れだ。

 もう一つは同じく立命館大学の文系A(法学部・産業社会学部・国際関係学部・政策科学部・文学部・映像学部・経済学部・経営学部・スポーツ健康科学部)・学部A(文学部・経済学部)(2月4日実施)の世界史のIの設問に曹操が出てくる。以下に引用。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
後漢末,この地を支配した曹操は,匈奴人を五部に分割し太原郡下の五県に分属させた。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※追記 同志社大学入試で三国志関連

※追記 立命館大学の入試で『三国志』巻三十魏書東夷伝

※追記 メモ:第20回三顧会 前夜祭(2014年5月3日)

※新規関連記事 京都大学の入試世界史B(2017年2月25日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/1580